本日も記事をご覧いただきありがとうございます。ひろです。
人について考える。
今日のテーマは、
「決断」
です。
トレイルのレースもいよいよ中盤に差しかかり、前と後ろに人が見えなくなってきた。
知らない山をたった一人で走る。
前に人がいるうちは、後をついて走ればいい。
前の人が走っている道はきっと、ゴールへとつながっているから。
でも、
前に人がいなくなったら・・・。
「本当にこの道で合っているのか」
という疑問が少しずつ湧いてくる。
やはり慣れないコースは不安と隣合わせ。
あ、前に人影が見えた。
良かった。
「こちら第一エイドになります!」
6キロ地点で最初の休憩所に到着。
スタッフさんが2名と、長いテーブルが1つ。
テーブルの上には、お菓子やスポーツドリンク、水が用意されている。
トレイルランの休憩所は、マラソン大会のように飲み物をとってすぐさま走る。といった休憩所ではなく、みんなゆっくりとしながらお菓子やドリンクなど。軽食を楽しんでいる。
僕も早速飲み物を補給する。
「カントリーマアムあります?」
「ありますよ!」
「やった! これ好きなんですよ」
こんな平和なやり取りも行われていた。
6km地点で第1エイド。
第4エイドまでと言われていたから、24km地点まで。
6kmごとに休憩所がある計算になる。
6kmごとに休憩があるのなら、28kmは案外楽に走れるのかもしれない。
徐々に自分のレースプランに光明が差してくる。
「よし、いくか!」
水分の補給も終わり再び走り出す。
前に人影はない。
後ろからは何名かが追いかけてきている。
僕を追い抜くという感じではなく、ペースを維持して走っている。
あ、これって・・・。
ふとした疑問が頭をよぎる。
もし、
僕が道を間違えたら後ろの人達も一緒に間違えるんじゃないか。
先程、自分が不安を味わった後、前の人を見て安心したように。
彼らも、もしかしたら僕を見て安心しているのかもしれない。
やばい。
変なプレッシャーがかかってきた。
「道を間違えたら、みんなで遭難コース!」
慎重にいかないと。
これまで以上にコースの案内を見逃していないか、神経を集中しながらコースを走る。
ここに看板があるから、ここを進んで・・・。
あ、こっちにも看板があるから。。
「こっちですよ!」
後ろから男性の声が聞こえる。
「え」
「こっちに看板あります。左に行った後、すぐに。ほら」
男性の指差す方向を見ると、僕が見た看板のすぐ後ろに、もう一つの順路を示した看板がある。
案内の看板は3つあった。
「ありがとうございます!」
「みんなで完走しましょう!」
男性の走る後ろ姿を僕は追いかけたのでした。。
追伸
人間って面白いですよね。
学生時代。
先生に、
「自習の時間にします。好きな科目の勉強をしてください」
そう言われて、自分の好きな科目を選んで勉強する人間はごく少数。
大多数の人間は、周りの人がどんな行動をしているかを観察して、それを真似し始めます。
こういった傾向が見られるのは、人間は周りの人がやっている行動を行うと、安心感を得られるからです。
「トイレ行こ!」
と女子が友達を誘うのも一緒。
多くの人は、
「自由にしていいですよ」
と言われて最初に周りの行動を確認します。
自由なのに、自由じゃないんですよね。
トレイルランや人生。
知らない道を走ることはたくさんあります。
そのたびに自分なりに考えて答えを出す。
そういった経験を多くすると、迷うことは少なくなります。
逆に人を参考にして判断をくだしている人生だと、自分にしか解決できない問題にぶつかった時。
大きな不安を抱えることになるんですよね。
もし、普段から決断を避ける人生を送っている方がおられたら、決断を下す練習をすることをオススメします。
「自分で決めて自分で行動する」
この行動は、自分の責任感を養ういいトレーニングになります。
自分で決めたことは自分で。
これを繰り返すことで、自然と人のせいにしなくなるんですよね。