わかってもらいたい、理解されたい、必要とされたい

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わかってもらいたい、理解されたい、必要とされたい、
こうした気持ちは、誰にでもあると思います。

でも、眠れない、食べ物の味がしない、いつも身体がだるい、など、
身心に不調をきたすほど苦しいなら、なんとかしなければなりませんよね?

実は、わかってもらえない、理解されない、必要とされない、といった気持ちは、脳の「大脳基底核」という場所で生じています。これは脳の深いところにあって、この場所の疾患によって、痛みの症状が出ることもあります。

さらに、大脳基底核は、生存本能や防衛本能にも関係していますので、つまり、わかってもらえず、必要とされないということは、社会的な存在として、危機的な状況にあるということです。

だから、必要とされていないと感じると、つらいんです。脳がそうした仕組みになっているのだから、つらくて苦しくて当然です。

この、「自分に存在価値を感じられるか否か」という問題は、お金よりも健康よりも、なによりも大切だったりします。

じゃあ、どうしたらいい?
認めてもらうために、相手に合わせる?
奴隷のように?

それはそれで苦しいですよ。それに、他人軸で生きる人は、他者にコントロールされやすくもなります。私はそうした状態を「愛情乞食」と呼んでいます。

さて、ここまでで気付かれたでしょうか。わかってほしい、理解してほしい、必要としてほしい...これらは全て、他人に求めている感情です。

わかってください、理解してください、私を必要としてください、と、他人に要求しているんです。

もう、それ、やめましょう。

あなたが自分で自分をわかってあげて、理解してあげて、そして、あなた自身があなたを必要とするんです。それが、自己肯定感と呼ばれる感情です。

たとえ、世界中の人間があなたを否定したとしても、あなたは自分のことを、OKだと思うんです。OKじゃない部分は許すんです。

それを自己愛と呼びます。

この自己愛を育てることで、他人の意見や価値観に振り回されることが少なくなります。つまり、自分軸で生きるということですね。

それがないと、愛されたいために相手に合わせ続け、認められたいために他者に合わせ続け、結局、心を他者に乗っ取られることになります。

お聞きしますが、これは誰の人生ですか? あなたの人生ですよね。それなら、自分軸で生きたいじゃないですか。

ひとりでもOK、誰かといてもOK、

理解者がゼロでもOK、
わかってくれる人がいるなら、
もっとOK...

あなたを応援しています。



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