「助けて」が言えない辛さと、助けてもらうメリット

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「人は一人で生きていけない」
とは、よく聞く言葉ですよね。
もちろん、直接間接問わず誰かのお蔭で今の生活が成り立っていることは誰もが分かっている。

けれど、いざ何か問題が起きた時、
「誰かに助けを求める」
となると、「いいのかな?」と躊躇してしまう。

「一人で何でもできるようになりなさい」
「人様に迷惑をかけてはいけません」
と躾けられ、あまりにも固く守りすぎている場合もあります。

人間、特に大人になると、
「人に頼らず問題を解決したい」という欲求を持つようになります。
辛い時苦しい時に誰かを頼ることは、この欲求をねじ伏せることにもなる。
楽になりたいという気持ちとの葛藤を引き起こすことがあります。

しかし、それでも、限界を迎える前に「助けを求めがほうがいい」と、私は考えます。
その理由をいくつか挙げてみます。

その①:第三者目線からのヒントが得られる

頭の中で物を考えていると、どうしても「自分中心」の見方・考え方になります。
人に助けを求めた時、別の人の視点から問題を眺め、意見をしてもらえます。
自分の目線では見えなかったものが見えると、解決に一歩近づくことがあります。

その②:問題が大きすぎるから手を借りる

一人で巨岩を動かそうとしている人間を想像してください。
他者から見たら「あれは一人じゃ無理だろう」と思うでしょう。
どうしたって自分の手には負えない問題というのはあるものです。

その③:悩み過ぎて時間切れになる前に解決できる

あれこれ堂々巡りで考え続けているうちに、時間切れになってしまう場合もあります。
問題は、無限に悩み続けられるものばかりではありません。
一人で頑張ろうとするあまり、大事なものを失っては元も子もありません。

その④:巨人の肩の上に乗る

元は「先人の積み重ねた発見の上に、新しい発見をすること」という意味の比喩です。
問題に関する専門家は、あなたから見たら「巨人」です。その人の持つ知識を借りて問題に立ち向かう、と考えてみてはどうでしょう。
それはあくまで「手段」であり、甘えでも自分の力不足でもありません。

「自分は人に助けてもらわなければいけない(ダメな)存在だ」
「人に助けてもらうことは恥ずかしいことだ」

とは、いずれも勘違いです。
自分が誰かを手助けするとき、相手をそのような目で見るでしょうか。
無いと思います。大変そうだから、と、つい手が出てしまうのではないでしょうか。

助ける側、助けられる側。
もっと気軽に身軽に行動できるといいですね。
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