転職が怖い人へ。 「怖い」を分解すると、次の一歩が見えてくる

記事
学び
1. 転職が怖い、その気持ちについて

転職したい気持ちはある。
でも、怖い。

「失敗したらどうしよう」
「今より悪くなったら」
「自分には無理かもしれない」

その怖さが
ブレーキになって、
一歩が踏み出せない。

転職に勇気が出ないまま、
転職サイトを開いては
閉じる。

「やっぱり今じゃない」
と言い続けて、
また一年が経つ。

そういう状態の人に、
この記事を書きます。

「怖い」という感情は、
取り除くべきものじゃない。

でも、
「怖い」の中身を知らないまま
怖がり続けることと、
「怖い」を分解して
向き合うことは、
まったく違います。

その違いが、
「動けない」か
「動き始めるか」を
分けます。

2. なぜ「怖い」は動きを止めるのか

先に答えを言います。
「怖い」が動きを止めるのは、
怖さが「漠然としているから」です。

「なんか怖い」という状態は、
正体不明の脅威に
向き合っている状態です。

人は、
何が怖いか分からないとき、
動くことで
未知のリスクを
引き起こすかもしれないと感じ、
本能的に
止まろうとします。

つまり、
「怖い」そのものが
問題なのではなく、
「怖さの輪郭が見えていない」ことが、
動けない本当の原因です。

怖さに名前をつけて、
輪郭を与える。

それだけで、
「怖い」は扱えるものに
変わります。

3. 「怖い」の中身を分解する

転職が怖い、と感じるとき、
その「怖い」は
だいたい4種類の
どれかに当てはまります。

怖さ①:
「失敗する怖さ」
転職して、
うまくいかなかったら。

新しい環境に
馴染めなかったら。

入ってみたら
思っていた会社と
違ったら。

この怖さの正体は、
「未知へのリスク」です。
知らない場所に
踏み出すことへの
本能的な警戒です。

怖さ②:
「今を手放す怖さ」
給与、人間関係、
慣れた仕事、
積み上げてきたポジション。

「今持っているものを
失うかもしれない」
という怖さです。

たとえ今の状況が
不満であっても、
「慣れた不満」のほうが
「未知のリスク」より
心理的に安全に
感じることがあります。

怖さ③:
「自分への自信のなさ」

「自分なんかに
転職できるのだろうか」
「書類が通らなかったら
どうしよう」
「面接でうまく
話せないかもしれない」

これは
「外の世界が怖い」のではなく、
「自分が通用しないかもしれない」
という怖さです。

怖さ④:
「後悔する怖さ」

「転職して失敗したら後悔する」
でも実は、
この怖さの裏側には
もう一つの怖さがあります。

「転職しないまま時間が経つことへの後悔」です。

「動いて後悔するかもしれない」と
「動かずに後悔するかもしれない」が
ぶつかっている状態。

それが
「怖くて動けない」の
実態であることも
多いです。

まずは、
今感じている「怖い」が
この4つのどれかを
確認してください。

怖さに名前がつくと、
次に何をすればいいかが
見えてきます。

4. 怖さの種類別・次の一歩の考え方

じゃあどうするか。
4つの怖さそれぞれに、
対応する
「次の一歩」があります。

怖さ①(失敗リスク)への一歩:
「最悪の場合を書き出す」
「転職して失敗した場合、
最悪どうなるか」を
具体的に書き出してください。

漠然とした怖さは
書き出すことで
輪郭が生まれます。

そして多くの場合、
「最悪の状況でも
対処できる選択肢がある」
ことが分かります。

転職は
人生の終わりでは
ありません。

怖さ②(今を手放す)への一歩:
「1年後の自分を2パターン想像する」
転職した1年後と、
転職しなかった1年後。

どちらの自分が
「自分らしいか」を
感覚として確認する。

「今を手放す怖さ」は、
「失うもの」だけを
見ているときに
大きくなります。

「得られるもの」を
同じ重さで
見ることで、
バランスが変わります。

怖さ③(自信のなさ)への一歩:
「小さく試してみる」
転職活動を
「いきなり全力でやるもの」と
思わなくていい。

職務経歴書を
一枚だけ書いてみる。

転職エージェントと
話してみるだけにする。

「試した結果、
自分の市場価値が
どのくらいか
分かるだけでいい」
という設定で
始めると、
「失敗」がなくなります。

怖さ④(後悔の怖さ)への一歩:
「どちらの後悔が大きいかを比べる」
「動いて失敗した後悔」と
「動かずに後悔した後悔」。

5年後、10年後の
自分の視点から
どちらが大きいかを
考えてみてください。

多くの人は、
「やらなかった後悔」のほうが
長く残ると感じます。

5. 採用担当者から見た「怖がっている人」の話

ここで採用する側の
本音を話します。

転職に不安を感じている人は、
「怖がっている自分を
採用担当者に
見せてはいけない」と
思いがちです。

「弱く見られる」
「覚悟がないと判断される」

でも採用担当者から見ると、
実際はその逆のことが
起きています。

転職に不安を感じながらも
きちんと準備をして
来た人は、
「リスクをちゃんと考えられる人」として
映ります。

逆に、
根拠のない自信で
「なんとかなります」と
言う人のほうが、
採用後のミスマッチを
心配させます。

つまり、
「怖い」という感覚は、
それ自体は
弱さでも問題でもない。

転職に勇気が出ないのも、
慎重に考えている証拠であって、
無責任ではない。

採用担当者が気にするのは、
「怖がっているかどうか」では
なく、
「その怖さを自分で
整理した上で
動いているかどうか」です。

怖さと向き合った人の言葉は、
面接での説得力に
なります。

6. 「怖い」を分解して動き出した人の話

私が支援したクライアントの
話をします。

40代・男性・
公務員のOさんは、
転職を考え始めてから
4年間、動けずにいました。

「転職して失敗したら
もう戻れない」という
怖さが大きく、
「自分の年齢で
民間に行けるのか」
という自信のなさも
重なっていました。

一緒に「怖い」を
分解してみると、
Oさんの怖さは
主に怖さ①と③——
「失敗リスク」と
「自分への自信のなさ」
でした。

「最悪の場合を書き出す」ワークをすると、
Oさんが想定していた
「最悪」は
「年収が一時的に下がること」でした。
「それは対処できますか」
と聞くと、
「できます」と即答した。

次に
「小さく試してみる」として、
転職エージェントとの
面談だけを設定。
「自分の市場価値を知るだけでいい」
という設定で臨むと、

エージェントから
「公務員経験を求めている企業が
いくつかある」と
言われました。

「自分が通用しないかもしれない」という
怖さが、
「意外と需要がある」に
変わった瞬間でした。

その後Oさんは、
規制対応を担う
民間企業のコンプライアンス部門へ
転職を実現しました。

「怖かったのは本当だけど、
分解したらずっと小さかった」と
言っていました。

7. 怖さは消えなくていい

最後に、
大切なことを
一つ伝えます。

転職の怖さを
「ゼロにしてから動く」は
ほぼ不可能です。

怖さは
完全には消えません。

でも、
怖さが消えないと
動けないわけでも
ありません。

怖さを抱えたまま、
「それでも動く」という
選択ができます。

そのためには、
「怖さの輪郭を知ること」と、
「怖さに見合った準備をすること」が
必要です。

つまり、
怖さは動けない理由では
なく、
動くための準備の
出発点になります。

「怖い」という感覚が
あることは、
それだけ真剣に
考えている証拠です。

その怖さを
分解して、
向き合った人が、
転職活動で
後悔しない選択を
しています。

8. まとめ:「怖い」を分解すれば、動ける

今日お伝えしたことを
まとめます。

「怖い」が動きを止めるのは
 怖さが漠然としているから

怖さは4種類に分解できる
失敗リスク・今を手放す・自信のなさ・後悔の怖さ

種類によって次の一歩が違う

採用担当者は「怖がっているか」ではなく
「怖さを整理した上で動いているか」を見ている

怖さは消えなくていい。
分解して動けばいい

転職に勇気が出ないとき、
「怖い自分がダメなんだ」と
思わないでください。

その怖さは、
ちゃんと意味があります。

分解してみれば、
「なんだ、これなら動ける」と
思える部分が必ずあります。

あなたの「怖い」を、
一緒に整理しましょう。

応援しています。


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