中学1年生(小学生 高学年)から学校・塾で英語の勉強を始め、
初めて動詞の "-ing” に触れるのが、現在進行形。
ここ のみ であれば、あまり混乱・挫折は起こらないでしょう。
なぜ 進行中の動詞 にbe動詞をつける必要があるのか悩みませんか?
☆中1の現在進行形:
私は学校で勉強している。 I am studying at school.
★中2になると 動名詞 を不定詞とペアで勉強します。
I must stop driving a car to take a phone call.
▲さらに進むと、現在分詞 を過去分詞と共に学びます。
自室の窓から葉が落ちるのを見た。 I saw a falling leaf from my window.
地面に落っこちた葉を見た。 I saw a fallen leaf on the ground.
-ingを現在進行形として学習した人たちの多くは、
-ingの動詞が『今現在 進行中』でない場面を頻繁に目撃し、
-ingの用法が他の英文法と結びつかずに悩み、混乱し時に挫折します。
現在進行形という名目、そしてその混乱を招く名称では、
他の-ing、およびその派生には馴染めないでしょう。
"-ing" は 動詞 の末尾に接続される事で、その単語の用法を変化させる接尾語の一種です。
接尾語"-ing"の場合には、動詞が "名詞" もしくは "形容詞" に変化します。
I'm a student. わたしは生徒です。
You are tall. あなたは背が高い。
生徒は名詞であり、それに対するbe動詞は、
『いる』『ある』を表す、存在を示す動詞です。
ゆえに英文としては、『自分は生徒である』と言っています。
高いは形容詞であり、対するbe動詞は、
『状態である』を表す、存在を形容する動詞です。
ゆえに英文としては、『あなたは高さのある状態である』と言っています。
下記の文を、上記を参考に紐解いて参りましょう。
A:I'm running.
A:わたしは走っています。
『わたしは走っている状態である』_現在分詞 (形容詞)
B:I'm playing baseball.
B:わたしは野球をしています。
『わたしは野球をおこなっている状態である』_現在分詞
→外野に居たりバットを振っていたりボールを投げていたりしていなくとも、
ベンチで待機していても、選手に指示を出していても、退場になったとしても、
話者が野球をおこなっている判断をしているならば、playing baseballです。
C:The leaf is falling.
C:葉が落下しています。
『その葉が落ちる状態である』_現在分詞
fallingが落下中の状態である落ち葉を表す形容詞。
D:I see a falling leaf from this window.
D:落ち行く葉がこの窓から見える。_現在分詞
葉(名詞)の修飾語としてFalling(形容詞)が付随している。
E:I see a fallen leaf from this window.
E:落葉がこの窓から見える。_過去分詞
日本語の落葉とは、木から落下し地上にある状態の葉の事です。
葉(名詞)の修飾語としてFallen(形容詞)が付随している。
F:The leaf was fallen.
F:その葉は落っこちた。_過去分詞
The leaf fell off. その葉は落ちた。_動詞過去形
動詞の過去形が用いられている上記は、落ちた動詞が文の中心要素である。
例文Fは、いつ落ちたか不明だが、落ちた後の葉が文の中心要素である。
G:This book is interesting.
G:この本は面白い。_現在分詞
動詞”interest”は「興味を持たせる」という、
『相手の感情に影響を与えて~させる』系の動詞の1つです。
現在分詞になることで「興味を引いている状態」になっています。
『この本は興味・好奇心を引きつけている状態である」という文です。
H:She is interested in reading the book.
H:彼女はこの本を読むことに興味がある
動詞”interest”が過去分詞・受け身の文になることで、
『主語』が興味を持たせられた状態になっています。
また、readingは動名詞、本を読む事、です。
彼女はこの本を読む事に好奇心を引きつけられた状態である、という文です。
I:I like eating a steak.
J:I like to eat a steak.
I:私はステーキを食べることが好きです。_動名詞
J:私はステーキの食事が好きです。_不定詞
上記の2例文は同じ和訳にする事が可能で、
実際の話者も、異なる意味で使用することは多くない。
細かく解説します。
I:の文は、動名詞・現在分詞”eating”なので、
『食べている状態である事』を表す単語です。
なので、「ステーキを食べる事」を表現しています。
J:の文は、不定詞"to eat"なので、
『食べるという行為』を表す単語です。
なので、「ステーキの食事をする事」を表現しています。
Jの話者は、
ステーキが鉄板の上でジュウジュウと軽快で陽気な音を立てている事も、
ステーキまわりのソースを吸収したマッシュポテトや野菜の事も、
米トスする肉も、パンに染みこませる楽しみも、
一連の関連動作を含む食事が好きである可能性が高い。
K:I saw my daughter studying.
K:私は愛娘が勉強しているのを見た。_現在分詞
娘(名詞)の後置修飾として形容詞の役割をしている。
I made my coffee hot. 私はコーヒーを熱くした。
という文における、hot(形容詞)と同様の役割をしています。
L:My sleeping son is speaking.
私の眠っている息子が喋っている。_現在分詞
息子(名詞)を形容している"sleeping"、
be動詞の後ろにある形容詞"speaking"、
どちらも形容詞として使用されている。
以上のように、-ingは動詞ではない。
故に、be動詞の後に用いられる事もあれば、
修飾語として機能することも可能なのである。
ここの分別をしっかりと理解しておくことが、
文法によるガチガチの法則性英文にならずに
英会話を楽しむコツでありミソであり要である。