「24時間働けますか?」
そんなキャッチフレーズが流行ったのは、もうずいぶん昔のことです。
それなのに私たちは今でも、どこか無理をして頑張ることを「いいこと」だと思い込んでしまってはいないでしょうか。
でも、どうか覚えておいてください。「疲れたら、休む」。
これは私たちが生きていくために、何よりも大切な心と体のルールです。
毎日忙しく過ごしていると、脳や筋肉は私たちが思う以上に悲鳴を上げています。体内では「活性酸素」という物質が増えて、細胞を少しずつ傷つけているのです。
この疲れを「まだ大丈夫」と放っておくことは、実はとても恐ろしいことです。疲れが溜まると血管はどんどんもろくなり、ある日突然、命に関わる大きな病気を引き起こす引き金にもなりかねません。
いわゆる「過労死」は、疲れの蓄積によって血管が限界を迎えてしまう、悲しい事態です。
一般的には「月に80時間の残業」がその目安と言われていますが、人の体は数字だけでは測れません。
それに、疲れが溜まると、普段ならしないような聞き間違いや読み間違い、ちょっとした判断ミスが増えてきませんか?
「あ、うっかりしていた」で済めばいいのですが、その小さな油断が、時に重大な事故や事件につながってしまうこともあるのです。
心理学では「HALT(ホルト)」という言葉があります。
H(Hungry:空腹)
A(Angry:イライラ)
L(Lonely:寂しさ・孤独)
T(Tired:疲れ)
この4つの状態にあるとき、人は間違った判断をしやすいと言われています。
今のあなたに、当てはまるものは不自然に重なっていませんか?
そんな疲れをリセットできる唯一の方法が「睡眠」です。
それなのに、最近「どうやって眠るんだっけ……」とベッドの中で悩んでいませんか?世界の基準では8時間睡眠が良いとされていますが、今の日本は7時間未満の人がほとんどだと言われています。
ストレスと眠れない夜をそのままにしていると、心はいつの間にかエネルギー切れを起こし、「うつ病」という深い霧の中に迷い込んでしまいます。
過酷な労働時間や、理不尽なハラスメントに耐え続けた結果、悲しい決断をしてしまう事例も、決して他人事ではないのです。
もしも、2週間しっかり休んだはずなのに、どうしても疲れが取れない。
そんなときは、体が疲れているのではなく、心(脳)が「もう限界だよ」とSOSを出しているサインです。
どうか一人で抱え込まずに、心療内科の先生を頼ってみてください。
判断に迷ったら、蒼俊にお電話をください。
私たちは、24時間動き続けられるロボットではありません。
心がポキリと折れてしまう前に、立ち止まる。
自分を大切にするために「休む勇気」を持つことこそが、いま一番必要なことなのかもしれません。
これは、蛇足ですが、活性酵素が貯まっているときにプロテイン(タンパク質)をとると、「抗酸化物質」の材料になり、筋肉質な体を目指せます、という話があります。
が、それは、ジムでの筋トレの話です。疲労やストレスで弱っている体にプロテインをとると、消化不良を引き起こすことがあります。
沙門蒼俊 合掌