「毎日一人旅」

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【巡回コース】





8歳の時
学校から帰ると宿題もやらずに
スグ遊びに行ってた。
\( 'ω')/

この時の俺は
友達がいないから1人で家を出て
街中をぶらぶらしてる。
(´∀`*)ウフフ

それは
家に玩具が全然なくて
1人で遊ぶと退屈で
凄くつまらなかったから。

毎日こんな事をしてた俺は
本屋とか玩具屋とか文房部屋とか
巡回ルートが出来てしまい
毎回同じ所に通ってる。

本屋に行くと
何時間も立ち読みしてしまい
1人でゲラゲラ笑ってて
店員に呆れられてた。

玩具屋に行くと
ずっと欲しい物を眺めて
店員に見られてる事など気にせず
いつか買おうとワクワクしてた。

文房具屋に行くと
匂いが付いてる文房具を探し
クンクン匂いをかいで
安い物なら買ってた。


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【流行りに乗れず】





俺は
1番最初に行く場所は
いつも本屋と決まってる。
ウフフ♪(。-艸・。)

本屋に行くと
子供用の雑誌がたくさんあり
その漫画を読むのが楽しくて
毎日通い詰めてしまう。

特に大好きな漫画は
コミックボンボンと
コロコロコミックと言う
子供用の雑誌だった。

当時のコミックボンボンは
プラモ京志郎やダグラムや
イデオンやスパットマンX等々
大人気になる漫画が掲載されてた。

しかも創刊したばかりの雑誌で
クラスでこの雑誌を知ってたのは
俺だけだったから
全然漫画の話題に入れなかった。

コロコロコミックは
ゲームセンター嵐や
ドラえもんや仮面ライダー等々
大人気の漫画が掲載されてた。

しかし俺は
コミックボンボンの方が好きで
いつまでたっても話題に入れず
完全に珍獣扱いされてた。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


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【常連さん】





玩具屋に行くと
真っ先この店の最高級の玩具
ラジコンカーの「バギー」を
見に行ってた。

しかし値段が1万円位する物で
俺のお小遣いで買う事なんて出来ず
当然親にねだっても買って貰えず
毎日眺めてるだけだった。
( ゚д゚)ホスィ

でも誕生日
欲しい玩具1つ買ってくれると
母親が言ってくれたので
一緒に玩具屋に行ってみた!

するといつも眺めてるバギーの横に
上位機種の「ザ・ウィンチ」と言う
最新式ジープのラジコンがあり
そっちの方が欲しくなった。
(☆ω☆)キュピーン

そして俺は
即「これが欲しい!」と言うと
母親が「もう決めてたの?」と
不思議そうな顔をしてた。

この会話を聴いた店員が
「毎日眺めてるもんね」と言い
母親の顔が真っ赤になってた。

母親は
この時凄く恥ずかしかったせいか
「何も買ってあげてないようで
恥ずかしいじゃない!」と怒ってた。


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【筆箱】





俺は
本屋とおもちゃ屋に行った後
時間が余ったら
文房具屋に寄ってた。

当時のクラスの子達は
多機能型のゴッツイ筆箱を使用し
みんな色々な機能を自慢してる。

しかし俺は
機能よりデザインが好きだったので
カンペンと言うアルミで出来た箱に
イデオンが描かれた物を使ってた。

でもある日
パソコンのキーボードの形をして
キーの部分が凸凹に作られてる
面白いカンペンを見つけた。

なので俺は
母親に文房具を買うお金をもらい
このカンペンを買ってきた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

そして次の日
キーボード型のカンペンを
学校に持っていき
完全に自己満足に浸ってた。

でもみんな
キーボードを押したかったようで
カンペンの凸凹を触りまくられ
なぜか大人気になれた!
ヾ(*´∀`*)ノ

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