終わったはずなのに、気持ちが晴れない
大事な用事を終えた。
仕事や家事を片づけた。
人前ではちゃんと振る舞えた。
それなのに、あとから急に虚しくなることがあります。
「終わったのだから、もっとすっきりしていいはずなのに」と思うほど、その感覚が不思議に感じられるかもしれません。
でも、頑張ったあとに心がすぐ明るくなるとは限りません。
心は、緊張がほどけたあとに疲れを感じる
心理学では、人は緊張している最中よりも、緊張が解けたあとに疲れを自覚することがあると考えます。
頑張っている間は、目の前のことをこなすために心が動き続けています。
気を張る。
失敗しないように考える。
相手に合わせる。
そうして何とか乗り切ったあと、ようやく心が「疲れていた」と気づくことがあります。
虚しさは、その疲れが静かに出てきたサインかもしれません。
“達成感がない”からダメなわけではない
何かを終えたあとに、達成感より空っぽな感じが残ることがあります。
それは、その時間を大切にしていなかったという意味ではありません。
むしろ、それだけ力を使っていたということです。
心のエネルギーが減っているときは、喜びや満足感を感じる余裕も少なくなります。
だから、すぐに前向きになれない自分を責めなくて大丈夫です。
虚しさを、少しだけ言葉にしてみる
虚しさは、ひとりで抱えていると輪郭がぼやけたまま残りやすい感情です。
「疲れたのかもしれない」
「本当は少し寂しかったのかもしれない」
「誰かに分かってほしかったのかもしれない」
そんなふうに少し言葉にしてみると、心の中で何が起きていたのかが見えやすくなることがあります。
頑張ったあとの虚しさは、弱さではありません。
心が少し遅れて、自分の本音を知らせてくれているのかもしれません。