あなたは、大切な人に怒りをあらわにしてしまい、
取り返しのつかないことになってしまった...
そんな経験はないでしょうか?
誰かに「怒る」というのは、様々なケースがありますが、
ひとつに、相手に対して期待していた、
という場合があります。
こうであるべきなのに、そうでない、
なんで? どうして? ひどくない?
と、腹が立つ。
これはつまり、
「こうしてほしい、こうであってほしい」と、
相手に要求している感情なんです。
でも相手は、あなたの期待に応えるために
生きているわけではありませんよね?
これを、「ゲシュタルトの祈り」という詩の形で表現した人がいます。
ゲシュタルト療法の創始者であるフレデリック・S・パールズです。
彼は、1893年に生を受けたドイツ在住の精神科医でした。
「ゲシュタルトの祈り」の原文はドイツ語です。
いろいろな日本語訳がありますので、
英文と私的意訳を載せておきます。
I do my thing,
(わたしはわたしのすべきことをする)
and you do your thing.
(あなたはあなたのすべきことをする)
I am not in this world to live up to your expectations,
(わたしはあなたの期待にこたえるために、生きているわけじゃないし、)
And you are not in this world to live up to mine.
(あなたも、わたしの期待にこたえるために生きているわけじゃない)
You are you, and I am I,
(あなたはあなた、わたしはわたし)
and if by the chance we find each other, it’s beautiful.
(そして偶然、わたしたちが出会うなら、それはすばらしい)
If not, it can’t be helped.
(けれど、もし出会えないのなら、それはどうしようもないこと)
最後の「it can’t be helped.」ですが、
どうしようもないから、受け入れるしかない、
それはそれでOKにしよう、
そんなふうに、わたしは感じました。
違った意訳があるかもしれません。
何にしても、相手に要求しないですむ生き方をしたいものですね。