「でも彼を失うのが怖い」
その一言の中に、どれだけの想いが詰まっているのか、僕はこれまでたくさん聞いてきました。
会える時間は限られている。
連絡も思うようには来ない。
未来の約束も、はっきりとは見えない。
それでも、彼を失うことを想像した瞬間、胸がぎゅっと締めつけられる。
不倫の恋は、楽しい時間と同じくらい、不安も抱えます。
「私はただの都合のいい存在?」
「奥さんのもとへ戻るなら、私は何だったの?」
そんな言葉を飲み込みながら、それでも彼を手放せない。
女性限定で不倫の悩みをたくさん聞いてきた心理カウンセラーとして、僕はいつも感じることがあります。
それは、「怖い」と思えるほど本気で愛しているということです。
軽い気持ちなら、失うことをここまで恐れません。
本気だからこそ、失う未来が怖い。
でもね、怖さの裏側には、もうひとつの気持ちが隠れています。
それは「私はどうしたいの?」という、あなた自身の本音です。
彼を失いたくない。
でも、今のままで本当に満たされているのか。
待ち続ける日々に、心は削られていないか。
僕がたくさんの相談を受ける中で感じるのは、彼を失うことよりも、本当は「自分を失うこと」のほうがずっと怖いということです。
彼の一言で一喜一憂し、連絡の有無で気分が決まり、予定が変わるたびに心が振り回される。
気づけば、自分の軸がどこにあるのかわからなくなる。
それが一番、あなたを苦しくさせているのかもしれません。
彼を愛している気持ちは、否定しなくていい。
無理にやめなくていい。
でも、「彼を失うのが怖い」という気持ちだけで、この恋を続けなくてもいいんです。
あなたが笑えているか。
あなたが安心できているか。
あなたが自分を大切にできているか。
そこに、少しだけ目を向けてあげてください。
もし今、胸が苦しくてどうしていいかわからないなら、一人で抱え込まなくていい。
誰にも言えない恋だからこそ、安心して話せる場所が必要です。
あなたの気持ちは、わがままでも弱さでもありません。
本気で愛した証です。
その気持ちを、ちゃんと整理しながら、あなた自身を守る選択を一緒に考えていきましょう。
彼を失うのが怖いあなたへ。
どうか、自分まで失わないでください。
あなたの心は、何よりも大切です。