日本ダービー(G1) [重賞最終見解]

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2022年05月29日(日)

東京11R 日本ダービー


過去5年の日本ダービーで複勝圏内に好走した15頭中11頭は、前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬。

また、過去5年の当レースは、ディープインパクト産駒が4勝。2016年は当種牡馬の産駒が3着以内を独占。2019年はディープ産駒のワンツー決着。昨年も父か母父ディープインパクトの該当馬が1着3着。

言わずと知れた日本競馬の祭典、3歳馬の頂点を決める一戦だけに、ローテーション的にも、血統的にも、極めて王道の傾向が垣間見えるレース。

また近年は、ロジャーバローズ、ヴェルトライゼンデ、シャフリヤール、ステラヴェローチェ等々、自身が芝1600m重賞実績馬か、近親に1600m重賞実績馬がいるような、スピードの裏付けのある馬が激走する傾向も顕著。

主流血統馬の中でも、特にスピード指向に秀でたタイプが走りやすいG1競走。

ドウデュースは、前走の皐月賞(中山芝2000m・G1)が1人気3着。

前述の通り過去5年の日本ダービーで複勝圏内に好走した15頭中11頭は、前走皐月賞で5着以内or当日単勝5番人気以内の該当馬。

また、前走の皐月賞で上がり最速の末脚を使った実績も有利。

過去5年で前走皐月賞からダービーを制した3頭は全馬が前走上がり5番手以内の実績があった馬。

血統構成はハーツクライ×Vindication(ナスルーラ系)。

母父は米国の快速血統。

日本の主流種牡馬にプラスαで米国の速さが強調された血統バランスもダービーの特注系。

昨年4人気1着シャフリヤールも父が主要のディープインパクトで、母父が米国のナスルーラ系という血統馬。

マイル重賞実績馬も期待値の高いレースで、朝日杯FS(G1)1着の実績も有利。

ダノンベルーガは、前走の皐月賞が2人気4着。

ハーツクライ産駒で母父が米国の快速型という意味では、ドウデュースに近いキャラクター。

前走の皐月賞はレースの質も、降雨の影響も含めてタフさも問われた一戦。

通常の良馬場を前提に、前走以上にスピードの絶対値がアドバンテージになる舞台設定であれば、前走からの大幅な上積みも。

配当妙味は、キラーアビリティアスクビクターモアのディープインパクト産駒2騎。

キラーアビリティは、単勝4番人気に支持された前走皐月賞は、スタートで痛恨の出負けの加えて、結果的に不利になった悪化した内目の馬場に押し込まれるような内容で消化不良の競馬に。

母方にはCongaree、Old Trieste等々、米国の快速系が凝縮された血統馬で、例年通りのスピードの絶対値が問われるシチュエーションであれば一変も。

アスクビクターモアは、前走の皐月賞が逃げて5着を死守。

タフな差し決着の中、唯一逃げ粘って5着を死守した内容は負けて強しと言えるもので、先行脚質も近年のダービーのトレンド。

2019年12人気1着と大波乱を演出したロジャーバローズも、前走で逃げの競馬を経験していたディープインパクト産駒。

この両者は、母父欧州型という意味も含めて類似性の高い競走馬。

ジオグリフイクイノックスに関しては、タフな馬場で行われた皐月賞よりは向かない条件。

皐月賞以上のパフォーマンスはどうか、という意味を込めて評価を下げます。

推奨馬

ドウデュース
ダノンベルーガ
キラーアビリティ
アスクビクターモア
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