【無料公開】【塾なし合格ワザ】国語を徹底的に強化する10の勉強法-その2-国語力編‐

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漢字の学習は国語学習の基礎になるのか?

国語、やってもやっても伸びない。塾に行ったり、通信教育受けててもイマイチパッとしない。そもそも国語って、先天的な力で勝負するもの?つまりいくら勉強してもそれほど伸びない科目なの?
そんな質問良く受けます。

ちょっと整理しましょうか。
ダミーで僕自作の会話を紹介してみますね。
「国語の成績が伸び悩んでいます、どうすればいいですか?」

【何年生で、学校の国語の成績はいかがですか?】

「〇年生で学校の成績はいい方です。塾の模試でいつも偏差値が50を下回って」

【国語は好きですか?嫌いなのですか?お母さんからみてどう思いますか?】

「好きでも嫌いでもなさそうです。ただ国語は週2回塾にも行って基礎・発展も勉強していますし。。。でも成績が下がり気味で。。。」

これって、読んでどう思いますか?深刻さは何となく伝わります。
会話の中に足りないものがあるとしたら
そうです、「具体性が欠けています」

国語とは:
読み書きを通じて相手に自分の考えを伝えたり逆に相手の考えを伝えてもらったり、するために学んでいると思うのです。

伝えるためには「具体性」
伝わるためには「具体性」
どちらも具体的でないと伝わりにくい。

具体性って何に支えられていると思いますか?

語彙とその用例だと思います。
ほんとにしょーもない例えですが
「暑い」という言葉しか知らなければ、「ほんのり暑い」みたいに形容しながらでないと伝えられないし、なんか日本語としてヘンです。
「暑い」と「暖かい」という2つの言葉を知っていれば、夏と春で使い分けができますよね。

そういう点で考えると、目的を持てば「漢字の学習は、国語学習の基礎となる」語彙が増えれば、表現する領域も増えてきます。

道具が振えれば、選択肢の幅も広がり、相手に的確に伝えられるようになります。そういう意味で漢字を学ぶならば、国語力(読む力・書く力・伝える力)が身につくと思うのです。

読書が国語力を鍛えてくれるのか?

広い意味では読書が国語力を鍛えてくれるとは思いますが、もう少し限定的に受検国語を鍛えてくれるのか?という問いには、僕はNOです。
子どもの読書と受検の国語力はどうにもこうにも結びつきにくいものです。
イメージ的には、毎日散歩しているけど、陸上の選手として活躍できる?って
聞かれている感じです。

読書は楽しみです、受検国語は苦しみです。
スタート地点が違います。

本を読まないよりは読んだ方がいいですが、読んだからといって受検国語力がアップするわけでもなく、それならその時間、国語問題集の本文を読み解いた方がいいと思います。

苦しみのなかから見つけた楽しみは、最高の楽しみになります。
そのへんのゲームなんかより、動画なんかよりとーっても面白いです。

「なぜ面白いか?」

勉強ってできるようになった瞬間、勉強側からあなたを承認してくれるから

勉強って孤独です、産まれて死ぬときみたいに誰かに見守れらることはあってもそのこと自体の当事者は自分だけです。

本番の試験を受けるのも、日々問題集と格闘するのも、授業を聞いてノートにとりながらわからないなーと悩んだり、できなかった問題がハタとできるようになったり、ぜんぶ自分のものです。当事者は自分です。

つまり、これって「孤独」なんですよ。

でもね、この孤独のなかにも楽しみがあって、それは日々勉強していると閾値(いきち)を越える瞬間があって、そうすると突然開花したように、スーパー〇〇〇人のようにすんごく覚醒しちゃいます。それって実は勉強の方から、「君のこと認めるよ」って言われてるサインなんです。

このサインをなんどももらうと、自己承認ができるようになって、孤独でも孤高でも自分のペースで勉強を楽しめるようになります。

そして、国語の勉強は実感を感じにくい分、最も孤独な科目なのです。

国語の問題集が読む力を鍛えてくれるワケ

国語の問題集を何度も解いていれば、受検国語力がアップしますがそれには大きな理由があります。読書と問題集との大きな違いは「そこに 問題文」があるかどうかということ。

問題文のない読書は、正解のない読み物です。それはそれで感じる心や想像力を高めてくれます。一方、問題集には問題文があり、その問題文をひらすら解くということは、本文のテーマが理解できるということでもあります。(本文のテーマが理解できてないと問題も解けないですが。。。)

問題文と向き合うというのは、問題集の本文の内容を分解して理解していくという工程です。これは、読書とは大きく異なり「読む力」を大きく鍛えてくれます。
「読む力」は問題集によって鍛えられるということです。

書く力と伝える力は何で鍛える?

「書く力」は2段階で鍛える力をつけないといけません。これはまた別の機会に書きますが簡単に言うと、毎日1行日記を書く。その次に問題週の記述部分は正解を原稿用紙にきれいに書き写す。言葉のリズムと正解はこういう内容だという言葉の組み合わせの感覚を身につきます。

「伝える力」とは、引用抜粋型ではなくあなたがどう思うかというものです。読む+書くどちらの力ともが合わさって、できる力です。鍛えるには作文400文字を週3本ぐらい書くことです。伝える力が求められる場面は作文や100文字程度の意見記述、面接などです。これも別の機会で説明します。

つまり、国語力って何に支えられているのか?

国語力は「読む力」「書く力」「伝える力」で構成されています。
日本語だから、日本に住んでいたら国語力は備わるというわけでもないと思います。学ばないと使いこなせないのは、自国の言語でも同じだと思います。

国語力を高めるには、この「読む力」「書く力」「伝える力」を向上させるしか方法がありません。なかでも重要な「読む力」はは唯一「問題集」でしか鍛えられないとさきほどのブロックでも伝えました。

良問題集に出会うことは、受検のなかでも最大のタスクのようにも感じています。しかも、わが子に合うものとなるとなかなかいい問題集に出会うには、数をあたるしかないと思います。

これ、意外と正解ですよ。迷っててもしかたないし、やってみなわからん。
評判ばかり気にしてたら、ちっとも前に進めない。
だから、いいと思ったら買う。

使えなかったら、キレイに取っておいて、中古で売る。

国語の点数アップには小手先でもできる

ここで、国語の点数アップに嬉しい8つの小手先のワザをお伝えします。

1.接続詞を理解して、文のブロックを以下の種類に分ける

●「順接/補足」=理由をあらわすもの
・だから、結果的に、・なぜなら、その理由は
●「逆説/対比」=反対か比較する
・しかし、だが/一方、逆に
●「言換・例示」=まとめる、わかりやすい具体例
・つまり、すなわち/たとえば、言うなれば

2.問題文が指定しているの周辺のブロックから、前後150文字以内に解答がある

3.選択問題は消去法で、間違っている箇所だけを部分的に探す

4.穴埋め問題は、キーワードまたはキーワードの言い換え、反対 で本文から探す

5.タイトルにヒントがある、タイトルはキーワードとして扱う

6.筆者の意見と反対意見を印をつけながら読む

7.先に問題を読んでから本文を読む

8.本文を読む際には、キーワード・作者の主張・反対の主張に印をつけながら読む

など。こんなのはどこでも教えてくれます。役に立ちますが、テクニックなので、いつでもという普遍性はありません。

小手先では万全の対応にはならない

国語力をアップしないといけないのに、小手先ばかり習ってもしかたない。
この小手先テクニックでは本文に書いてることと問題に書いていることが理解できない、そこから抽出して問われていることを性格に書けない、まとめて自分なりに編集して伝えられない。でも小手先テクニックを聴くとわぁっとなるのは、なんだかその技を知っていたらできそうだと勘違いするところです。

本来は、国語力を培ってからこの小手先テクニックがあれば迷うことが少なくなると思います。小手先テクニックから入ると、それは本末が転倒している感じなのです。

何度も言いますが国語力が「読む力」「書く力」「伝える力」で構成させている以上、それぞれを鍛えないと国語力のアップにつながりません。
つまり、国語力のアップには時間がかかるのです。

なので、受検勉強には国語の勉強時間配分をしっかりととる必要があるのです。意外と算数と理科・社会ばかりに取り組みがちなので、この辺は見落としがちです。

成果がでにくいから後回しにしている人が多いと思います。
逆にコツコツと毎日国語課題に取り組めば、成果が出るタイミングが早くなります。閾値を越えると、スピードアップして学びが深まります。

国語力が身につくとどうなる?

結局勉強の配分時間って算数が圧倒的に多くて、理科、社会をやって、国語は後回しではないですか?
国語は毎日コツコツして、国語力が身につくと結果的に

・算数の文章題、または超長い条件設定の問題文がサッと理解できた
・理科の実験問題の問題文が難なく理解でき、簡潔に要点を記述できるようになった
・社会の統計グラフ関連の問題文がサッと理解でき、記述文が的確に書けるようになった
・自己分析ができるようになり本試験の面接でもどんな質問にも答えられるようになった
・そして、受検国語における偏差値向上・受検結果も高得点であった

国語を伸ばすための対策とはまず、この10の勉強法から始めることです。

【塾なし合格ワザ】国語を徹底的に強化する10の勉強法-その2-国語力編‐


【その1】読む力、書く力、伝える力が合わさって国語力である

【その2】漢字学習も語彙獲得と用例活用をすれば、国語力の基礎となる

【その3】読書をするくらいなら国語の問題集を読む方が受検国語には役立つ

【その4】国語の勉強は孤独であると理解することから始まる

【その5】読む力は問題集の本文と問題文によって鍛えられる

【その6】書く力は1行日記と解答の清書で鍛える

【その7】伝える力は作文によって鍛える

【その8】小手先のテクニックは国語力がついてからマスターする

【その9】毎日コツコツ取り組まないと国語は成果がでにくい

【その10】国語力が伸びたと感じたら、他の科目の長文・記述問題を試す

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