「心と体の健康入門②」~「ストレス・フリー」から「自然治癒力」増強へ~

記事
学び
(1)「ストレス」は万病の元、「ストレス・フリー」は自然治癒力の元
②「医療革命」とも言うべき「精神神経免疫学」の到達点

「幸福感」~毎日を幸福だと感じて生きている人は、大きなストレス受けたとしても、ほどよい刺激と感じることが出来ます。「幸福感」を持つことができる人に共通する特徴は、「自分自身が好きである」「主体的に生きているという感じが持てている」「楽観的である」「外交的である」などとされています。

「精神神経免疫学」(Psychoneuroimmunology、PNI)~脳、行動、免疫系の相互作用を研究する精神神経医学、心身医学の一分野です。この言葉はRobert AderとNicholas Cohenにより、1975年にロチェスター大学で初めて用いられました。「プラシーボ効果」や「心身症」、「精神腫瘍学」などがこの分野に含まれます。「ストレス」や「心理状態」が身体に与える刺激が「精神」(心)から「神経系」や「免疫系」にも影響し、それが複雑に関与して健康維持や発病、病気の回復に関係している事実が研究され、心と脳や神経経路、さらに内分泌系や免疫が密接に連関し、身体を外敵から守って、良好な状態に維持しようとするシステムがあることが分かってきました。経験的に「病は気から」「風邪をひくのは精神がたるんでいるからだ」「驚異的な精神力で病気に打ち勝った」と言われて来たのに対し、「精神神経免疫学」は心(心理状態)が種々の疾患の発病や、治癒過程に密接に関連していることを科学的に解明しつつあります。つまり、ウイルスや細菌などの外的な要因が加わった時やがんが発病してしまった場合でも、心の状態が実際に発病や回復に大きく影響している可能性があるということです。あるいはストレスが多い場合には暴飲暴食やタバコの吸いすぎなど不摂生な生活をしやすく、長い間に肥満や高血圧を引き起こし、最後には心臓病・肝臓病やがんになりやすいと言えます。

「プラシーボ効果」(プラセボ効果)~有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボ)によって、症状の改善や副作用の出現が見られることです。偽薬効果とも言われ、暗示や自然治癒力などが背景にあると考えられています。

「心身症」~身体疾患のうち、発症や経過に心理社会的ストレスの影響で機能的(器質的)な障害を伴った疾患群です。

「精神腫瘍学」(Psycho-Oncology、サイコオンコロジー)~「心」の研究をおこなう精神医学・心理学(サイコロジー、Psychology)と「がん」の研究をする腫瘍学(オンコロジー、Oncology)を組み合わせた造語で、がん医療における「心」を専門とする活動です。
 例えば、がん患者は闘病に際して、次のような6Dと言われるストレスと直面するとされます。
(1)死の恐怖(Death)
(2)医療者への依存(Dependency)
(3)人生目標の中断(Disability)
(4)人間関係の途絶(Disruption)
(5)容姿の変貌(Disfigurement)
(6)倦怠、痛み、臭いなどの不快感(Discomfort)
 さらに、がん患者で医療的介入が必要な精神心理的負担の状態を呈する者は約半数おり、その内訳は、適応障害(不安など)、抑うつ、せん妄が3大症状であることが分かっています。そして、厚生労働省「がん社会学」に関する合同研究班報告書によると、以下の5項目ががん体験者の悩みや負担の上位5つであるとされ、多種多様な心身両面のストレス要因とそれによる全人的な苦痛・苦悩があることが分かります。
(1)がんの再発、転移の不安、将来への漠然とした不安などの心の問題
(2)がんの症状、がん治療の副作用や後遺症などの身体的苦痛
(3)家族・周囲の人の関係
(4)就労・経済的なこと
(5)生き方・生きがい・価値観
 これに対して、精神的な面を配慮した治療(心理療法)により身体の免疫力が活性化され、ホルモンのバランスなどが回復し、治療効果が期待できることなども分かってきました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら