実際、あなた自体が不思議です・龍高星さんを理解する

記事
占い
桜が満開ですね〜!東京タワーの方も、桜並木が薄桃色に染まっていて、春が来たことを感じさせてくれました。

さて、今日の実学算命学シリーズ。
不思議な雰囲気を伴う、エグザイル(流れ者)こと龍高星を取り上げます。
普通の算命学での解釈は龍高星は、現場重視の習得本能の陽の星とされ、未知のものにひかれ、改革・放浪の星として紹介されます。そして海外や皇室、芸能界・霊界wなど、目新しいものや異世界に惹かれます。
 さて一般的に習得本能があるから玉堂星や龍高星を持つ人は非常に頭がいいよね?といわれたりしますが、どうでしょうか。
 実学算命学ではちょっと違う解釈になります。
実際、頭がいいかどうかは、持って生まれた肉体由来の知能指数や処理能力によるところが大きいです。そして意識の高さも物を言いますよ。w

ただし、これらの星を持っている人たちは、たしかに知識や知恵を習得するところに意欲を持ちやすいです。だから結果として「物知り」になりやすい。
でも玉堂星・龍高星を持っていたからと言って、興味のない分野ではからきし教養や知性がない、なんてこともざらにある。
だから、玉堂星・龍高星があるから学校の勉強もよくできて、一流大学に入っているひとたちなのかというと、そこはね・・まったくイコールにならないんですよ。w (そういうひとは、たまたまいい親や先生や師に出会えて、その分野の興味を持続させていただいたとかいう背景がある人に限ります。)

つまり、実学算命学では、宿命の中で、習得本能がたくさんある=頭が良い、そういう図式になるわけではないんです。
だから、わたしがこの習得本能を持っている人たちを自分の言葉で語るなら、『自分が興味を持った分野について「わかった!」と思えると、快感のツボにはまる人たち』というほうが的を得ていると思いますね・・。w 
・・快感だから、もっと知ろうと思う。いい学習スパイラルに入って行きやすい。確かにこれはあります。
 でもね、家族や周囲の人は龍高星さんや玉堂星さんに、時々首を傾げたりしますよ?
「こんなに物知りで頭が良さそうなのに、なんでこの人、人生ではこういう判断をするんだろうか・・(汗)?」って。w
そこが面白いところですね。

要するに、「知ってる」ということと「頭が良い」ということは全然違う話なんです。
もちろん知的好奇心が強いので、習得本能をもっているひとはあらゆる情報に興味を持ちます。でも、それを自分の知恵に消化するとしたら、やっぱり一定の意識の成長の流れがあるんですよ。たとえ高学歴を持っていてもね。w
 だから習得本能の数だけで、即断してその人が頭が良いと言い切ることはできないんだということを覚えておいて欲しいです。

さて、では今回のテーマ。龍高星の人はどんな条件で、知恵を身につけることができるのでしょうか。

第一フェーズ。龍高星さんにとって意識の次元を高く維持するための大事な意識の持ち方は、「俺は知っている。わかっている。」という意識が出てきたら、すぐにそれを捨てることです。「俺は賢いやり方を万事わかっている」のではなく、要は「これは、俺のやり方だけど・・。オレ流の進化継続中ってことでやってます!」ってのが丁度イイね。w

 というように龍高星さんが知恵を身につけるには、「俺は何も知らない」ということからスタートする方が望ましいです。その意識を持てば、過去から学ぶ意識の土台が出来上がったも同然。
そもそも習得本能は、過去の星です。
ですから、過去の事象から謙虚に学ぶ姿勢がなければ、土台となる教養とか、しっかりとしたひとからのためになる知識を身につけることができません。

砂場で高い山を作るとしましょう。
さて、高い山を作るにはどうしますかね。
土を盛ってある程度の頂上ができたら、手ですり潰して底辺部を広げるよね?
そして新たに山のための土を盛っていく。その繰り返しで、高い山ができる。

龍高星を知恵に変えていける人の第一条件は、土台となる教養の基礎がどれだけ広くあるかどうかです。意味がないと思えても。
それは言い換えると、過去や師匠に向き合ってどれだけそれを素直に謙虚に学ぶ姿勢があるかどうかです。何もないところで、俺は知ってる、と思っても、それは本物の知恵ではありません。
謙虚さがなければ、宇宙から習得のエネルギーだけを受け取っていても、物質界レベルに影響を及ぼすような知恵のエネルギーには消化されません。

だから、第一段階の龍高星さんは、何から何まで吸収するつもりで、先駆者や過去を生きた人から、逆らわずに経験と知恵を受け取るようにします。
忍耐のいることですが、これがどのくらいできたかによって、その後の龍高星さんの人生のクオリティは変わります。
・・なのに大半の龍高星さんは、この時点でだいたい目上への敬意をおろそかにして、心移ろい、自分の好きなように面白そうなものを追いかけて逸れていきますよ・・w。

回りくどくても、基礎習得には忍耐する力がいります。玉堂星・龍高星は、「目上」という意味もありますから、目上の人との関係性が良好でその人たちに認められなければ、知恵の土台となる教養や体験・判断力のエネルギーを彼らから受け取ることができません。

そしてそれができたらその次に「現状を正確に理解する」という第二フェーズに入れます。
龍高星さんが変えたいと思っている「現在」(の問題やテーマ)がどうして成り立ったのか。なぜ、いまこうなのか。その原因と結果を見極める。徹底的に分析して、考えつくすということです。

 この第二フェーズを飛ばすと、勝手な改革をし始める迷惑な龍高星さんになります。例えばですね、自分の変えたい、という思いに突き動かされて、組織の中の事務で、何年もルーティン化されていたものを一夜にして破壊するなどということを平気でしてしまう。
別な人の作った公式ウェブサイトのコーディングをなんの連絡もなしに勝手に変えて、事後承諾とかね・・。(えっ?!みて、よくなったでしょう?って・・アナタ。イヤ、それまずいんじゃ・・・・。てな次第です。w)
あとは部下への改善要求が果てしない。何度も修正要求するとかですね・・。

 そもそも組織でできたルーティンというのは、基本的には意味があって出来上がったルーティンばかりなんですよ。もちろん長年の間に、用をなさなくなったルーティンや仕組みもありますが、そうであったとしても急激な変化は混乱を呼びます。
なぜなら、この無用になったルーティンに従うことによって、仕事がやりやすく恩恵を受けている人たちも一部、確実にいるからそれが続いてきたわけですからね。そのひとらから当然反感を買います。(良くも悪くも、既得権益層というのでしょうかね・・。w)
でも、変えることになんの問題も感じない龍高星さんは、えてして気がつきません。
家庭の主婦だったら、引越しを勝手に決めてきてしまったり、子供の部屋の模様替えとか勝手にしちゃったりね。・・え?それの何が問題?って。

だからこそ龍高星さんは、まわりにきちんと説明と同意をこぎつけなくてはならないし、変えたくない人たちにとっても利益があることを、前もってきちんと説得できるなにか、・・そこが会社ならば検証データを持たなくてはならないんですね。
龍高星のもつとされる忍耐力は、回りくどさを避けないための忍耐で、こういったところで、使われるべきなんですよね・・。
まちがっても「忍耐=我慢」と解釈したらダメですよ・・。
我慢と忍耐は別なものです。我慢は、創造とは真逆の言葉ですから。

でも、意識の次元が高くない龍高星さんは、そこまではできない。
そうなると、どうなるか。
いきなり行動して物事を変えてしまう。周りからこれまで上手くいっていたものがうまくいかなくなると言われて抵抗される。→ひとりで変えられないときは、問題点や批判的な文句をぶちまける。ぶつかる。→さらに結果が出せないと、現実逃避的に他の不思議なものに興味を移ろわせる。
といった流れにのることになります。

龍高星さんの知恵化の第3フェーズは、「疑い」です。
ある程度学びを得たら、龍高星はそれが実際に通用するものなのかどうか検証しようとします。実際につかってみて、結果を出せるかどうかをためします。
一旦部品をバラバラにして、もう一度思考の中で組み立て直すような感覚でしょうか。その実験思考が、現場に向かわせます。現場で試したくなるのです。そして、その中で独自の検証をパスしたものを、やっと自分の知恵としてどんどん活用していくのです。

ここまでの3段階がちゃんと踏めたら、やっと次元の高い意識を持つ本物の知恵のある龍高星に育ちます。
龍高星向きと言われる外科医だってそう。ちゃんとした医療技術が土台にあって、患者さんの切り貼りができたり、独自のオペを開発できる。過去の流れをどれだけ大事にできるかが、変革にはいつも必要なんです。

ただ、面白い体験して終わりの龍高星では、ただの変人で終わりますよ。w
伝統や過去事例からしっかり学びとったエッセンスを、その体系を一旦チャラにして、パーツ化した知識を組み立てて、オリジナルの作品やコンセプトを作り出すところまでやらないとね・・。
自分の理論の再現性にこだわることも大事です。法則に再現性がなかったら法則じゃないからね・・。w

そもそも、創造力というのは、想像力(妄想力)ではなく実際に手足を動かして物理的次元でやることが創造力。企画アイデアのようなイマジネーションを指すのではなく、龍高星のエネルギーは、まさにクリエイションのほう。
調舒星や鳳閣星のような想像力ではなく、創造力のほうなんです。ここのところ、間違えやすいですよね。
 だから龍高星さん、他人から見たら、全く新しいものを作り出しているように見えるけれども、実際にはそこには過去の知恵の土台がいっぱいあるということなんですよ。(※一方、調舒星や鳳閣星は無から有をつくりだすようなアイデアが降ってきて、突然企画を生み出します。)

 そして龍高星の思考というのは、立体思考なんですよね。だからパズルとかも得意。空間認知能力も高い人が多い。建築やったり、彫刻彫ったり、ガンプラ作ったり。レゴが得意な人も多く見受けられましたよ。w
 玉堂星と違う点は、龍高星さんが見出そうとしているのが、一方見だけで成立する法則性ではなく、あらゆる角度から批判的思考(疑い)に耐えられる現実的な法則性だということ。クリティカルシンキングなんですね。

そしてね、人柄としての龍高星さんを一言で言えば、天邪鬼。ファッションも独自のセンスをいきます。自分がいいと思えば、いい。
つねに生き方は、世間の常識の逆張りをしたがる人です。
人と同じことはしたくない。一般の人がやらないこと、変わったこと、常識と違うことをして、新しい世界を切り開きたい人だからです。
 しょっちゅう、霊的世界や不思議なことに興味を持って首を突っ込む龍高星さんですが、要するに、不思議なのはストーンヘンジやミステリーサークルではありません。声を大にして言いたい!
あなたこそ、不思議で未知数なんです〜〜〜〜!w

そんな龍高星さんは、俺はわかってるとして、組織や他人を変えようとするのではなく、実は一番不思議な自分に研究対象を変えて、自分を変える方へ意識を向けるとどんどん伸びます。そうそう、習得本能が3つの斎藤一人さんは、「うまくいかないのは、すべて、おれがまちがってるんだ・・」って思うようになってから、運勢が伸びたそうですよ。w

龍高星さんは、変わった経歴を持っていることもよくあります。
でも、それは何かになろうとしてやったわけではなく、ただ、体験したかったからやったというのがその理由だと思いますが、おかげで龍高星の体験談は豊富でとても面白いものが多いです。

 というわけで、Jemmy的には、龍高星はサラリーマンに向く人ではないんじゃないか・・と思いますね。w
私がプロファイリングで出会ったひとも、みんな基本的に自由業でしたよ。
 基本的に一つの会社に滅私奉公なんてあり得ないですよね?龍高星さん。(あったとしたら、海外とかよほど変化の多い珍しい体験ばかりができる場所だと思います。)龍高星にはいろんなものをつついて味見してみたい。そういう思いも常にありますから、味見し切ったら当然、次行きますよね。
(だからこれが西の配偶者の場所にあると、大変。「じゃ、次の配偶者、いこか!」ってわけにいかないですから。w)

 そんな龍高星のお子さんはひょうひょうとした印象を与えますが、主星龍高星をもっていたら、「きっとこの子は型にはまった人生はおくらないのだろうな」と親御さんは最初から覚悟を決めてくださいね。w

では具体的に、主星・龍高星の方と言えば、どんな人かというとですね・・
yes!(やっぱりか)高須クリニックの高須克弥さん。誰もが目をつけなかった美容整形の医療で成功し、いまの奥さんと高齢婚しましたね。こういう世代間ギャップのある結婚は龍高星的には楽しくて良いでしょうね。
それから、絶妙な人間関係の間合いを取るオタキングこと岡田斗司夫さん。
算命学をインチキだっていってましたね。w まさに「疑う」ことから始める龍高星!ぜひ、検証まで行きついてほしいものです。

で、有名どころでは故人ですが、アップルのスティーブ・ジョブズさんです。
ジョブズさんについては、水火の激突しかないという激しい宿命。
こちらもどういうことか、詳しく説明します。w
龍高星は水、鳳閣星は火です。この二つのどちらかが主星にあれば、水と火が激突します。そして葛藤した挙句「閃く」。新しいものがひょいっと生まれてくるんです。だから水火の激突がある人は、天才型と呼ばれます。
(水火は、玉堂星と調舒星との組み合わせでも良いです。)
ただ、ひらめくまでの葛藤は凄まじいので、イライラしてよく、瞬間沸騰してキレますよ。ジョブズさんはキレまくり、会社からいっとき弾かれました。
もしお持ちの方は、自分の瞬間沸騰を制御できるほどに成長すれば、いろんなことがひらめくようになりますので、怒りの方へ使うのではなく、アイデアに消化してみてくださいね。


 普通の算命学では、龍高星は改革の星と言われるので、当然物事をよりよくしてくれるんだろうと考える方も多いのですが、いや実際、現実としてなかなかそうでもありません。w
 問題点を解決するということであれば、実はデザインの星、鳳閣星の方が上手くやります。ただ、鳳閣星は現状に満足する術を備えているので、現状に満足できない龍高星ほど、しょっちゅう改善しようとは思いません。
 そして龍高星はただ変えたいだけなので、変えた後は興味を失います。変革が終わって本人がすっきりした後は、その後の現状を維持するまでの持続力はないです。

だからもし、会社が行き詰まっていて、コンサルタントを入れなくてはならない、となったとき、コンサルタントのメンバーには龍高星と鳳閣星のこの二つの星がほどよく宿命に揃った人を選ぶと良いですね。(宿命中殺があるのは、ちょっとダメですよw。大塚家具になっちゃいますからね。)
この二つの意識があれば、改革意欲と問題解決の才能がそろい、過去から学び、未来を育てる力が備わっていると、まずは言えそうです。

過去から学び、明日を創る変人・龍高星さん。
これからも流れ流れて、世界をよく創り変える知恵を探求してください!

今日もながいなぁ〜w
なんか文章書いただけで、個人のプロファイリングしなくても、よくなったかもしれん・・。(汗)

Jemmyでした。
























サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す