心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
「あ、この人、今日はなんだか疲れているな」
相手が自分でも気づいていないような、ほんの少しの呼吸の乱れや、声のトーンの沈み、視線のわずかな揺れ。あなたはそんな小さなサインを、まるで高性能なアンテナのようにキャッチしていませんか?
「大丈夫?」と声をかける前に、相手の体調不良や心の淀みが自分の中に流れ込んでくる。そんな経験、きっと一度や二度ではないはずです。
それは、あなたがとても高い共感能力を持っている証拠。HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という気質を持つ方は、周囲のエネルギーを敏感に感じ取るため、相手が言葉にする前にその人の「今」を察知してしまうんですよね。
でも、その優しさは、時にあなた自身を削ってしまうことがあります。
相手の疲れを察した瞬間、「何かしてあげなきゃ」「不機嫌にさせないように気を遣わなきゃ」と、心はフル回転。気づけば、相手よりもあなたの方がぐったりと疲れ果てている……。そんな日もあるのではないでしょうか。
特に、誰にも言えない悩みや、複雑な恋愛、不倫の悩みなどを抱えている女性のお話を伺っていると、皆さん本当に「気づきすぎる」ことで自分を後回しにされています。
「私が我慢すればいい」「私が気づいて動けば円滑に回る」
そうやって、自分の心の器を、他人の感情や体調でいっぱいにしていませんか?
僕は、そんなあなたの「気づいてしまう才能」を否定したくありません。それは、砂漠の中に一輪の花を見つけるような、とても美しい感性だからです。
ただ、これからはそのアンテナを、ほんの少しだけ「自分自身」に向けてあげてほしいのです。
「あの人が疲れている」と気づいたら、「あ、あの人に気づいた私、今ちょっと緊張したな」「私も少しお休みが必要かも」と、自分の心に手を当ててみてください。
他人の体調不良に気づけるあなたは、本来、自分を癒やす力も持っています。
あなたが誰かのために灯しているその光を、まずは自分の足元を照らすために使ってくださいね。
あなたはもう、十分に頑張っています。誰かの疲れを代わりに背負わなくても、あなたはそこにいるだけで、十分に価値がある存在なのですから。
心が苦しくなったときは、いつでも頼ってください。一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。