30代を過ぎるとなぜ人は太りやすくなってしまうのか?
についてお話しいたします。
太る原因 その①
体内で起こっている老化と筋肉の減少が大きな要因です
太る原因 その②
お酒や食生活の乱れ
この記事は、30代が太る原因についてまとめた内容となっております。
【原因】体の筋肉が衰えているから脂肪がつくんです
皆さんは「サルコペニア」と言う言葉をご存じでしょうか?
サルコペニアとは、全身の筋肉量が減少してしまう老化現象のことです。
(20代を過ぎると、成長ホルモンの分泌が止まるため、急に老け込みが始まります・・)
まだまだ若いと思っている人は腕立て伏せで体力測定をしてみてください。
腕立て伏せの正しいフォームでやってみる↓
・両膝を伸ばし、足を腰幅に開き、腰を持ち上げます。
・頭から肩、お尻のラインまでが、横から見て一直線となるように
姿勢を保持しましょう。
・腕立て伏せの上げ下げ中は、体の一直線ラインを崩さずに実施します。
男子平均回数 23.7回
女子平均回数 6.6回
(男女500名 男性209名 女性291名の平均回数)
ちなみに、男性の方は2分間で80回以上できると、自衛隊の体力検定1級レベルのフィジカルモンスターだと言えるでしょう。
体内の衰えるスピード
人間は25~30歳をすぎると、1年間に約1~2%の筋肉が失われてしまいます。
80歳頃までには、全体の約30~40%の筋力が失われます。
筋量減少に加え、筋肉の質も加齢と共に低下していくことが明らかになっています。
30代~40代の成人は、1年間で約0.2㎏の筋量を失う。
50代を超えてくると、筋量減少の割合が倍増し、1年間に約2倍の0.45㎏程度の筋量が減少することが明らかになっている。
わかりやすく伝えると、1年間でコンビニのサラダチキン約2個分が減少しているということです。
30歳から40歳までの間で、サラダチキン20個分の筋肉(約4キロ分)が減少する計算です。
(運動をまったくせずに過ごした場合の計算です。)
【傾向】なぜ多くの人が体脂肪増加に気づかないのか?
平均的な大人が成人後10年で約4.5㎏体重が増加するが、実際には2~4.5㎏の筋量が減少し、7~9㎏脂肪量が増加しているからである。
※わかりやすく言うと、体重はそんなに増えていないのに、
体内では筋肉が減って脂肪が増えてる状態になっている。
(つまりポッコリお腹の原因などになる)
ある研究グループは筋肉が減ることにより、約10年で人間の基礎代謝は
2~5%低下すると報告している。
基礎代謝が減るということは、若かった頃と同じ食生活をしていても、
代謝が悪いから体内で消化しきれないという事です。
消化しきれなかった食事は、単純に脂肪として蓄積されます。
食事量を減らすだけで体重を調整しようとしても、毎年基礎代謝は減っているので、体重が減るスピードは緩やかになっています。
(痩せにくい体とはこのことです)
【対策】いつまでも脂肪を付けない体で生活する
筋肉の減少と代謝率の低下を防ぐためには、基礎的なトレーニングが必要をなります。
筋肉は刺激を与えると、体がサルコペニアに対抗しようとするので、適度な刺激となるトレーニングを行うことが良いでしょう。
また、いつまでも若い頃のように代謝率を保つということは、脂肪が付きにくい体であると言えます。
上記のように、加齢による筋肉量の減少と基礎代謝の減少を改善できる対策は、トレーニングだけです。
【まとめ】30歳以降は老化が原因で脂肪がつきやすくなる
20代を過ぎると体内ではすでに老化が始まっており、筋肉が減って基礎代謝が低下することから、体型変化が起こりやすい年代へと突入していきます。
さらに、夜のお付き合いでお酒の席が増えてくる年代にも入ってくるので、
食べる量とカロリーは増加傾向にあります。
トレーニングを行うことにより、太りにくい体で生活できるだけでなく、
食事の見直しなどと組み合わせる事によって、体脂肪の減少などにも繋がり、
メリハリのある体を目指すことができます。
まずはできる事から始めてみませんか?
トレーニングの運動習慣は美活&アンチエイジングにも繋がります。
体型維持のためには、1週間に2回程度、ウォーキングなどからスタートするのもおすすめです。