「想い」を言葉にするとどうなるか

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コラム
人に聴いてもらううちに、自分の気持ちに気づくことってありますよね?
私はカウンセラーで、話を聴かせていただくことが仕事です。

いま気になっていることを教えてください。
そう言って、相手の話に耳を傾ける。

相手の話を、うんうんと頷きながら聴いて、
切りのいいところで、○○が○○で、○○って思われているんですね、と返したりする。
その時、そうそうって返事が返ってきたら、また先に話を進めてもらう。
でも、ん…と、なんか少し詰まったら、それはこちらが聴けていないというメッセージ。
あっ、ちょっと違いましたね。ごめんなさい。
どこが、どう違ったか、教えてくださいますか?と聞き直す。
あぁ、○○だから○○って思うんですね。これで合ってますか?
こんなふうに、丁寧に、相手に寄り添って聴いていく。

こんな会話を続けていくうちに、相手の本音にたどり着いたりするんです。
そっかー。私、○○したかったんだ!
なのに、あの人がしてくれないからなんて、人のせいにしちゃってたね。
そんな気づきが起こったりする。

○○したかったんですね。
それは、すぐにできそうですか?
いや、それがねー。
なにか、できないわけがありそうですね。
でも、そうしたいから、今日こうやってご相談に来られたんですよね。
じゃあ一緒に、そのできる方法を探ってみましょうか…。

私の修めるヘルスカウンセリングには「気持ちの明確化」という1つのカウンセリング技法があります。
相手の話の中は、出来事と気持ちがごちゃまぜになっていますし、どうでもいいことも少なくないです。
注目すべきは「気持ち」の方で、○○だったから○○って思う。

たとえば、

今日は雲1つない晴天で、太陽がジリジリと照りつけ、風も吹かないからとても暑くて、駅から家に帰る、そのたった10分が死にそうだった。
喉もカラカラで、途中コンビニに寄ろうかとも思ったんだけど、気づいたら家にお財布を忘れてて、PayPayの残高も50円ちょっとしかなかったの。
最近値上がり激しいじゃない。これじゃなにも飲めないの。悔しかったなー。

こんなふうな訴えに、あなたはどう返すだろう…。

だからいつも言ってるじゃない。忘れ物はないか、でかける前によく確認するのよって。
これ、アウト!ですね。
まったく共感できてない。でも、ありがちな返しだと思いませんか?

この訴え、
暑くて死にそうになった「想い」に、共感してほしいんだと私は思うんです。

だから、
暑くて死にそうだったんだね。帰りなにも飲めなくて、悔しかったねー。
そう言っておいて、
財布忘れちゃったんだね。PayPay残高も足りなかったんだ。
ホント凄い物価高だもんね。散々だったねー。
なんて加えてあげたら、
もしかすると、「悔しかった」想いを二度と味合わないで済むように、
これからは出かける前に必ず忘れ物がないかチェックするわってなるかもしれません。
だって、チェックしなかったから喉が渇いて死にそうなのに、なにも飲めなかったんですから。
自分に不甲斐ない気持ちに気づくと、こんな感じになりますよね。

さらにダメ押しするなら、
出かける前にチェックするのね。どんな感じでやるのかなぁ。
と、具体的に、そのチェックをイメージさせてみることで、確実に行動変容に繋げられるかもしれません。

「思い」が、論理的・主観的な気持ちや考えであるのに対し、
「想い」とは、頭で理性的に構築された考えというより、無意識のうちに浮かびあがってくる主観的なイメージを指します。
この「想い」が、具体的な言葉になり、それに共感されると、人には気づきが起きるんですね。

自覚できたら、変えられる!


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