“休日を寝て終えると自己嫌悪になる”あなたへ。心理学が教える“休んだ自分”の受け止め方

“休日を寝て終えると自己嫌悪になる”あなたへ。心理学が教える“休んだ自分”の受け止め方

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コラム

休んだはずなのに、後悔だけが残る

せっかくの休日だったのに、気づけば昼まで眠っていた。
起きてからもぼんやりして、スマホを見ているうちに夕方になった。
出かけるつもりだった。
片づけたいこともあった。
それなのに何もできず、「貴重な休みを無駄にした」と落ち込むことがあります。
身体は休んだはずなのに、心には満足感より自己嫌悪が残る。
そんな日は、休み方が下手だったのではなく、それまでの疲れが思っていた以上にたまっていたのかもしれません。

心は、疲れをあとから表すことがある

臨床心理学では、緊張している最中には自分の疲れに気づきにくいことがあると考えます。
仕事や学校がある日は、時間に合わせて起き、人に気を遣い、やるべきことをこなします。
その間は、疲れていても心が活動を優先します。
そして、ようやく安全に休める日になると、張り詰めていた力が一気に抜けることがあります。
休日に動けなくなるのは、怠けているからとは限りません。
心と身体が、平日に後回しにしていた疲れを取り戻そうとしている場合もあるのです。

何もしない時間にも、役割がある

休日を有意義に過ごそうとするほど、予定どおり動けなかった自分を責めやすくなります。
けれど、休む時間は成果を出すためだけのものではありません。
考えずに横になる。
何となく窓の外を見る。
気が向いたときに食事をする。
一見すると何も生み出していない時間にも、心の緊張をほどく役割があります。
「何ができたか」だけで休日を採点すると、休んだ自分まで失敗扱いしてしまいます。

休日を採点する前に、疲れを見つめる

一日を寝て過ごしたときは、「何もできなかった」ではなく、「今日は休む必要があった」と言い換えてみてください。
そのうえで、次の休日にやりたいことを一つだけ決めておくのもよいでしょう。
散歩をする。
好きなものを食べる。
誰かと少し話す。
予定を詰めるのではなく、心が戻ってこられる小さな目印を置いておくのです。
休んでも疲れが取れない日が続くなら、自分が何に消耗しているのかを誰かに話しながら整理する方法もあります。
何もできなかった休日は、あなたの価値が下がった日ではなく、疲れていた心に気づくための日なのだと思います。

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