こんにちは。
「心を守り、心を育てる」
心理カウンセラー・アドラー流メンタルトレーナー
の川井貴雄です。
日々の悩みや不安が少しでも軽くなればと、
月刊「こころ通信」を始めてみたいと思います。
対象は中高生向けですが、
これを読んで保護者様はじめ大人のみなさまにとっても
「心のお守り」にしていただけたら大変うれしいです。
新学期が始まりました!!
新しいクラス、
新しい仲間との出会いに、
ワクワクして期待していますか?
その一方で不安を感じている人もいるかもしれませんね。
新しい始まりに不安はあるのが自然です。
不安を感じている自分を責めたり、否定しなくて大丈夫ですよ。
🍀新学期の不安あるある「5選」🍀
「いこーよ総研」が行ったアンケート(2025.3)によりますと、
新学期の不安上位「5選」は次のようなものだったそうです。
[1位]担任の先生との相性
[2位]クラスメイトとの人間関係
[3位]友人との交友関係
[4位]勉強への不安
[5位]生活リズム(朝起きられるか等)
どうですか?
思い当たるモノはありましたか?
カウンセリングの現場でよく聴く困りと合致します。
新学期に抱える不安の種の多くは
「人間関係」が多いということがよくわかりますね。
社会人の方ですと、
職場の上司、同僚と置き換えると
同様の悩みの種となる方も多いかもしれませんね。
大切なことは「相手の関心に関心を持つ」
こころ通信4月号では、良好な人間関係のつくり方をいくつか紹介したいと思います。これからの学校生活などに活用してもらえたらうれしいです。
🍀良好な人間関係のつくり方「6選」🍀
1.笑顔であいさつをする。
2.ありがとうを伝える。
3.共通の話題を見つける。
4.一緒に何かに取り組む。
5.相手の良いところ探しをする。
6.相手の話に耳を傾けて聴く。
笑顔の交換、感謝の交換はセロトニン的幸福感が刺激され、
自分も相手も幸せを感じやすくなります。
とくに感謝を伝えるときに、
「〇〇さん、ありがとう」と名前を添えてあげると
心の距離がグッと近づきます。
また共通の話題で話ができると、
安心感・親近感・信頼感が高まりオキシトシン的幸福感で不安が和らぎます。もちろん共通の話題がなかなか見つからなくても大丈夫。
一緒に何かを取り組むことで、同じような効果が得られます。
取り組んだ後にハイタッチや「いいね!」の交換をすると、
話すことが苦手な人も安心して幸福感が高まりやすいですよ。
相手の「良いところ」探しもおススメです。
相手の良いところを見つけて受けて入れていくと、
あら不思議
自分の良いところにも目が行くようになり
「ありのままの自分にYES」と言えるようになっていきます。
最後は何といっても、相手の話に耳を傾けることです。
人は自分の話を聞いてもらうと、喜びを感じるだけでなく安心感を抱きます。これが良好な人間関係の土台になります。
つまり、
人の心は「あたえられたものをあたえられた分だけ返したくなる」んです。
人間関係がうまくいかない時は「情報不足」に陥っている?!
人間関係がうまくいかなくなる時って、
相手より自分を優先しているときが多くないですか?
「私が、私が」となっていて、
「どうしてわかってくれなの!?」みたいに心が苦しくなっていませんか?
これ、実は「順番が逆」になっているんです。
コミュニケーション不足は「情報不足」。
つまり、
「相手をわかろうとする」が先、
「自分をわかってもらえる」は後
なんです。
ですから、
すれ違いを防ぐためにも先の「6選」を活用して、
「相手を知る(理解する)」→「相手を受け入れる」
を意識してみてください。
相手が何を大切にしているか、何が好きか、という情報が集まるほど、不安や怖さは小さくなります。
🍀日常から使えるコミュニケーション術🍀
相手も自分も傷つかず、
良好な人間関係を築く今からすぐ使える方法を紹介したいと思います。
🌈「あいうえお」の法則🌈
[あ]相手の目を見て
[い]一生懸命に
[う]うなづいて
[え]笑顔で
[お]終わりまで真剣に聴く
聴くとは、耳と目と心で相手を受け入れることだよ。
🌈「すなお」の法則🌈
[す]すごい!
[な]なるほど!
[お]おもしろい!おしえて!
反応することで相手を喜ばせようね。
🌈「あいさつ」の法則🌈
[あ]明るく
[い]いつでも
[さ]先に(自分から)
[つ]続けて言葉を1つかける
(例:おはよう、今日もがんばろうね!)
自分から声をかける、それは安心と信頼のプレゼントだよ
それでも「不安」な人への「処方せん」
そうはいっても・・・
頭ではなんとなくわかるんだけど・・・
と不安を抱えている人もいるかもしれませんね。
最後に「不安との付き合い方」のヒントを紹介しておきたいと思います。
🍀不安への対処法「5選」🍀
1.不安な気持ちを否定しない
2.不安の正体を「書き出す」
3.不安を「数値」に置き換える
4.「もし、〇〇だったら(その時は)〇〇してみる」と予防線を
先に作っておく
5.信頼できる人に相談する。
不安な気持ちはあるのが自然。
それは脳の生命維持の働きだから。
ただただ
「私(私の脳)は、今不安だと感じているんだな」と認めてあげましょう。
そして、
不安の正体を「書き出して」見ましょう。
さらに「数字」に置き換えてみると、
思っている以上に冷静に不安を受け容れられたりします。
例えば・・・こんな感じ。
夜道を歩いていて、白く揺れる影を見てドキッとして怖くなった。
この時の不安(恐怖)を「8」
勇気を出して近づいてみたら・・・「ただの白いコンビニの袋」だった。
「な~んだ袋かよ、びっくりさせないでくれよ」みたいな感じです。
正体が分かったので不安は「2」
みたいな感じです。
そして、おススメは「もし〇〇だったら」と予防線を作っておくことです。
「もし、あいさつをしても返事がなかったら、
声が小さかったかもしれないから近づいてもう1回あいさつをしてみる」
「もし、仲間はずれされてしまったら、
その人とは縁が無かった(乗っている車両が違うんだ)と思って、
新しい友達をつくる」
「もし、自分だけでは解決できない問題が起こったら、
先生、家族など信頼できる人にSOSを出してみる」などです。
🍀今のあなたのままで、大丈夫🍀
それでも・・・しんどき時、苦しい時、つらい時は、
無理しなくていいんだよ。
ひとりで抱え込まなくていいんだよ。
ひとりで頑張らなくてもいいんだよ。
不安なままでも大丈夫。
心の風船が壊れてしまう前に、
家族、友人、先生、スクールカウンセラーなど
信頼できる人を頼ってもいいんだよ。
悩みを一人で抱え込まず、悩みを言葉にする。
誰かに受け止めてもらう。
それは、
心を守るうえでとても大切なことだから。