Cは一軒家に一人暮らし。
この子の家庭も複雑だった。
両親と姉は別にマンションで暮らし
恐らく売却するつもりだったはずの家に
一人残ったようだった。
理由は言わなかった。
ただ、家族とはそりがあわないとだけ。
よく私に甘えてきたこの子は
母親とか姉の感覚を求めていたのかもしれない。
それが少しずつ
私の中で重荷になっていった。
それと、デートらしいこともなく
カラダばかり求められるのも飽きてきた。
なるべく二人で呑んだりすることを避け
仲間内みんなで呑むようにし
Cには別れを告げた。
するとCはお店の女の子数人と
手あたり次第関係を持ち始めた。
すでにこの頃から相談役だった私に
彼女たちはこと細かく話してくる。
そして女の子同士で揉め始めてしまった。
私のことがバレたら厄介だと思い
私は店を辞め、別の飲食店で働き始めた。
職場は変わってからも、その店の子たちとの付き合いは
その後何年も続いていた。
Cも時々は顔を出していたけど
私の事は誰にも話さなかったようだった。
ちゃんと落ち着いたようで
揉めてたお店の女の子の中の一人と付き合うようになり
のちに結婚。
私とCは別れた1年後に笑いあって約束を交わした。
「あの事は一生墓場まで持っていこうな」と。
いまだに、仲間内では誰にも知られていない。
しかし
Cはこの10年以上あとにまた
私に言い寄ってくるバカ者でもあった。
もちろんお断りです。
奥さんを知っていて遊べるほど
今の私は腐っていないので。