しゃべりたいこといっぱい・調舒星

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近年、算命学もあちこちにサイトが出現し、ブログなんかをみれば書いてあるのであらためて書く必要もないかなぁと思いつつ、深い考察という意味で他との違いを感じていただければプロファイリング依頼時の参考になるだろうと思って、今日もつらつらと書いております。w

はい、そうです。Jemmyも伝達本能の星、調舒星を持っています。(正確には鳳閣星も持っています。)ですから、この醍醐味わかってもらいたいとか伝えたい、という意思がよく働きますw。鳳閣星・調舒星というのは、基本的に一旦話し出すと、おしゃべり好きな星なのです。
 伝達の星は、算命学鑑定士さんには、特に求められる才能。
複雑な技法と法則体系を、いかにわかりやすく相手に伝えられるかが問われる職業ですから・・。

そもそも、伝達本能が一つでもないとどんなに知識が豊富でも、人に教える、伝える、ということはできません。
教師や子育てにどうしても必要な星とも言われています。
だから、伝達本能の星は子供の星、未来を作る星。

 自分の中にある何かを相手に受け渡そうという意思が楽にもてる人は、概して伝達本能があるでしょうねw。伝達したものに見返りは必要ありません。
伝えただけで、自己完結できるんです。魅力本能の人のように、その結果自分を好きになってね、という思惑もありません。
そんな風に気軽に受け渡すことが得意なので、サービス業にも多いです。
 でも「わかってもらわなくてもいい、わかるやつだけ聞け」と思って教壇に立つ先生の生徒は育ちませんし、先生自体が子供とのやりとりが楽しく思えなかったりするとモチベーションが維持できませんので、教える職業の人にはこの伝達本能は必須です。ビリギャルの坪田先生も生年月日はわかりませんが、必ずお持ちだと思いますよ。w

さて、鳳閣星や調舒星は、もっていれば意図しなくても、即興で言葉はどんどん出てきます。日常、常になにかとしゃべっている。賑やかでおしゃべりな星なのです。
下の子供が主星調舒星ですが、起きたら寝るまでず〜っつと黙ることはありません。話し相手がいなければ、歌っているか、独り言。
本当によくしゃべる。
本人たちは話すと、すっきり。マイクを渡されて、「え〜と、何を話せばいいのか、わかりません」ということはまずありません。そのあと雰囲気が良ければ、とりとめもなく、そのまま30分は話せるはず。w

伝達本能所持者は、人に話せば、歌えば、描けば、体の中に溜まっていたものが消えますからね、しゃべることは呼吸みたいなものなんです。かっぱえびせんじゃないけど、やめられない、止まらない。止まったら死ぬ。w

鳳閣星は、ムカつくことがあったら、そのままぶちまけてスッキリしますが、調舒星はムカつくことがあったら、黙ります。そして溜め込む。病む。
排泄みたいなもんですね。くだしても、つまっても、まずいことになる。w
そんな違いもあって、鳳閣星と調舒星が喧嘩すると、調舒星は黙っておいて、時間を置いてからしっかり報復します。調舒星の反撃には時差がある。w
お互い、止まらないのは仕方ないとしても、せめて相手が受け止められる(人)状況なのかどうかはちゃんと観察しましょうね〜!

まとめますと、伝達本能のある人は、周りから(人だけでなく、場の雰囲気や時に宇宙から)の気に反応し、そのエネルギーをなにか物理的な媒体を使って、だれかに受け渡す人たちです。受け渡さなければ、そのエネルギーは自分の中に滞ります。出さないと、自分がダメになってしまうってことです。
 同じ伝達本能の陽の星・鳳閣星も伝える星ですが、鳳閣星はありのままの事実だけを伝えます。そこに自分オリジナルの考察や感想、意図などは基本的にこめません。ですから、事実や正確性を大切にする伝達の世界、アナウンサーやマスコミの世界に向いています。

でも調舒星は、自分のフィルターにかけて情報を加工し、スキルをつかって人の感情を動かし、人の受け取りやすい形に直して伝えるのが得意と言えます。
だから、ストーリーテラーに向いている。文学・エッセイ、映画のシナリオ、現実とはちょっと違う虚構の世界を創ってひとの心を動かすのがうまい。写真にしても、ちょっと盛れるかんじですかね。w
伝えるということは、何も言葉だけではありません。
絵画や音楽、デザイン、ダンスなどの自己表現と言われる芸術活動も含まれます。そうそう、漫画家さんにも多いですね。

手塚治虫さんは、調舒星3つ、鳳閣星一つの計4つの伝達本能に偏る宿命の方です。これは、消化するのがものすごく大変!
でも手塚さんには、そのための身強の体力もプライドもありました。
 そして調舒星さんや鳳閣星さんは心身の健康にもよく興味を持ちます。
ですから手塚治虫さんは、漫画家になる前お医者さんでした。
ブラックジャックを手掛けられたのは、その経験からだったのでしょう。
そして山のような「降ってくる」アイデアをひたすら膨大な作品として発表し続けて一生を終わった方でした。

龍高星さんでお話ししましたが、龍高星や玉堂星の知恵は、過去にまつわる知恵です。すでにこの3次元で確立されたものを基にして出来上がるアイデアです。
でも、鳳閣星・調舒星さんは、3次元を超えた多次元世界から突然「降ってきた」情報を基にして、発想やイマジネーションが湧き、それを形にした創造です。
 スピリチュアル用語で言えば、クレアオーディエンス(霊的な聴覚)やクレアボヤント(霊的な視覚)、クレアセンシュアル(霊的な感覚)など霊的な感性によって生み出された情報を、本人がもっているスキルで3次元レベルに落として空想やコンセプトとして伝えている人たちなのです。
ですから、手塚治虫さんの描いた漫画が死後、実現したり、意味を持ってきたというエピソードには事欠かないと思います。
 調舒星や鳳閣星さんは、外側の環境から受信した膨大な情報を表現するには、言葉だけではなく非言語の形の方が変換しやすいこともあって、絵画や音楽、ダンスなどでそのエネルギーを伝えようとします。
お子さんにあれば、そういう習い事を一つでも持たせてあげたいですね。

調舒星になると、哲学的な要素も持ち始めます。自分に入り込んできたエネルギーの本質はなにか、ということを見定めようとする心の動きをします。
本質・エッセンスを抜き取って、それを相手が噛み砕きやすいものに加工して相手に伝えようとします。
本質を見抜くには、裏側もよく見なくてはいけません。
だから、ひっくり返して、逆にその裏側にあるのはなんなのだろう、と考えるのです。真実を探求したいのです。
だから、人の言葉の裏を読むとか、自己点検とかよくやりますね。
そんなひとなので、当然、お世辞や表面上の褒め言葉に喜ぶことはありません。不純なものにすぐに気がつきやすいのです。これが繊細さとか過敏さをもつと言われる所以です。

そして、この不純さを嫌う調舒星の感覚が、完璧主義とみなされます。
かちっとハマるような感覚・真善美・エネルギーの純粋性に、調舒星は惹かれやすいのです。しかも、それは人によってこだわる場所が決まっています。
そのこだわりを捨て難くて、批判的、反骨的な精神もうまれます。

「完璧主義な星なのに、ズボラよね」と一般的な算命学で理解していると、そう思われやすいのですが、いわゆる世間の完璧主義と調舒星の完璧主義は別なものです。
どういうことかというと、「自身の」中の美学のイメージの枠のなかに、きっちりと収まりきった感を追い求めている(=ちゃんと自分の中にあるエネルギーを表現しきったというすっきり感を求めている)だけなので、生活全てにおいてなにかを完璧にしようと思う人ではありませんからね。w

さて、会社でなにか新しいことをやる時、サービスを導入する時に、よくあるのが「前例はあるんですか?過去の実績を見せてください。」という会話。
しかし、過去の焼き直しだけでは新しいものは生まれません。常に時代環境が移り変わる中、未曾有の事態がおきればなおさら、過去のみ応用して使っているだけでは進化はなく、組織は必ず腐っていきます。
未来を切り開く発想が必要になります。
これをもたらすのが、伝達本能所持者です。

・・な気がする。
・・・・感じがする。
ちょっと引っかかる・・。

彼らはこれまでの人生で、直感や感覚に救われたりしたので、そういうのを重要な手掛かりとして生きています。
そして、いつも外から取り入れたエネルギーが意識にのぼるので、感化されやすく、伝達本能所持者は環境に恵まれることがとても大事です。

いい気が流れている状態では、伝達本能所有者は健康に恵まれていますが、悪い気が流れている状態では、たちまち健康を損ないます。
本当に環境が大切な人たちです。
だから、一旦外からのエネルギーを全て遮断する必要があり、調舒星の方は定期的に一人になりたがります。自分一人に集中する時間を持たないと精神が持たなくなってしまうのです。孤独が好きだというより、孤独じゃないとリセットできない。ひとりになるのは、毎日お風呂に入らないと気分を変えられないみたいな必須な感じ。

ストレス管理によって、健康状態が大きく変化しやすい、という面は、伝達本能に中殺がかかると、さらに拍車をかけます。
普通の伝達本能は、(人・食べ物・環境・体・仕事など)3次元環境からの情報を受けて、他人に受け渡しますが、そこに中殺がかかると3次元だけではなく4次元以上の世界からの情報が入りやすい状態になります。
だから、鳳閣星中殺、調舒星中殺は、霊感者と言われるのです。

(並木氏によると、霊感をつかって情報を明確に受け取り、その機能を自分の意思で操作できない霊感は、サイキックではないという定義があるそうで、普通はそういうものは修行しないとつかないものなので、中殺者であるからといって直接、スピリチュアルカウンセラーにはなれないようです。
だから、それは単なる霊媒体質でしかありません。やっかいですね。)

中殺のかかった伝達本能所持者は、そういうわけで他人の感じないレベルの、よくわからないものにしょっちゅう翻弄されるという宿命があります。
 意識が低い状態では低次の霊的存在から、情報を受け取りやすいので、精神を病みやすい。だから、調舒星中殺は、自殺するとか人を巻き添えにして死にやすい、とかいう禍々しいことが一般の算命学では言われてきていました。
(神田沙也加さんも主星調舒星中殺で、自分の体質を知って、低次の霊の影響を受けない細やかなストレス管理が必要な方でした。)

一方で、中殺された調舒星は、意識が高い状態では高次の霊的存在から情報を受け取りやすくもあります。ひとの精神は外からのエネルギーによって影響されますが、中殺者は流れ込むエネルギーの種類をフィルターする枠が消えているのですから、当然、調舒星中殺者の精神はいつも安定しません。
安定するためには、ブレないこころを作るべく自分で自分の価値観や自身の意識を常に上に引き上げる努力をするしかないのです。

そのため調舒星中殺者は、哲学者になったり、見た目よりも実際の精神年齢が非常に高く、深い洞察と人間観察力、精神力を備える場合があります。
 そんなわけで伝達本能中殺者は、良くも悪くも受け取るエネルギーが次元を超えるので、良い人生を選びたいなら必然的に精神の鍛錬を強く求められる宿命と言えます。
 さらに、丁の日干をもつひとは、その漢字が天と地をつなぐようにみえることからもわかるように、天のメッセージを地上に下ろす役割を持っています。
どこかに伝達本能があって、意識の次元が上がれば、宇宙の理を誰かに受け渡す伝達者になれます。

そうそう最近、ハマっているアニメキングダムの作者の原さんも、主星調舒星中殺、車騎星中殺、そして玉堂星が2つあります。
車騎星=戦い、玉堂星=歴史・伝統 の星が中国古代戦国時代を伝える、ということで消化されていますね。
そして、原さんの現在の星が、天将星。
アニメ・キングダムは、主人公は下僕から大将軍目指して、成り上がってトップに立つストーリーですので、まさにこれは原さん自身の人生ストーリーと大きく被っているのだと思います。
そして、調舒星中殺者が漫画として伝達しているということは、その時代に生きていた武将や王たちからも、なにか霊的な示唆を受け取っているのかもしれませんね。イマジネーションが素晴らしすぎます。

最後になりますが、調舒星さんが、意識の次元をあげる方法は、
「不完全なもののありのままの美しさをどれだけ認められるようになったかどうか」ではないでしょうか。
まがい物だらけの世界のその先にある、一番の美があるがままの自然界そのものだった、と感じられるような心の境地に達観できたら、なにか救われると思います。

だから、時々自然の中に身を置いてみてくださいね。
いいエネルギーが、滞ったエネルギーをうまく流してくれますよ!
「人から自分がなかなか理解されない」という思いも、きっとね!w

Jemmyでした。






















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