パニック症候群

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 みなさんおはようございます。千冬です。

 うつ病についての話が多かったので、今日はパニック障害について書きます。

 私が初めてパニックを感じたのは、中学2年生の時でした。社会見学でバスに乗りました。クラスの数も生徒の数も多かったので、補助席もフルに使って、身動きの取れない状態になりました。

 私は背が低く、目も悪くて視界が乏しい中にパンパンのバス、どこにも動けないと思った瞬間のことでした。急に頭がくらくらし、吐き気、多汗そして脳の中では「閉じ込められて動けない。このままバスから出ることができない」と勝手に思い込んでしまいました。心

 臓のバクバク音がずっと聞こえて、周りからの声が遠くなっていく。そのままフラフラしていました。近くに仲のよい友達が前の席で、「大丈夫か?」と声をかけてくれたこと、顔を見て目があったことで元の状態に戻りました。
 時間的には2~3分くらいだったでしょう。まだパニック障害について認知が低く、私は幼少期から暗所、閉所恐怖症を持っていたので、気のせいだろうと思っていました。

 時は流れ高校3年生の定期テストの時にまた発作が起きました。3年近くパニック障害の発作がなかったので、気のせいが確信に変わりました。やはり緊張状態と自由に動けないこと、扉をしめ切っていることから、出れないことが恐怖になりました。この時も友人に相談して、助けてもらいました。

 大学生になるともっと頻繁に起こるようになり、病院へ行きました。もうその頃は電車も2ドアの車の後部座席もすべてダメでした。まだ病気自体の認知や薬も微妙なところでしたので、回復することはありませんでした。


 仕事で新幹線に乗ることや新婚旅行の飛行機もダメでした。どうも調べてみると私の祖父も父も同じだったようです。パニック障害は遺伝するのかもしれません。私の子どもたちも持っているのかなと?たまに心配しています。


 あなたにも急な動悸、多汗、吐き気などのパニック状態があれば、早めの相談をした方がいいです。また、パニック障害は加齢とともに落ち着くような気がします。今、日常生活でパニックを起こすことは、月に1回か多くても3回くらいだと思います。薬もほとんど飲むことはありません。
 治療を続ければ、治る病気だと思いますので、少し落ち着いて向き合ってみましょう。


 さあ、あと1日でお休みです。がんばりましょう。


                             千冬
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