「神の食卓」

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【馬刺し】





5歳の時
父親に珍しい食材ブームがやってきた。

ある日
父親が仕事帰りに
馬刺しをおみやげにもって来てくれた。
ヾ(*´∀`*)ノ

この馬刺しは
会社にきたお客さんに貰ったと言ってた。

でも
普通こんな珍品食材
滅多に手に入らない食材というのは
この頃何となく知っていた。

そのお客さんも
どこから手に入れて来たのか
全く謎の多い出所不明の食材だった。

俺は
いつものように父親の膝の上に座り
その馬刺しを1口食べさせてもらった。

そしたら
俺の大っ嫌いなレバーの味がする!
(´π`) ウグゥ



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【晩酌】





俺は
このレバーの味がした馬刺しを
一気に大嫌いになってしまい
この時以来馬刺しを食べた事がない。

でも母親と父親は
結構おいしく食べていた。
オイシイ(´~`)モグモグ

特に
この馬刺しに会うのが日本酒らしく
いつも以上に日本酒を飲んでた。

この頃の
父親と母親のお酒の量は
2人で1晩に日本酒一升空けてしまう。
うぃー~~~~~(/ ̄□)/~(酒)


でも
この時の日本酒の量は
二升目に入ってた。

この様子を見て俺は
「今日のお酒の量は
何かずいぶん飲むな~」
なんとなくそう感じてた。

しかし今考えると
とてつもない量だ。


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【ヒトデ】





ある日
父親が仕事帰りに
ヒトデを乾燥させた物を
おみやげにもって来てくれた。
ヾ(*´∀`*)ノ


このヒトデを乾燥させた物は
会社に来たお客さんに貰ったと言ってた。

でも
普通こんな珍品食材
中国でないと手に入らない食材というのは
この頃何となく知っていた。

そのお客さんは
きっと中国に行った時の
お土産として持ってきたのだろうと思った。

しかし俺は
このヒトデと言う生物は
テレビで見た事があった。

この時テレビで見た感想は
「ウネウネ動いてて気持ち悪い~」
そう感じてしまい嫌いだった。

そのヒトデが
今俺の目の前にある。
( ;´∀`)ウワ…ー


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【気持ち悪い動き】





俺は
いつものように父親の膝の上に乗り
乾燥させられたヒトデを眺めてた。
(´Д`)キモイ~

そして
父親がそのヒトデをお箸で切って
俺に食べさせようとする。

でも俺は
テレビでヒトデの動きを見てしまい
大嫌いだったから
「食べたく無い!」と嫌がった。

そしたら父親が
「ヒトデって脳が無いから何も考えられず
襲ってくる事ないから大丈夫だよ」
そう言ってきた。

しかし
俺が食べたくない理由は
そう言う事じゃなく
動きが嫌な物だから嫌だった。

その後俺は
ヒトデを食べるのが嫌すぎて
後ろを振り向き父親に抱き着いてしまい
「ヤダ!」と言って食べようとしなかった。

その俺の姿を見た父親は
やっとヒトデを食べさす事を諦めてくれて
他の物を食べさせてくれる事になった。
( ´ー`)フゥー...


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【クジラの肉】





ある日
父親が仕事帰りに
くじらの刺身を
おみやげにもって来てくれた。
ヾ(*´∀`*)ノ


このくじらの刺身は
会社に来たお客さんに貰ったと言ってた。

でも
普通こんな珍品食材
滅多に手に入らない食材というのは
この頃何となく知っていた。

その
お客さんもどこから手に入れて来たのか
全く謎の多い出所不明の食材だった。


俺は
「また父親がゲテモノを持ってきたな」
そう感じて食べるのが怖かった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

でも俺は
くじらをテレビで見た時は
特に怖いイメージが無く
何も抵抗が無かった。


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【必要のない食材】





いつも通り俺は
父親の膝の上に乗って
おみやげのくじらを
食べさせてもらう事にした。

そして
父親に一口食べさせて貰ったら
凄くマズい!

それは
俺の大っ嫌いな
レバーと同じ味がしたからだった!

俺は
この瞬間クジラの肉も大っ嫌いになった!
_| ̄|○、;'.・ オェェェェェ


父親は
「滅多に食べられない貴重な物なのに
今食べないともったいないぞ」
そう言ってた。

でも
レバーの味がして
どうしても食べたく無かった。
ヾ(≧Д≦)ノヤダヤダ

このとき俺は
「食べなくても死なない物は
人間が食べる物じゃないんだ」
そう強く感じてしまった。

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