校正実務講座を攻略!〜受講開始編〜

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こんにちは。校正・校閲のサービスを出品中のみねパセリです。

3か月ほど前に「校正実務講座」の感想を書いたところ、いまだにたくさん(どうもココナラ外から?)閲覧していただいています。

校正の勉強に興味がある人は意外と多く、そのわりにまとまった情報が少ないのかもしれません。実際、私も受講中に不安や疑問を検索したのですが、あまりヒットしなかったんですよね。
そこで、「校正実務講座」の受講生や受講検討中の方のご参考に、私の受講経験を何回かに分けてご紹介します。

今回は受講開始にあたっての準備や注意点です。

校正実務講座とは?

上記にリンクを張った記事でざっくり説明していますので、「何それ?」という方はそちらをご覧下さい。
超大雑把に言うと、5万円で校正が学べる6ヵ月の通信講座(資格なし)です。

目的を明確に

通信講座は自分のペースで勉強できますが、やり遂げるには強い意志が必要です。
〆切や学習の進度は誰も管理してくれないし、仕事や家庭が忙しい時はいくらでもサボれるし、お金に諦めがつくならいつでもやめられるし。

だから「なぜこの講座を受けるのか」「受講後にどうなりたいのか」をはっきりさせておくのは大切です。学習が滞ったときにもその目的を思い出せれば、きっと前に進むことができるはず。

私の場合は学び直しや腕試しの目的もありましたが、突き詰めれば「校正者ではなく『校正士』を名乗りたい」です。
そのためには認定試験に合格しなければならず、認定試験の受験資格を得るためには校正実務講座を修了する必要がありました……講座の内容にはこだわりはありませんでした。(経験もあるし大体のことは知っているつもりだったんです。愚か!)

「校正技能検定」にしなかったのは?

校正の資格には「校正士」の他に、日本エディタースクールの「校正技能検定」があります。多分こっちの方がメジャーで、ココナラでもこっちをお持ちの出品者が多いです。
通信以外に通学、土曜集中など講座が多彩で、修了と同時に「校正技能検定初級」の資格がもらえるのはなかなか魅力的。

ではなぜ資格がついてこない校正実務講座を選んだのか。
それは「○○検定●級」より「○○士」の方がかっこいいと思ったからです。
我ながらしょうもない理由ですが、モチベーションになるなら何だっていいんです! なんせ私は、一人暮らしをしたくなくて京大に行ったような人ですから。

もちろん他にも理由はありますよ。
校正実務講座の方が安くて短期間だとか。受講も資格取得も全て在宅で済むとか(校正技能検定中級・上級は会場受験)。少数派の資格は希少価値がありそうだとか。

申し込みから受講開始まで

比較検討する必要がなかったので、私は資料の取り寄せはせずに、いきなり実務教育研究所HPから申し込みました。
1週間ぐらいで教材一式と受講料の振込用紙が届きます。支払い前に教材を送っちゃって、持ち逃げされないのかな?

中に入っている「ガイドブック」はよく読んでおきましょう。勉強の進め方、課題が届く時期や提出方法、質問のやり方などが書いてあります。
古の(?)講座なのでメール等ネット対応は一切なし。課題や質問の提出もその返答も全て郵便です。事務的な問い合わせなら電話もいけるかも。

学習にあると便利なもの

いるもの・いらないものは勉強のやり方によっても異なるので、学習を進めながら自分に合うように整えていきましょう。私の場合は…

ほっそい赤ペン…校正記号を書き込むスペースが狭いので、普段使いのより細いやつがよかったです。私のは百均の0.38mmのやつ。

ラインマーカー…テキストが字ばっかりなので、ぱっと見て大事なところが分かるように。私は2色で十分でした。

定規…線を引くだけでなく、字や版面のサイズ計測にも使用。私は家にあった15cmのやつを使いましたが、もう少し長い方がいいかも。

大きめの辞書類…課題をこなすだけなら紙でも電子でもネットでもOK。私は塾講師時代の電子辞書(いろんな辞書も各教科の用語集も百科事典も入ってるやつ)を用意しました。ネットで調べちゃうことが多かったですが。

使いそうだけど使わなかったもの

あくまで私の場合なので、やや特殊かも。

ノート…あちこち参照するものを増やしたくないので。テキストの書き込み用余白で十分。

付箋…目印としては普段から使いません。テキストのどこに何が書いてあるかは読みながら頭に入れますし、ビラビラしてるのが折れたり破れたりするのが嫌なので。エンピツでの疑問出しも余白で間に合いました。

青鉛筆…赤字照合などに使うそうですが、普段の仕事でも使わないし、そういう課題も出なかったので。


さあ、気持ちも新たに受講開始!
って、11ヵ月前のことなのでかなり記憶が怪しいですが、こんな感じで校正士の資格取得まで書ければ良いなと思っています。続くかな……。

★校正実務講座関連記事はこちらにまとめてあります。



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