筋トレと鶏むね肉の相性
筋トレでの食事には、食材の質が良質であることを求められる。
良質な食材とは、高タンパク・低脂質であることは元より、筋肉にとって嬉しい栄養素を含んでいることが重要。
マッチョ&ダイエットの食事にぜび取り入れて頂きたい食材のため、筋トレと鶏むね肉の相性についてまとめたものを書き記します。
鶏むね肉は筋トレに必要なカロリーバランスが揃っている
筋トレ中の食事について、重要視すべきなのは栄養素のバランスです。
体を大きくする&ダイエットに必要な食事の栄養素バランスを目指すときは、
なるべくタンパク質が多く、脂質が少ない食材を選ぶことになります。
鶏むね肉は高タンパク・低脂質のバランスに優れている
鶏むね肉100gあたりのタンパク質は20g入っています。
筋トレ民が一食で摂る食事のタンパク質の目安が20gなので、鶏むね肉100gはちょうどよい量のタンパク質補給となります。
脂質が少ないのも特徴
肉や魚の動物性タンパク質を摂取するときに、どうしても余計についてきてしまうのが脂質です。
牛肉や豚肉などは、食べる部位を選ばないと脂質がついてきやすいのですが、
比較的調理が簡単で脂質排除がしやすい鶏むね肉は、手軽に高タンパク・低脂質といったカロリーバランスを組み立てやすい食材と言えるでしょう。
コストパフォーマンスが良く、手に入りやすい
筋トレ民にとって食費との戦いは必然です。
自炊の場合、業務スーパー などで鶏むね肉2キロ入りが968円(税込)で購入可能。
税込み価格でも100g当たり約48円という驚きの高コスパを叩き出している。
コンビニでもサラダチキン(約100g)が230円前後で売られています。
毎日の間食で持ち運びする筋肉弁当などにも取り入れやすい手軽さも嬉しいポイントです。
鶏むね肉はアミノ酸スコアがMax値の100点
アミノ酸スコアがMax値の100点
(アミノ酸スコアとは、食べ物に含まれる「タンパク質」の量と、「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかどうかを表した数字)
植物性食品でのタンパク質補給では、アミノ酸のバランスが良くないことがあり、他の食材と組み合わせなければならない事がある。
動物性タンパク質である鶏むね肉は、アミノ酸のバランスが整っており、
鶏むね肉だけでタンパク質の摂取が完了してしまう超優秀食材である。
鶏肉特有の栄養素「カルノシン」の成分が超優秀
鶏むね肉特有の栄養素であるカルノシンは、アミノ酸が2つ結合したイミダゾールペプチドの一種で、鶏肉に多く含まれています。
カルノシンは瞬発力を必要とする場面で使われる成分で、一瞬で力を発揮する筋トレなどと相性の良い成分です。
動物に例えると、馬が速く走る・渡り鳥が長時間飛び続ける・マグロが速いスピードで泳ぐなどは、
カルノシンが運動疲労で発生する酸化物質を取り除いたり、疲労を和らげる作用があるからと考えられています。
カルノシンは、疲労回復効果や酸化&糖化を防ぐ老化防止作用があるとされています。
(酸化=「体のサビ」とも呼ばれ、活性酸素が体内で大量に発生し、処理しきれないこと。つまり老化のことを指す)
(糖化=「体のコゲ」とも呼ばれ、食事で余った糖質が体内のタンパク質などと結びついて、細胞を劣化させる現象。つまり老化のことを指す)
アンチエイジングや美肌など、健康や美容のためにも、ぜひ取り入れたい栄養素ですね。
鶏むね肉は脂肪の質も良い
脂肪には2種類あり、エネルギー源になる飽和脂肪酸と、コレステロールを減少させる不飽和脂肪酸に分けられる。
牛肉や豚肉の脂質は、飽和脂肪酸の割合が多く、食べすぎると肥満の原因となってしまいます。
鶏むね肉の脂質には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合がちょうどよいバランスで含まれているので、飽和脂肪酸の摂りすぎに悩むことも少ないのでおすすめです。
ビタミンB6が豊富
ビタミンB6はアミノ酸の代謝を助けて皮膚を丈夫にする働きをしたり、脂質や炭水化物の代謝サポートしたりしています。
体内の代謝がうまくいかないと脂肪が溜まってしまうので、ビタミンB6は脂肪を落とすダイエットにも効果的なビタミンです。
ビタミンB6は女性ホルモンの1つ、エストロゲンの代謝に関わり、ホルモンのバランスを整える効果があります。
ビタミンは、まとめて摂るような食事などをせず、毎日少しずつの量を摂取していくのがおすすめです。
筋トレと鶏むね肉の相性は「最強」だった
鶏むね肉の栄養価(100g計算)
カロリー100kcal前後
タンパク質が約20g
脂質(皮無し)は約2g
炭水化物は0g
鶏むね肉は筋トレにおいて、ほぼ完璧な栄養バランスの高タンパク・低脂質な食材である。
筋トレでの疲労回復効果、酸化&糖化を防ぐ作用などもあり、アンチエイジングや健康にもよい効果を発揮する。
手軽に手に入り、なおかつ低価格なのが嬉しいポイントである鶏むね肉は筋トレを続けていくうえで取り入れやすい食材です。
食感はパサパサしているが、調理の工夫しだいでジューシーに美味しく、飽きずに食べられるので、ぜひあなたの腹筋メシに取り入れてみてください。