ムツゴロウさん自体がもはや動物・最最身強の生き方

記事
占い
昨日は、ちょっと多層次元行きすぎたわ。w
ほとんどの人がわからないだろうな・・(でも10年後のスピリチュアルの常識になるんだよ・・)と思いつつ、
それでもお気に入りをつけてくれた人が結構いたので、こころから嬉しいです。つけてくれた人、ホントにありがとうネ!

さて、今日は実学算命学に戻ります。
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」って番組覚えてますか?
昭和の高視聴率を記録する人気番組で、北海道で動物たちに囲まれて気ままに暮らすムツゴロウさんこと畑正憲さん一家を、テレビが1年間密着取材し四半期ごとに放映する長寿番組でした。

子供の頃一度でもムツゴロウ王国に住みたいと憧れたひとは多かったのではないでしょうか。ムツゴロウさんが作った「子猫物語」も大ヒットを飛ばしましたね・・。
 さて、ムツゴロウさんはいまも80歳を超えて元気でいらっしゃいます。
番組終了後、ムツゴロウさんは一体どんな人生を送ったのでしょうか。
気になるその後と今を実学算命学で追ってみました。

まずは、ムツゴロウさんの宿命で特徴的なのは、初年期天将星、晩年期天将星と二つの最身強の星が揃っているということです。
これは、普通のひとはなかなか生かすことができません。
何故ならば、天将星ひとつを持っているだけで、一人の人が生きる肉体のエネルギーをはるかに超えた生命エネルギーを発揮する器なのですから。
普通の人生を送ろうとすると、有り余ったそのエネルギーが、なんと次第に自らを傷つけ始めてしまいます。
 エネルギーを水の流れで考えてみましょう。天将星は、内側から溢れ出すエネルギーのほとばしりを、肉体という堤防で押さえ込んで調整しているわけですから、堤防には常に圧がかかります。そのエネルギーの濁流をしかるべきところへ流してやらなければ、肉体という堤はある時点で壊れますよね。

そうなったとき、天将星所持者は無意識に自分の命の維持のために、そのエネルギーを使わなければならなくなるような困難やトラブルを引き寄せるか、普通では考えられない「重病を抱える」といったような形で、その生命力を消化しなくてはならなくなります。
天将星を持っていて、体が弱かったり、いじめられ体質だったり、繊細さにこだわったり、疲れやすかったりする人は、得てして、意識の次元が低い状態にあります。成長角度が低いということです。(天将星の方のためにあえて、きつい言い方になりますが。)

 そもそも最身強(※成立条件があります)のエネルギーは誰かのために使われることが目的。だから、自分ひとりが生きる以上の余剰エネルギーを生来与えられているわけなので、そのエネルギーを自分のためだけに使おうとすればするほど、つまり、自分可愛さでエゴに固まれば固まるほど、本来だったら天将星が力を貸して助けるべき周りのひとが苦しみ、問題は山積していく傾向にあります。
ですから、最身強の人間は、生まれながらに人間の器の大きさが問われます。

お子さんに一つでも天将星があるならば、ボスにふさわしい人格を育ててください。そして、なんでも一番を取るように奨励してあげてください。
まちがっても敗者になったとき「負けたっていいんだよ、頑張らなくていいんだよ・・」というアーティスト型の教育はしないでください。
そんなことをすれば問題は年齢を追うにつれて、悪化していき、親がもはやコントロールできないほどの大きなトラブルを作る、そんな後戻りできない成長へ向かっていくことになります。

 一旦そうなってからでは、最身強は持っているエネルギーが大きいのですから、親の言うことをまったく聞きいれません。飼い主の言うことを聞かないドーベルマンと同じ。だけども犬と違って、殺処分はできない。これは親にとって非常に苦しい晩年です。世の中には、最初の子供の取り扱いを間違えて、天将星のニートをパラサイトさせてしまった親子が、ついに無理心中ということだってあり得ます。

だからこそ、初動でひととしてやっていいこと、悪いこと、小さい頃のしつけが本当に重要になります。無理をさせてでも規範となる「ルール」・「枠組み」の習得をさせることが、最身強の子供を育てる必須条件になります。
(※昭和の算命学では、天将星はスパルタで育てろと言われたりもしました。でも本質的な意味は、天将星の心の中に怠惰を作らせないとか社会的弱者への理解や、社会奉仕への強力な規範や枠組みを作り上げることが目的です。)
親が身弱か身中のエネルギーしかなく、ご自宅でできないとすれば、体育会系の教育機関で育てることをお勧めしますよ・・。

話は戻りますが、ムツゴロウさんの場合、その天将星が二つもあるのですから、並みの生き方では到底消化し切れません。
著書を読んだことはありませんが、おそらくムツゴロウさんの幼少期は、お父さんが医師でもあり、満蒙開拓団にいたときに、中国大陸の大自然や戦争というリアルな命のやり取りを通して、大切なことを学び取っていたのだろうと思います。そうでなければ、こういう人生にはならない。

さて、ムツゴロウ動物王国は、番組終了後、そこで働いていたスタッフたちが会社を設立し、東京あきる野市のサマーランド施設内に移転しました。
しかし、3年で破綻。
ムツゴロウさんの意思で直接関わったものではなかったのですが、自分の身内が起こしたことだから、俺は男だから責任をとる、として、3億円の借金を70歳すぎて背負うことになります。
ムツゴロウさんの二度目の人生の舞台の始まりです。

ムツゴロウさんは64歳の大運の変わり目で、人生の明暗が大きく切り替わります。それまでのアグレッシブで明るかった人生が一転するのです。
ムツゴロウ王国を移転して収益を見込もうとした株式会社グローバル21の構想が始まったのは、その頃1999年前後くらいからではなかろうか、と思います。そして、2003年で一旦流山市の計画が頓挫、動物たちを北海道から東京へ移転、2004年のあきる野市の開園にこぎつけたもののわずか3年で事業は破綻します。

事業に直接関わっていなかったムツゴロウさんを疑問視する声もありますが、私は、もしムツゴロウさんが関わっていたならば、破綻はしなかったんじゃないかと思います。
ムツゴロウさんは、賭け事が大好き。プロの雀士でもあり、競馬などを通して、確率論を駆使した凄腕勝負師の一面もあります。

ましてや天将星はトップを取らなければ行き場のない星。やると決めれば、徹底的に寝食惜しまず打ち込み、それに見合った天将星の度胸も備え、負けない戦いをします。だから本気でムツゴロウさんが事業に関わっていたならば、この経営がうまくいかないことをおそらく前もって見抜けたか、逆に事業化はもっと違う形になって、うまくいったはずなのです。

でも、彼は天将星。親分の星です。自分は関わってなかったとしても、俺は子分たちの尻拭いをする、とここで決めたわけです。
・・この選択がまた素晴らしかった。
もし、一般的な高齢者のように、もう安定した老後を送りたいから老体に鞭打ってまで働きたくないと、その借金を放り投げてしまっていたならばどうなっていたでしょうか。

ムツゴロウさんの晩年にあるもうひとつの天将星は消化されることはありません。同時に実子が一人っ子しかいないムツゴロウさんでは、宿命に3つもある子供の星、伝達の星、未来の星を消化しきることはできなかったでしょう。
これらの星をたくさん持つ人は、目下のために苦労し、自分の子供のようにそれらに奉仕することで、消化されます。ここでムツゴロウさんが動物王国のスタッフに苦労させられることを選択したことが、結果的にムツゴロウさんの運勢の陰転を抑えることになったのです。

猛獣を前にしても、恐れず、一体化しようと向かっていくあの勇気は天将星二つのムツゴロウさんにしかできません。ましてや44歳から53歳までの大運は、天将星。律音して社会に注目を受け、天将星を3つ持ったようなものすごいエネルギーです。猛獣すら手なずけるような凄みが感じられたことでしょう。そして、のちに指を猛獣にくいちぎられても、たいしたやつだとばかりに、そこにこだわらない人間の大きさはまさに大将の器。

 そして3つ横たわる伝達の星は、ムツゴロウさんの人生の目的の星でもあります。実際、ムツゴロウさんは表現者でした。もともとエッセイストであり、今も絵を描き、東京で個展を開いたりしています。
そして、同時にプロ雀士として、賭け事も大好きでしたが、これも分析し、未来を予測しよう、という未来の星を消化しようとする意識です。

大将を慕ってくる人間も多かった。ムツゴロウさんの主星は貫索星なので、そもそも群れることは好きではなく、ムツゴロウ王国も自分が集めた仲間ではなかったそう。自分の生き方や大事にすることに賛同したひとたちが自然に周りに集まったという貫索星的な仲間づくりだったというのは、その通りなのでしょう。納得です。そしてあくまで自分の信念に従い、思うように、やりたいように生きてきたと思われます。

そして、ムツゴロウさんがあれだけ動物に熱中したのは、ムツゴロウさんの宿命の天干中に干合があるからです。ムツゴロウさんは、動物だけでなく、なんにでものめりこみ易かったと思います。奥さんとの恋愛も、仕事も、一度宿命の中の干合のスイッチが入ると、まるで恋愛をしたようにそこに夢中になり、他はなにも目に入らなくなってしまう、という現象が起こりやすい。

 実学算命学では、干合は強いアディクションを持つという意味ですから。
しかしそれについても、「70を超えて、動物ともだいぶ距離を置けるようになった」とムツゴロウさん自身が語っています。
これは巨大な借金を返し、もてる宿命を消化したので、アディクションの力を借りなくても宿命を消化しやすい状態に落ち着いたということ。
 他の人から見たら、同じことはとても真似できない凄まじい生き方ですが、これこそムツゴロウさんが陽転させるにふさわしい、宿命にあった素晴らしい人生と言えると思います。

最身強が二つあると、最・最身強と呼ばれ、小さい頃からエネルギーを使わなければ陰転してしまうケースが大半ですが、ムツゴロウさんはおそらく他人のために動く心をもち、自分の信念に従って、自分の苦労を惜しまない志があったためにその生かすのが難しい宿命を開いていったのだと思います。
 また身強の人は、どこか威圧感を感じさせる人が多いのですが、ムツゴロウさんは働き盛りのときに天印星をお持ちです。
それも、可愛らしいおじちゃんとしてテレビ受けが良かったポイントでしょう。テレビスタッフが、天将星らしい凄みを感じさせるシーンは編集時に削ったのかもしれません。

玉堂星=東大受験、研究、で消化し、主星貫索星を独自の信念体系と経営で消化し、調舒星・鳳閣星を子供達のために、自己表現のために、部下のためにを選択し、無事消化したムツゴロウさん。

今は656という、youtuberとして活躍中です。
調舒星・鳳閣星は、自分の中の価値あるものを未来に伝えたい・・とする意識です。ムツゴロウさんはいま、自分の動物との関わりから、役に立つ情報を未来に残したい、今後の動物研究の余地のあるものを提案したいとして、youtube発信されています。

産業化が進み、人が機械化されていくあの昭和の流れの中で、有機的で自然なものを大事にした生き方は、子供たちや社会に疲れてしまった右脳型の人間たちのこころを救いました。
そして、ムツゴロウさんが大きく動くたびに、「命を大切にするとはどういうことなのか」という複雑で大事なテーマが賛否両論で持ち上がりました。
作家という枠を超えて、自分を生き切ることで素晴らしいエネルギーを社会にもたらしてくれた大親分・ムツゴロウさんにありがとう。
そしてこれからも、奥様共々、ご活躍をお祈りいたします!


























サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す