5月病に気をつけましょう!

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こんにちは!
心理学客員研究員の原です。

今回は5月病について書いていきたいと思います。

5月病ってよく耳にしますよね。
新社会人や新学期が始まってからようやく環境に慣れたと思ったらすぐにゴールデンウィークという連休に入り,4月を振り返り「結構大変な思いをしたな」と思って会社に出社しなくなったり,学校に行かなくなったりしてしまう。

今は,会社を辞めるなら代行会社に頼めば辞めることの連絡を入れてくれるし,学校も以前よりかは「行かなければならない」という風習がなくなってきたような気がします。支援級などが充実されてきていますからね。

私自身も5月病になりかけるときはこれまであったのですが,学校に行けることのありがたさや会社で働けることのありがたさを思うとすぐにやる気が戻ってきました。
けど,会社を辞めたり学校を退学する決意をする人も多くいると思います。私の周りにもそういう人はいました。

現代は,これまでの環境とは変わってきていると思います。例えば,会社では部下に対して上司が必要以上に気を遣わないとパワハラ,ブラックという言葉が出てきて部下の権利が強くなり,本当は我慢していかなければならなくても簡単に辞められたりできる。
学校も同じで児童・生徒・学生さんの権利が強くなり,何かあったら教員からパワハラや暴言を受けたとなりますものね。

けど,人間って社会的な存在であるからこそ学校に行ったり,会社で働くことにとても意義があると思います。だから少し辛くても,結構辛くても頑張って学校や会社に行ってもらいたいなという思いがあります。

心理学ではよく「役割」について研究が行われますが,社会的な存在の人がどのような役割を担うとどのような行動をするのか問われます。
実は,役割がなくなることが一番心理的に辛くて健康を損なうことが実証的に明らかにされています。
だから,少し辛いならもう少しその環境に身を置いてほしいですし,結構辛くてもあと本当に少しでいいので我慢してみてほしいです。
辛いことを乗り越えたらその役割が定着して心理的安定感が増します。
なので,5月病になっている人,なりそうな人は少しだけ,本当に少しだけ我慢して耐えてもらいたいです。

けど,本当に無理だなと思うときもあると思います。
そのときには将来どのような道ができるのかを確保した上で今の会社や学校を辞めてもいいのかなと思います。

心のバロメーターは人それぞれですからね(^^)
生きていることに価値がある。このことを忘れずに5月は生活を送ってほしいです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
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