アマゾンでのプロモーション施策の一つに「クーポン」があります。
クーポンはタイムセールのように直接値引きするのではなく、表示価格自体はは変えずに販売しながら、顧客が決済するタイミングで初めてクーポンの金額分が値引きされる仕組みになります。
つまり、クーポンとは実際にはタイムセールと同じように、単なる「値引き」です。
セールとの違いは、あくまで表示価格で値引きを表示するか、決済の時に値引きを表示させるかの違いとなります。
では、このクーポン、一体どういう時に使うのでしょうか?
クーポンを使うシーンは2つあります。
①ブランディング観点で表立って値引きをしたく無いとき
一つは、ブランディングを意識したケースです。表立って値引きするとブランド価値を毀損する可能性がある為、あくまでも「クーポン」という体を成すことで、安売りのイメージを避けることが出来ます。
アマゾン以外の小売店へ卸しているメーカーの場合、アマゾンでだけ値引きしていることへのクレームを避ける効果もあったりします。
(実際には値引きには変わらないのですが)クーポンという見せ方をすることで、あくまでも販売価格は変わらず、一時的な特典と印象付けることが出来ます。
②プライムデーやブラックフライデーの大型セールの事前対策
プライムデーやブラックフライデー等の大型イベントでは、直近30日の最低価格の25%以上の価格設定(値引き)をするルールがあります(このルールは都度変わりますので、常に最新の情報をセラーセントラルから調べるようにしてください)。
その為、直近の30日間でセールなどの値引きを行った場合だと、そのセール価格からさらに25%以上の割引をする必要があります。
そうなると、赤字になってしまいますよね。
ところがクーポンであれば、実価格は変えないので直近30日の最低価格を下げずに済む為、実質セールと同じ効果を生むことが出来ます。
そうすることで、大型セールに必要以上の値引きをして赤字を生むことを避けることが出来るのです。
クーポンのデメリットとは?
そんな便利なクーポンのデメリットですが、シンプルに(セールのような実値引きに比べて)顧客にとって分かりづらいので、セール程は売り上げに直結し辛いことです。
目の前の売上を上げる起爆剤としてはセールの方が向いています。
しかしながら、ブランド価値を意識しながら中長長期的に売上をあげていきたい場合には、クーポンはオススメのプロモーションだと言えます。
我々売れるアマゾンコンサルサービスでは値引きに頼らない真のマーケティングを実現します。
しかしながら本来であれば、セールやクーポンなどの値引きに頼らず、定価でも売れるような商品開発あるいはブランディングに取り組むことが理想です。
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