枠組みを作り、自らハマりたい星・牽牛星さんを理解する

記事
占い
昨日、youtube動画の取材も兼ねて、JAXA筑波センターに行ってきました!
原寸大の実験棟「きぼう」の中に入れて、も〜最っ高でした!
 天文が大好きな娘からロケットの種類や名前の展示の説明をつらつらと受け、どこで知ったのかとびっくりもしました。その娘自身も「図鑑やyoutubeでみたやつの実物を見られて、とても良かった」そうです。w
 (わたしも、小学生や高校生の頃の学習環境が恵まれてたら、エンジニアに本当になりたかったなぁ、その上でNASAやJAXAで働けたら、すごいかっこいいのに!)今世は無理だったけど、次回生まれた時は、ぜひ軍人か宇宙計画の研究職でいきたいです。w

さて、今回の実学算命学は、牽牛星で行きたいと思います。
普通、5本能を順番どおりに書くのだと思いますが、アンテナがたった順番に書いております。

通常の算命学の説明では、牽牛星は行動の星の陰の星、武官の車騎星に対して文官の星、そしてプライドの星、真面目で役割に忠実である、参謀役といった説明を受けると思います。
 でも通常の算命学の説明による牽牛星だと、表面的な見え方でしか牽牛星さんを理解できません。実学算命学は意識のエネルギーの導線で陽占の意味を捉えるので、プライドの星=牽牛星という説明はいたしません!(ドクターX・大門未知子か・・って・・w)
世の中には、プライドのない(お代官様と大黒屋みたいな)牽牛星もいるので、プライドの星では、その説明がつかないのです。

実学算命学でお伝えする牽牛星さんの真の姿とは・・。
牽牛星さんを突き動かしているものは、あらゆる「枠組み」への囚われです。
車騎星さんというのは、大きな大義に賛同すると、目的にかなった行動を現実的にかつ直接的にとりますが、牽牛星さんは大義に賛同したあと、まずはそこから一歩下がって目的達成のための「枠組み」を考えるタイプなんです。

例えば、進撃の巨人の主人公・エレンやミカサは車騎星的なキャラ。
友人のアルミンや故エルヴィン隊長は牽牛星的なキャラと言えましょう。

個々の戦いで勝つことを意識する車騎星に対して、牽牛星は他人をよりよく動かす仕組みで、全体(システム)で勝とうとするんです。システムで勝つというのは、孫子の兵法にも書かれていますが、個人の能力に頼る必要がないので、だれがそのパーツを担っても仕事を果たせるし勝てるような戦法です。
だから、牽牛星さんは、一般化して物事を考え、思考を邪魔する感情を一時的に切って、人を駒のように捉える考え方をします。
 ですから軍で働くならば、軍略を立てる軍師や参謀向き。自分が直接戦うよりも、全体を動かす仕組み作りのところで、彼らは目的達成や勝ちをもたらそうとして活躍します。
 だから、将棋や囲碁の世界にも牽牛星は多いです。
 それぞれの駒を動かし、全体のシステム作りで勝つ。
これが将棋や囲碁の本質だからです。

キングダムの王・始皇帝エイセイさんは、牽牛星キャラで描かれていますね。
主人公の李信さんは、車騎星キャラです。部下に自らの後ろ姿を見せて戦う信の弱い部分を始皇帝エイセイさんが補うかのように、大王としての責務を果たし、軍師とともに軍略と外交力でおおきな枠組みを作っています。
 そもそも牽牛星さんは枠組みから外れた粗暴な態度をとられるのがあまり好きではないので、平和時の王ならば始皇帝エイセイさんは信さんを相手にしませんが、動乱の策謀が渦巻く中、本当に信頼できる直球の車騎星の正直さに価値を感じて、信さんの粗暴さはエイセイさんの度量で受け入れているのでしょうね。

そんな牽牛星さんが中間管理職や軍隊で働くと、全体で勝とうとするので、全体を生かすために個を殺すことを厭いません。例えば、五十人の兵がいて、足手まといの兵士が数人いた場合、サバイバル戦では彼らを見捨てるという判断もする。そして、四十人以上の兵士が結果として、負担を減らして確実に生き残れることを選択することがあります。

でも、これが車騎星さんならば、サバイバル戦でも数人の兵士も見捨てずに、最後までともに救おうとします。「あいつら救うためにできたその分のハンデは俺が背負う!」って言っちゃう人ですね。陽のヒーローです。
米軍の特殊部隊の戦闘員とかは、こんな感じですよね。
万一見捨てようものなら仕方なかった状況だとしても、車騎星さんは一生の後悔を背負い、仲間のために一生供養すると思います。
牽牛星さんは、全体で勝つための少数の犠牲ももともと計算済みなので、その辺は引きずりにくいです。

牽牛星さんの枠組みとは、無形のこだわりの枠です。社会をピラミッド型のシステムであると捉える牽牛星さんは、その中で上を目指します。社会をフラットなシステムだと思えば、そこに叶うベストな形で、またフラットな立場と役割に徹します。
だから、同じ牽牛星でも、みんながいわゆるブランドやステイタスを目指すのかというと、割合そうでもなく牽牛星さんにとってのというのがミソ。牽牛星は「自分の枠組みの中での」ステイタスを目指す、というのが的を得た表現です。

枠組みとはコンセプトや常識、規範と言った、全体のなかに働いている価値観のものさし全てをさしています。ですから、牽牛星さんは、自分のなかで「これで全体がうまくいく」とか「俺はこの枠の中で勝てる」と思えた枠組みをきっちり構築して周りを配置するし、自分自身も率先して他人の枠組みの中にはまって、そのポジションの中でベストを尽くそうと努力します。
その姿が、仕事に忠実で、真面目に見えるだけです。
実際心底そうかどうかは、人によります。w
要するに牽牛星さんの美学次第、というところ。

よく算命学界隈では、牽牛星さんの見栄っ張りぶりについてネガティブな意見を聞きますが、あれも別に見栄っ張りというのではなく、自分の頭の中にある枠組みの中で、今、俺は最高を得ている〜!という自己満足の充足感がそうさせるのだと思います。
その牽牛星さんの充足感を共感できない人からみれば、「なんだよ〜マウント取りかよ・・」という目線になる。そこで悪口になる、という流れだと思います。牽牛星さん、気の置けない人につい、自慢して自己満しても全然、いいじゃあないですか・・カワイイです。w

それでね、牽牛星さんの美学による、ということは・・ですよ。
算命学では、「ヤクザの牽牛星が一番怖い」という言葉があるそうです。
ヤクザになった牽牛星さんは、その組織の枠組みの中の美学を完全に全うしようとするので、最強で伝説になる、ってことなんだと思うんです。
(でもそれは違法かもしれない・・(汗)。)
牽牛星さんはなにも東大出身の官僚目指すようなタイプばかりではなく、東京リベンジャーズに出てくるギャングみたいなチームの中のシステムに忠実なキャラのなかにも多くいるんだ、ということです。

思春期って、なかなか自分の美学を持つのって難しいでしょ。
だから、取り合えず世間のマスコミがいいって消費者に思わせようとする枠組みを鵜呑みにして手っ取り早く取り入れてみたり、仲間に「すげー!」と言われる枠組みを安易に自分の枠組みにしちゃったりするんです。

 だから、牽牛星のお子さんをもつ親御さんは、こどものお友達や学校環境、部活の仲間の価値観に十分注意を払ってくださいね。その中で何がよしとされているのか、カッコいいとされているのか、それ次第によって、牽牛星のお子さんは悪の道にも善の道にも進みます。
牽牛星のお子さんを本物のカッコ良さをもつ大人と会わせてあげてください。

そんな牽牛星さんは、無意識のうちによく自分で自分を評価します。
自分の枠組みの理想の中で、自分の価値って、今どのくらいだろう?って。要するに、「俺、今、かっこよく生きてるかな?」って、よく自分に問いかけるんです。w
 そのかっこよさは誰かと比べてではなく、自分の中の「枠組み」と自分を比べて葛藤しているだけなので、他人は案外関係ありません。自分の中の規範なので、何かミスがあったとしたら、自分が作り上げたその枠組みの理解そのものが甘いか、不完全であったか、自分がそれに到達する努力が足りなかったか、ということを意味します。そこで、意識の高い牽牛星さんは、自戒し、簡単に他者を責めることを恥じと考えます。
「おお、責任をとる男だ!!」って、周りや部下はしびれる。
でもね・・一方で、もう一つの深層心理もあります。

だってね、相手を責めたら何も吸収できないでしょ。
でも自分を責めるというのは、まだ負けてない・・ってことなんですよ。
牽牛星さんの自戒は、最後、追い詰められた戦況をまくろうとする手を精一杯探し出そうとしているのに似ている。相手(人でも物でも立ちはだかる壁でも)を倒すすべを見つければ、自分はいずれ勝てる。だから自分の中に回答や解決を見出そうとするんです。
他者を責めたら、回答は出ない。自分の負けなんですね・・。
だから自律的な人が多いです。
そう、車騎星と同じく、やっぱり牽牛星は、「負けたくない」星なんです。

だからね、牽牛星をもつ男が周りにいたならば、彼らの繊細で強い責任感とその美学が理不尽な組織の政治のPower gameで踏みにじられて、怒りをグッと飲み込むとき、牽牛星さんが黙っていてもそんな男の辛さを理解してやってください。w
愛され奥さんとしては、慰めの言葉はいらないけど、「お疲れ様」って、そっと高いブランデーでも割って出してやる、みたいな心遣いがいりますね。

あ、ちなみに車騎星夫は、きっと必要ないです。w
「うぉ〜あいつ、絶ってぇ〜ゆるさねぇ〜!!いつかみてろぉお!」と家で暴れてスッキリだと思うので、アドレナリンで体動かせば終わりです。w
 家族で山登ったり、スキーやったり、アクティビティにさそって、むちゃくちゃそのカッコ良さを褒めるといいかもしれません。
行動の星の原則は、陰陽ともにカッコよくありたい星なのです。
結婚願望の強い女子が魅力ビーム撃ちたいときは、このように彼らが弱い時を狙ってみてくださいね〜!牽牛星さんは、プライドを守ってくれた女子(彼氏)を信頼し、世間一般の夫(妻)の役割もしっかり果たそうとしてくれますよ。健闘を祈る!w

そして、算命学でも記述少なめ。問題の、この牽牛星の中殺についてですが・・。牽牛星中殺さんはどんなんなんでしょうか。
この牽牛星の「枠組み」と葛藤するという囚われには、通常の牽牛星は、その枠組み設定の初期の時点で普通は、「実現可能な」かつ「一般的な」枠組みを設定します。駒として配置する、等身大の自分とその枠組みとの関係性がちゃんと俯瞰して認識されているんですね。
他人を駒とみるように、自分という駒も見えているのが、牽牛星なんです。

でも、宿命中殺などがかかると、等身大の自分が見えません。w
牽牛星中殺所持者の対峙する対象が、一体3次元レベルでどういう枠にあるのかが計れなくなるんです。
 したがって、等身大の敵および、仲間や部下の実力も見えません。それが主婦であれば、等身大の夫の実力が見えません。仕事ならば、その仕事がどこまでクオリティが求められている仕事なのかが見えません。

 つまり、自分や上司やなかまを擬似駒として動かそうにも、その実力の等身大サイズがわからないので、枠組み設定の時点で、はるかに遠くへ置いてしまったり、はるかに近くに置いてしまったり、ちぐはぐになってしまうんですね。

(仕事やりすぎるか、仕事やらなさすぎるか。両極端。
 だから牽牛星中殺さんの奥さんでは、超真剣に(命がけかってほど)家事をこなすスーパー主婦と超ちゃらんぽらんで毎日遊び歩いて、子供の世話も適当な我良し奥さんと二極化します。だから牽牛星=真面目ではないですよ。)

 その枠組みが美学としての枠組みならば、組織の範囲を超えて、はるか遠いところに美学を置きすぎてしまうし(国内の零細中小企業なのに、世界を目指すビジョン掲げたり)、美学に従って自分の役割の枠組みを超えて、他人の役割までもやってしまいかねないところがある。
 下手すると、部下なのに王様の仕事までやっちゃうかもしれないんですよ。

 それで自分が想定して思っていたような仕事の成果が上がらなくて、突然評価を落とすこともあるし、主婦が中殺者ならば、夫を高く見積もりすぎて夫が結果を出さなければ、絶望して瞬間的にもう離婚したい・・と思ったりするわけです。
要するに仕事(夫)に対する期待感が大きくなりすぎ、その後、がっかりしてやめたくなる、という心境をずっと繰り返したりするんですよね・・w

だから、牽牛星中殺を持っている方は、自分が「ド近眼・乱視メガネをかけている」って思ってみてください。
「ド近眼・乱視」だから、自分が今、見ている相手のシルエットの枠線は全部ブレてるし、歪んでぼけて見えてるってことを常に念頭に置いて動けばいい。
ブレブレでも、まぁほぼこんな感じという、おおざっぱな仕事計画や結婚計画を立てると良いでしょう。実力や枠組みの正確性が自分の人生に影響してこないような働き方をするといいです。
世間の枠組みからくる評価に左右されない仕事も良いです。

だから、牽牛星中殺は九流の術士という別名があります。
九流の仕事は、世間の枠組みがほとんど関係ない仕事です。
普通の牽牛星は、枠組みにしたがって動く習性があるので、資格をとったならその資格の枠組みの中で努力することができるので普通は心が安定します。
そして、資格が自分の仕事運を上げてくれますが、中殺のかかった牽牛星は、資格をとってもその資格の枠が見えないために資格の枠を超えすぎたり、逆にその資格より足りない技量で働いてしまったりします。
自分が相手からどこまで求められているのか、わからないのです。
そこを外す度に、評価を落としてしまい、ストレスになります。 
ですから、世間一般から「この職業はこういう仕事をしてくれるはずである」と思われるような、仕事の枠組みが逆にしっかりと存在しないような職業で働いた方が、うまく生きられると思います。
それが、実学算命学での九流の術士の本質的な意味解釈です。

自分の実力や枠組みをきちんとはかってくれた上で、仕事を回してくれるような良い仕事仲間に恵まれるとラッキーですよね。w
でもそういう友達も見つけられない。ど近眼メガネですからね。
そうすると、友達の善意を受け取るという受け身をとることでしか、うまく働けないということなので、何かあったら紹介したいって思ってくれてる友人をできるだけ大事にしてください。

自分の枠組みの中での最高を目指さず、そこそこのところで気持ちの力を抜いて仕事をやれれば、本来の実力に見合った評価がついてくると思いますよ。

牽牛星さん、もし苦しくなったら自分のなかにある枠組みが果たして自分に合っているのかどうか、そのときが見直しのタイミングです!
ブランド好きですって・・?見栄っ張りと言われようが、自分の枠組みの最高のものを買ってもつことで気持ちのテンション上がるなら、なんと言われようと全然いいじゃないですか!w
疲れたら、自分にちゃんとご褒美あげましょうよ。

実学算命学Jemmyでした。







































サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す