『報告』とは、加工された情報として受け取るもの

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ビジネス・マーケティング
時々、メンバーからの報告をそのまま事実と認識し、それに基づく判断・行動で失敗し、後から報告したメンバーを一方的に責めるリーダーを見かけます。かく言う僕も、苦い経験を何度もしてきました。

でも、ある時、自分が報告する側の立場で冷静になって考えてみると、『報告する時には、報告の後のアクションまで考え、そこから逆算し、そのアクション(=自分の提案)に同意してもらえるような報告の仕方をしている』ことに気づきました。

つまり、嘘はつかないまでも、事実をありのまま伝えるのではなく、ある部分を強調したり、ある部分を伝えなかったり、理解されやすいように多少脚色して筋道立てて話したり、と。

できる人からの報告ほど、話の流れがスムーズで、疑いの余地がなさそうに聞こえるからやっかいです。しかし、その人の癖を理解したり、語尾を注意深く聞いたり、「ここはどうなっているの?」、「どこの誰が言っているの?」と事実確認の質問をしたり、自分が日頃から現場を回って現場で起きていることを把握することで、かなり見抜けます。


報告する人を疑ったり責めたりする(→そうすると益々曲げられた聞こえの良い情報だけが上がってきます)のではなく、報告とはそういう性質のものだという認識で受け取るようにすると、判断ミスをいくらか防げるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございます。このことから、少しでも新たな気づきや考える上でのヒントに繋がることがありましたら幸いです。
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