「猛毒醤油工場」

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【バスの臭い】





6歳の時
キッコーマンの醤油工場に
社会科見学に行って来た。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

社会科見学は
日帰りで行われ
お弁当と水筒を持参した。
(´∀`*)ウフフ

当日
母親が作ったお弁当と
水筒に麦茶を入れて
学校の校庭に集まる。

すると移動用のバスが来て
みんなで順番に乗り込むと
バスの中の臭いがもわとして
もうここで気分悪くなってしまう。

当時の俺は
車やバスの中の臭いが嫌いで
窓を開けてないと耐えられず
スグ気分悪くなってしまった。

しかしこの観光バスは
窓を開けられる仕様になってて
席につくと速攻窓を開け
バスの中を換気した。


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【草原到着】





この時みんなも
一斉に窓を開けてたので
きっと全員バスの臭いが
嫌いだったと思う。

そして走り出し
高速道路に入ると排気ガスが凄く
窓を閉めるように言われ
渋々窓を閉めた。
(´・_・`)ショボン

でも俺は
排気ガスの臭いの方が
バスの中の臭いより好きで
窓を開けっぱなしの方が良かった。

そしてしばらくすると
気分悪くなって吐く子が数人出て
先生の指示で少しだけ窓を
開けて良い事になり生き返った!

そのままバスに乗り
目的地に到着するとそこには
工場と思えないほど
大きな草原が広がってる!

しかし小高い草原の山の上に
工場らしき建物があり
駐車場から1本の道あるだけの
何もない場所だった。

我々は
その道をテクテク歩いて工場に行き
リュックを一か所にまとめて
工場内に入って行った。
(∩´∀`)∩


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【無人生産】





その工場内は
辺り一面真っ白で清潔感があり
まさに無菌状態な感じの
漫画で見た研究所みたいだった。

そして我々は
見学用に作られた専用の道を
ゾロゾロ列になって歩き出す。
(´∀`*)ウフフ

そのまま歩いて行くと
ガラス越しに醤油生産ラインが見え
色々な専用作業機械が動いてて
大量の醤油が生産されてた。

俺は
この生産ラインの機械の動きが
凄く気分良く感じてしまし
完全に心奪われて見入ってしまう。

しかしすぐに移動させられて
もっとずっと見てたかったのに
凄く残念な気持ちになった。

その後ふと我に返ると
そう言えば人間が工場内で
全く働いてない事に気が付き
生産が全自動なのかなと感じた。
( *゚ェ゚))フムフム

この事が不思議でならない俺は
案内してる会社のお姉さんに
「ここ人間が働いてないの?」
そう聞いてみた。


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【偽物の香り】





するとお姉さんは
「きちんと人が働いてるけど
別の場所で機械の動きを
監視する役目なの」と答えた。

この時俺は
「思った通り全部機械が作り
人間が必要ないんだ」と思った。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ

その話を聞いた俺は
テレビで見た木製の樽で作る
本物の手作り醤油と違いこの醤油は
金属の味がする偽物だと感じた。

更に我々が歩いて行くと
醤油の凄い良い香りがしてきて
あまりの良い香りに
醤油を飲んでみたい気分になる。

この良い香りが充満してた場所は
大きな金属製の醤油樽がある場所で
遥か彼方までズラッと並び
偽物を大量生産してるのが解った。

この凄く良い香りの場所で俺は
醤油の味見が出来と勝手に思い
ワクワクして待ってたら
そのまま移動してしまった。

そこで先生に
「醤油飲んでみたい」と言うと
「バカね!醤油飲んだら死ぬよ!」
そう言われビックリされた。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


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【母親のお迎え】





その後我々は
醤油工場の見学が終わり
帰りにお醤油1本をもらって
お弁当を食べる事にした。

この時先生が俺の所に来て
「この醤油絶対飲んじゃダメよ!」
そう念を押されてしまい
美味しそうな醤油を飲めなかった。

お弁当を食べ終わった我々は
凄く広い草原でしばらく遊び
学校に帰るためバスに乗り込む。
( ´ー`)フゥー...

バスの中でバスガイドさんが
ずっと歌を歌ってくれたせいで
みんな眠くなってしまい
俺もずっと寝てしまってた。

しかし地元に近ずくと
強制的に先生に起こされて
帰りの支度をさせられた。

そして到着すると
真っ暗な夜の中母親が待ってて
一緒に帰る時「醤油飲むなと
先生言われた」と愚痴ってしまう。
(*`ェ´*)プンプン

すると母親は
「当たり前でしょ!」
「絶対そんな事しちゃダメ!」と
またビックリされてしまった。

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