という意味です。
自分にとってストレスフル・トラウマ的体験をした時、
メンタルが損なわれたり葛藤が生まれます。
そうした心の状態と、外部との関わりによる双方向の作用を経て、辛い状態から回復していく力のことで、復元・耐久・復元していくことが出来ます。
先天的なものではなく、
生きていく中で養っていくことが出来るスキルです。
②マインドフルネスすでにとても有名で、当コラムでもしょっちゅう出てくる概念ですが、
「意図的に、今この瞬間に、価値判断することなく注意を払うこと」です。
人は特に意識せず思考を巡らすと、今この瞬間ではない時空(過去や未来)のことばかり考えています。
あの時こうすればよかった(過去)、こんなことが起きたらどうしよう(未来)のように、です。
しかし、過去や未来のことばかり考えていても、具体的で現実的な対策は思い浮かばず、必要以上の危機感や後悔を自分に植え付けるだけです。
マインドフルネスによって、必要以上の反芻や後悔から自分を解放し、今この時がどんな状態か、を、良い悪いの判断ではなく冷静に観察出来ることで、それに対する対策を考えるきっかけがつかめます。
③ソーシャルサポート「社会的支援」で、
周囲の人々から与えられる物質的・心理的支援の総称です。
自分の心の外との関わりは、胸の内でぐるぐる考えているだけの時よりも大きな刺激を受けます。
そこで受けた刺激を、「反芻」や「沈思黙考」によって
自分の中で咀嚼⇒消化し、自分なりの解釈によって事態の解決のための
対策立案への材料とすることが出来ます。
また、支えてくれる人がいる、という安心感によって、不要に不安や恐怖を増大させずに、心を落ち着かせて状況に対処することが出来るようになります。