こんにちは。心理カウンセラー@たかおです。
ゴールデンウィークはどんなひと時を過ごされたでしょうか?
ご家族とゆっくり過ごされたでしょうか?
友達や大切な人とのびのびと羽を伸ばされたでしょうか?
ゴールデンウィークをお仕事に励まれた方もおられたかと思います。
お仕事お疲れさまです。そして、ありがとうございます。
多くのみなさまがお仕事に励んでおられるからこそ、
多くの人が笑顔にあふれる思い出をつくることができました。
わたくしもその一人です。心より感謝申し上げます。
さて、今回は「五月病」を取り上げたいと思います。
五月病とは?
五月病は医学用語ではありませんが、ゴールデンウィーク明けにみられる
抑うつ的な症状の総称として知られています。
ゴールデンウィーク明けの
「気持ちが落ち込む」
「眠れない」
「起きるのがつらい」
「心配し過ぎてしまう」
「なぜか不安でたまらない」
「やる気が出ない」
などのサインを見落とさないようにしてください。
五月病のサイン
あれ?おかしいなと感じたら、次の項目をチェクしてみてください。
※もし下記の項目が「2週間以上」続くようですと、専門の医療機関に
見てもらうことも大切です。
①心のサイン
□不安や緊張することが増えた
□気分が落ち込みやすくなった
□イライラすることが増えた、怒りやすくなった
□急に泣き出すことがある、知らずのうちに涙がこぼれる
□人と会いたくないと思うことが増えた、人を避けるようになった
□職場、学校など、休んだり遅刻する回数が増えた
②身体のサイン
□頭痛、腹痛がでる、肩こりがひどくなった
□寝付けない、眠れない、眠りが浅い
□食欲がなくなった(または増えた)
□疲れやすくなった
□めまいがする、耳鳴りがする
③生活のサイン
□生活リズムが崩れやすくなった(昼夜逆転など)
□暴言・暴力が増えた
□暴飲暴食しやすくなった
□趣味が楽しいと思わなくなった
□外に出たくない
五月病になる原因
五月病の原因は、およそ「3つ」あげられます。
いずれも「頑張り過ぎからくる過度のストレス」です。
・原因①:環境の変化
・原因②:新しい人間関係への適応
・原因③:理想と現実とのギャップ
職場や学校など新しい環境、新しい人間関係に慣れよう、適応しよう、
良好な関係を築こうと頑張った。
でも、なんだかうまくいかない、疲れてしまったが積もり積もって
心と身体と生活面にサインが急性的ににでてきやすくなります。
これが五月病につながると考えられています。
五月病になりやすい人の傾向
五月病になりやすい人は
・まじめで誠実
・優しくて自分より他人を優先できる人
・がんばり屋
・責任感が強い
・几帳面
・完璧主義
な人が多いです。
そう。何事も全力投球できるすごい人たちです。
新しい環境に慣れようと、良好な人間関係を築こうと頑張り過ぎてヘトヘトに
なってしまうんです。
だからこそ
「自分を大切にしてほしい」「予防」をしっかりしてほしい、と思います。
「一人で抱え込まないでほしい」と思います。
辛い時こそ一人で抱え込まず、家族や友人や上司など信頼できる人に
相談してほしいと思います。
五月病の対処
最後に五月病の対処法をいくつか紹介したいと思います。
・処方せん①:「生活リズムを整える」
生活リズムは心のリズムです。
疲れすぎて眠れない日もあるかと思いますが、
生活リズムを整えておくことは本当に大切です。
例えば、起きる時間を一定にし、目が覚めたら
日光を浴びてセロトニン(幸せホルモン)を
増やしましょう。そして、散歩など適度な運動を
してみてください(朝散歩がおススメです)。
・処方せん②:「6時間以上の睡眠をとる」
睡眠はすべての土台です。
寝る2時間前はなるべくスマホを見ることを控えて、
入浴するなどリラックスできる時間を過ごしてほしいです。
・処方せん③:「自分を喜ばせる」
プレジャーリスト(自分を喜ばせるためのリスト)をつくり、
1日1つ実践してみてください。
(例)喫茶店でゆっくり一人読書をするのが好き
→今日の仕事が終わったら、喫茶店で自分時間を過ごす
大好きな人と一緒にいることが一番の癒し
→30分でも会える時間が取れないか連絡してみる
など。
頑張った自分をしっかりと認めて喜ばせてあげてください。
自分にとって一番心地の良い時間、心から喜べる時間を
プレゼントしてあげてください。
・処方せん④:寝る前に「良かったこと3行日記」を書く
これは、ポジティブ心理学を確立した米ペンシルベニア大学の
セリグマン博士が提唱した「スリー・グッド・シングス」で、
幸福感をあげるアプローチ法です。
・メリット①:幸福感が増える
・メリット②:ストレス耐性が育まれる
・メリット③:他者への感謝が良好な人間関係をもたらす
1日を振り返り良かったこと、嬉しかったこと、楽しかったこ
と、できたことなどを1日3行書き留めていくというものです。
寝るまに心の中で思い返すのも良いですが、手を動かして書き
出すといっそう効果があります。
(例)今日も朝散歩ができた。
仕事終わりに大好きな人と過ごせた。
今日も頑張った私にありがとう。
何をどう書いていいのかわからないというときは、
できたこと、嬉しかったこと、感謝
で3行書くと書きやすいのでオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも五月病対策のお役に立てれたらうれしいです。
いつも頑張っているあなたへ。
あなたはあなたのままで、十分素晴らしいんです。輝いているんです。
どうか自分で自分を差し引かず、ご自身を大切にしてください。
それでもつらい時はお話お聴かせください。
ひとりで悩まないで。抱え込まないで。
あなたを否定しないで、
そのままのあなたを受けとめてくれる人は必ずいるから。