SNS上の真贋の意見はどれくらい信用できるのか?

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ビジネス・マーケティング
「使わないから買取に出してみようと思うんだけど〜」
といった投稿がSNSで流れてきて
コメントを読んでいたりするのですが、
あまり言及されていないなーと個人的に思っていることを書きます。


SNSで上記の投稿につくコメントに多いのは、
「それはコピーですね、本物ですね」
「買取店”何某”は安かったよ、高かったよ」
「それは二束三文、価値がないね」
「フリマアプリで売った方がいいよ」

そのようなものがよくみられます。

コメントしている人にもいろんな方がいて
すでにハイブランド品をたくさん持っていたり
時計が趣味で詳しかったり、
そうでなさそうな人もいます。
私たちのようなリユースの関係者っぽい人もいます。

いろんな人の視点で意見がもらえるし、
当たっていることもあるのですが
書かれたコメントに一喜一憂せず、
ひとまず参考程度にとどめておきましょう。

コメントしている方それぞれの、独自の意見でしかありません。
本物だ、偽物だと言いたいだけであり
スレ主が得するかどうかは考えていないことが多いです。

SNSは自由な発言が許される場

ではありますが
受け取る方は、そういう場だと言うことを忘れがちです。

私も、Threadsなどテキスト中心のSNSをよく使うので
つねづね思うところはありまして、
「自由な発言が許されている」かつ
「顔出ししないし個人を明かさずに発言できて、アカウントを消したりブロックしたりして、まずい過去をリセットすることができる(完全にはできないときもあるが)」

それゆえ、オフラインよりも無責任な発言が出てきやすいです。
脳内に浮かんだ言葉、感情が
対面なら飲み込むであろうことでも、出てきてしまいます。
オフラインであれば独り言でしかなく、
発言せずに頭の中だけで終わっていることを
書き込んでしまうのがSNSです。

つまり、「それが本物だ、偽物だ」という意見も
通常オフラインでは不用意に発言しないレベルのものだと思います。



大事なことは実物の査定。

ダメ元でも買取店に持って行きましょう。
一個だけでもいいです。
もし違ったら恥ずかしいとか
思わなくていいです。

私だったら
「もし値段がついたらラッキー♪」
そっちの方を取ります。

もし期待と違っても、理由を聞けばいいし
自分の勉強になるじゃないですか?
査定は無料なので聞かなきゃ損です。
お店の鑑定士も経験が増えてwin-winです。

1店舗だけで決めないこと
・都心部など買取店が集まっているところ(近隣と競合しているため値段が上がりやすい)
・少なくとも2店舗、できれば3〜5店舗で相見積もりをとる

担当した鑑定士の当たり外れが発生する可能性があります。
シフトの出勤日や、休憩時間中、
ベテランや店長が不在や
繁忙時など
タイミングによってハズレとなることもあります。

ハズレって言い方もあれなんですが
店舗側の経験では「今来られたらタイミング悪いなあ」って時があって、
それは誰が良い悪いじゃないです。
たまたま、運悪く、責任者が全員出払っているとか、
上席の誰一人とも連絡が取れない
という辛いタイミングがあるんですよね。

裁量権が低い立場だと
安全圏での提案しかできないんです。
また、分からないものは査定できないので、
「買取できない」と
言ってしまう場合がなきにしもあらず。

これ実際あったことなんですが、
あまり知識のない鑑定士が担当して
独断で買い取ったものの
プレミア価値をつけていなくてノーマル査定だったことがあります。
買取後に他の鑑定士が見て
「えっこれってレアな◯◯じゃん!」とびっくり。
もちろん色んな意味でね、、、

住んでいるところが地方で買取店が少ない場合は、
・都心部にお買い物や観光ついでに出てみる(面倒だからと近所だけで済ませない)
・大手などでやっている、「宅配買取」を利用する(送料はかかることが多い)

地方の古い質屋さんなどしっかりみてくれるところもあるでしょうが
割合で言うと、競合店に囲まれた立地の方が、
より高い値段をつける可能性が高いです。
少しでも高くと粘りたいなら、地元と都会の両方、行ってみてもいいかもしれません。

<注意>
数店舗回るとしたら、時間がかかる前提でご利用ください。
一日仕事です。
もうこれは定例なので仕方ないです。
待つだけでも結構疲れるので、
合間にお昼ご飯や休憩に行くことを予定に入れたり、
家族や友達と一緒に行って交代するとか。
あそこへ行きたかったのに行けなかったなんてことも
発生しますので
予定を詰めすぎないようにしましょう。



最近はリモートで買取がデフォルト

今の買取店は、本社にいる査定金額と真贋の責任者なんかが
リモートで判断しているケースが多いですね。
フランチャイズ店なども多くはそれで運営していると思います。

※諸刃の刃で、店頭人員に裁量権が無いとも言え
経験を積めないことで目利きがつかないのが現状です。
20年前はその場で早ければ5分で査定、
30分以内で買取金額を受け取って
店を出ることも多かったでしょう?
今は査定だけでも1時間待たされるのはザラです。

しかしリモートだとしても専任が決めるのが長所でもあります。

写真や動画、通話などを駆使して、リモートでもできるだけリアルな情報を得られる体制を取っています。

写真の撮り方は

iPhoneで数枚撮るだけではありません。
マイクロスコープで細かい部分の拡大撮影、
同じ箇所を角度を変えて撮影など。
20枚とか30枚とか、1つの商品だけでも枚数は多いです。
実物を見ながら細かい写真を撮影していくと
一つの商品につき、その作業だけで早くても15分〜30分ほどかかります。

※マイクロスコープですが
私は個人的に買い求めようと同様の機材を調べてみたところ、
ざっと数万円するので一旦諦めたことがあります。



査定と真贋の責任者はそれが専門の仕事です。
毎日繰り返しこのような状況で仕事をしているため、
写真でもある程度の判断ができる目がついてくるのです。
だいたい、この担当になるのは
市場などで実物の買い付けを行うバイヤーや
経験を積んだ鑑定士です。
実物を見ているものの量が違います。

それでも、最終判断ができない場合もあって、
品物をお客様からお預かりして、責任者の元へ実物を送ります。

SNSにアップされた1,2枚の全体写真くらいでわかれば苦労しません。

実物なしでの不確実さ

つまり実物を自分自身で見ていない時点での判断として、
言い切ることは避けます。

例えば、お客様から電話やメールで
査定金額の問い合わせがあります。
ブランド、商品名、コンディション、保証書の有無などをお客様に伺います。
その条件でだいたい買取金額はいくらくらい?ということですが
持ち主のお客様と、店舗側の認識は合致していない可能性も高いです。

双方で視点が違うので仕方がないのですが
私たち、問い合わせを受ける店舗側としては
「仰ってることが半分で、後の半分は不確定要素」くらいの認識でいないと
いざ、ご来店のときに
「聞いていた値段と違う」
というクレームに繋がりかねません。

実物を見てからわかる新情報が多いのです。
見えづらい部分でパーツに不備があったり
時計の機械の調子は外見ではわからないし
バッグや財布ではファスナーの調子とか
毎日使っていると気が付かないような不具合とか。
ロゴの押し方が通常より薄い目とか
ルーペで見てわかる程度だが重要なエラーとか。

問い合わせた段階では、幅のある値段しか言ってくれないなぁとか
他社よりだいぶ低いなぁとか
感じることがあると思いますが
「見ないとわからないから、クレームに繋がる可能性のある発言はできない」のが理由です。

つまり、責任ある立場では写真だけ等の少ない情報で
はっきりと言い切ることはないです。


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