でき太くん三澤のひとりごと 投稿 その39

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投稿 その39


久しぶりに映画を観ました。
気分転換のつもりで。

映画のタイトルは、「そして父になる」です。

これから観る方もいるかと思いますので、概略だけ説明しますと、仕事も家庭も順調で何不自由ない生活を送ってた会社員(私の好きな福山雅治)と、貧しいけれど愛情深い地方の電気屋さん(私の好きなリリーフランキー)に、ある日突然病院から連絡が入り、自分たちが6年間愛情をかけて育ててきた息子が、赤ん坊の時に取り違えられた子だと告げられるというものです。

今回の映画を観てふと脳裏に浮かんだ言葉は「環境」です。

人は「環境」の影響を必ず受けていると思います。

大人になれば、ある程度自分で「環境」を調整して、自分にストレスがかからないようにすることもできますが、子どもは自分で「環境」を調整するほどの力がありませんから、私たち以上に「環境」に影響を受ける存在だと思います。

お父さん、お母さんがイライラすることが多く、いつも「はやくしなさい!」と言われるような環境だと、子どもはいつも不安で落ち着きがなく、学業もあまりパッとしません。

逆に、今回の映画の電気屋さんのように、しっかりと子どもに愛情を注いてくれる人がいる環境だと、子どもは安心して過ごしていくことができます。

安心して過ごすことができると、子どもは物事に集中して取り組むことができるようになりますし、他の子のこともしっかり思いやれる子になっていきます。

子どもが安心して生活できて、じっくり集中して物事に取り組むことができるようにするには、何が必要なのか。
それをしっかり考えていくことがとても大切だと感じます。

最近ではコロナの影響で全く訪問できなくなってしまいましたが、児童養護施設の子どもたちは、まさにその環境の影響を痛いほど受けていて、完全に心を閉ざしている子、大人を全く信用していない子、暴力をふるう子がいますが、みんなはじめは赤ちゃんでした。赤ちゃんは暴力もふるいませんし、心も閉ざしていません。

その後の「環境」によって彼らは変わってしまったのです。

もし今、自分の子どもに不満があるとき、子どもを責める前に自分はわが子にどのような「環境」を設定していたのか。

このことを見つめ直す時間があっても良いかもしれません。


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