VTuber向けLive2Dイラストのパーツ分け完全ガイド〜依頼前に知っておきたいこと〜

記事
デザイン・イラスト
こんにちは、Naryu(なりゅう)です。イラストレーター×Live2Dモデラーとして、36件以上のVTuberアバター制作に携わってきました。
Live2Dモデルを依頼するとき、「パーツ分け」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。でも実際に何をどう分けているのか、なぜ必要なのかは、依頼する側にはなかなか見えにくい部分です。
この記事では、パーツ分けの基本と「これを知っておくと依頼がスムーズになる」というポイントをわかりやすくお伝えします。

そもそも「パーツ分け」って何?

通常のイラストは、キャラクターを一枚の絵として描きます。しかしLive2Dで動かすためには、目・鼻・口・髪・体・服など、動かしたいパーツごとに別々のレイヤーに描き分ける必要があります。これを「パーツ分け」と呼びます。
たとえば、まばたきをさせたい場合は「まぶた」「白目」「黒目」「ハイライト」がそれぞれ独立したパーツとして存在していないと、自然なまばたきの動きを作れません。
パーツ分けが適切にできていると、モデリングがスムーズに進み、動きの自然さや表現の幅が大きく変わります。

必須のパーツ一覧
Live2Dモデルを作るうえで、最低限分けておく必要があるパーツをご紹介します。

目(白目・黒目・ハイライト別)
目はLive2Dの中で最も細かいパーツ分けが必要な部分です。白目・黒目(瞳)・ハイライト・まぶた上・まぶた下・まつげ、それぞれを独立したレイヤーに描く必要があります。目のパーツが適切に分かれているほど、まばたきや視線移動が自然になります。

口・歯・舌
口パクをさせるためには、唇だけでなく歯と舌も必要です。口を開けたときに口の中が真っ暗になってしまうのは、歯と舌のパーツがないケースです。リップシンクの品質に直結する部分なので、必ず描いておく必要があります。

前髪・横髪・後ろ髪
髪は「前髪」「横髪(サイド)」「後ろ髪」の最低3つに分けます。これにより、顔を左右に動かしたときに前髪が手前に、後ろ髪が奥に見えるという奥行き感が生まれます。さらに毛束ごとに分けて描いておくと、それぞれの束が独立して揺れる自然な動きが実現します。

服・アクセサリー
服は体の動きに連動して動かすために独立したパーツが必要です。リボンや袖など、揺れる部分はさらに細かく分けると揺れの表現が豊かになります。アクセサリーも、動かしたいものは別パーツとして用意しておきます。

初心者がやりがちな4つの失敗

依頼前にパーツ分けについて知っておくと、制作者とのやりとりがスムーズになります。特に「自分でパーツ分けをしてから依頼したい」という方は、以下の失敗パターンに注意してください。

失敗1:前髪と後ろ髪を一枚にまとめてしまう
最もよくある失敗です。「髪」として一枚のレイヤーにまとめてしまうと、顔の動きに合わせた奥行き表現ができなくなります。前髪・横髪・後ろ髪は必ず別レイヤーに分けてください。
さらに、前髪の中でも毛束ごとに分けて描いておくと、Live2Dでの揺れの設定がとてもやりやすくなります。たとえば「額にかかる一房」「左サイドの束」「右サイドの束」のように分けることで、それぞれの毛束が独立して自然に揺れる表現が可能になります。一枚でまとめると全体が塊のように揺れてしまい、リアルな髪の動きになりません。

失敗2:目のパーツを分けすぎ、または分けなさすぎ
目のパーツ分けは「細かければ細かいほどいい」というわけではありません。分けすぎると管理が複雑になってモデリングに支障が出ることがあります。逆に分けなさすぎると自然なまばたきができません。白目・黒目・ハイライト・まぶた上下・まつげ、この単位が基本的な目安です。

失敗3:体の隠れている部分を描かない
服の下の体、前髪に隠れた輪郭など、通常は見えない部分も描いておく必要があります。顔を横に向けたときに輪郭が途切れる、体を動かしたときに服の下が空洞になる、といった問題はこの「隠れた部分」を描いていないことが原因です。

失敗4:レイヤー名をつけていない
地味ですが、実はとても重要です。「レイヤー1」「レイヤー2」という名前のままでデータを渡されると、モデラー側でどのパーツがどれなのかを判別する作業が発生します。「前髪」「白目_左」「まぶた上_右」のように、パーツの内容がわかる名前をつけておくことで、制作がスムーズに進みます。

「パーツ分けはお任せしてもいいですか?」

「自分でパーツ分けするのは難しそう…」という方もご安心ください。
私のサービスでは、キャラデザインの段階からLive2Dを前提に設計して描き起こすため、パーツ分けも込みで対応しています。
「パーツ分け済みのデータを持ち込みたい」という場合も歓迎していますし、持ち込みデータの内容によっては一部修正が必要になることもありますが、その場合も追加料金はいただいていません。

まとめ

Live2Dのパーツ分けで押さえておきたいポイントをまとめます。

1.パーツ分けとは、動かしたいパーツごとにレイヤーを分けて描く作業
2.必須パーツは目(白目・黒目・ハイライト別)、口・歯・舌、前髪・横髪
3.後ろ髪、服・アクセサリー
4.髪は前髪・横髪・後ろ髪に分け、さらに毛束ごとに分けると揺れの表現が豊かになる
5.体の隠れている部分もしっかり描く

レイヤー名はわかりやすくつけておく
「パーツ分けってこういうものなんだ」と知っておくだけで、依頼時のイメージのすり合わせがぐっとスムーズになります。

パーツ分けのことは、全部こちらで対応します。


「自分のイラストで大丈夫かな?」「原案があるんだけど使えるかな?」

そんな不安も、まずご相談ください。確認してからお見積もりするので、気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。

▶︎ ご依頼・ご相談はこちら

関連記事

・Live2D依頼で失敗しない7つのポイント〜制作者目線の本音〜

・ワンストップ対応が選ばれる理由〜キャラデザとLive2Dを別々に頼む落とし穴〜

・VTuberデビューまでの完全ロードマップ【2026年版】
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら