“理由は分からないけど、なんとなくしんどい”あなたへ。心理学が教える“説明できない疲れ”の見つけ方

“理由は分からないけど、なんとなくしんどい”あなたへ。心理学が教える“説明できない疲れ”の見つけ方

記事
コラム

「何があったの?」と聞かれると困ってしまう

朝から気分が重い。
仕事には行けるし、家事も一応できている。
大きなトラブルがあったわけでもない。
それなのに、なぜか人と話すのが面倒で、家に帰ると何もしたくなくなることがあります。
誰かに「どうしたの?」と聞かれても、答えが見つからない。
そのため、「理由もないのに疲れているなんておかしい」と、自分のほうを疑ってしまうことがあります。
けれど、心の疲れには、いつも分かりやすい原因があるとは限りません。

心は、小さな出来事もちゃんと受け取っている

臨床心理学では、その人が何を経験したかだけでなく、それをどのように感じたかも大切にします。
職場で少し気を遣った。
相手の何気ない一言が引っかかった。
予定が続いて、一人になる時間が少なかった。
断りたかったけれど引き受けた。
一つひとつは「大したことではない」と思える出来事でも、それが重なると心には負担が残ります。
つらさには必ずしも大きな事件が必要なのではなく、小さな無理が少しずつ積み重なることもあるのです。

原因探しより、「最近どうだった?」と振り返る

なんとなくしんどいときに、「原因を見つけなければ」と考えすぎると、かえって疲れてしまいます。
そんなときは、「最近、嫌だったことはあったかな」と少し広く振り返ってみてください。
気を遣った相手。
本当は断りたかった予定。
妙に心に残っている言葉。
眠りが浅かった日。
答えが出なくても構いません。
自分の生活をゆっくり眺めているうちに、「そういえば、あれから少し疲れていたかもしれない」と気づくことがあります。

理由が分からないまま、話してもいい

相談するとき、「原因を説明できなければならない」と思っている人は少なくありません。
でも、「何がつらいのか自分でもよく分からない」という状態そのものを話してもよいのです。
誰かに聞いてもらいながら最近の出来事をたどっていると、自分では見過ごしていた負担が見えてくることがあります。
話すことは、答えを伝えるためだけではありません。
まだ言葉になっていないものを、一緒に探していくためにも使えます。
「こんなことで相談していいのかな」と思うくらいの段階だからこそ、心の声を少し聞いてみてもよいのだと思います。

0818.png

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す