「愛情クラブ」
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小説
【新設クラブ】
9歳の時
新しく新設されたクラブの
鉄道模型クラブに入った。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
このクラブは
鉄道模型でジオラマを作り
みんなで走らせて遊ぶ
愉快なクラブだった。
しかし新設する時
先生達にに猛反対されて
設立できない危機的状況だった。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
しかし
このクラブの顧問の石川先生が
設立条件の8人集めて
クラブ活動費も半分自腹にした。
そして
やっとクラブとして認められ
何とか設立できたのだった。
当然俺は
鉄道模型が大好きだから
このクラブに早速入る。
でも入ったばかりの初日に
突然鉄道模型で遊ぶ事が出来ず
何も準備されて無い状態で
とりあえずみんな集まった。
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【時間つぶし】
クラブ開始の日に我々は
鉄道模型をいつ準備するのか
先生に聞いてみた。
すると
「活動費をもらえるのが来月だから
そのお金貰ったら買って来るよ」
そう答えてくれた。
なので我々は
クラブが設立した4月中は
何もない状態で活動しないとならず
行く度にヒマになる事が解った。
なので
みんなで模型雑誌を持ち合い
読み回して時間を潰す事にする。
(´∀`*)ウフフ
その雑誌には
色々な鉄道模型の写真があり
ジオラマも載ってた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
俺は
その雑誌を見て目を輝かせ
早くこんなジオラマを作って
鉄道模型で遊びたいと感じた。
みんなが持ち寄った
鉄道模型雑誌のかなに
鉄道模型カタログがあり
模型の値段が書いてある。
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【構想】
鉄道模型のカタログで
値段を確認してみたら
電車1両が3000円位して
とてつもなく高い。
でも俺は
お金を先生が出してくれるので
値段の事が気にならなかった。
ウフフ♪(。-艸・。)
クラブ活動中
みんなで鉄道模型雑誌を見てたら
みんなだんだん自分だけの
ジオラマ構想を立てはじめた。
そのジオラマ構想は
みんな値段度外視で立案し
壮大なジオラマを想像した。
ヾ(*´∀`*)ノ
そのジオラマの大きさは
みんな4畳くらいの部屋を
丸々使い切るほどの大きさで
凄く夢がある構想だった。
それは
山があり谷があり川があり
その先に都会が広がって
街中を電車が走るものだった。
そしてみんなで
構想したジオラマを描いて
先生に「これを作りたい!」と
提案しに行く。
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【お金と現実】
その構想図を見た先生は
「こんな大きなジオラマ
予算的に無理だよ」と言い
全部却下してしまう。
そこで先生に
「予算内で作れるジオラマって
どんなジオラマなの?」
そう聞いてみた。
すると黒板に書き始め
小さい円を描き
その中心に向かって
レールが1本伸びてる形。
そして先生は
「これ位の線路コースで
2人用テーブルの大きさだな」
そう言って来た。
当然先生に我々は
「ジオラマ小さい~」と
苦情を言ったが聞きいてもらえず
この大きさで納得するしかない。
どうやら先生も
既に鉄道模型のカタログを見て
予算内で治まるコースを
自分の中で決めてたようだった。
この時我々は
壮大な鉄道模型ロマンが砕かれ
お金と現実を痛感してしまった。
(´・д・`)ショボーン
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【格の違い】
雑誌を見て俺は
鉄道模型を先生が買って来るまで
ジオラマの作り方の勉強をしてた。
(*´-∀-)フフフッ
すると鉄道オタクの先輩が
みんなに聞かせたい物があると
ラジカセを持ってきてた。
( *゚Д゚))フムフム
そしてみんなで集まり
そのラジカセを再生すると
電車が走ってる音が
永遠に流れてるだけだった。
しばらく聞いてると
駅に到着したようで
駅の様子の音だけ流れる。
俺は
何か凄くつまらないと感じたが
オタクの先輩は
完全にこの音に酔いしれてた。
この状況を見た俺は
鉄道好きのレベルが違いすぎて
ついて行けるか心配になった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そして翌月になり
先生がやっと鉄道模型を
買って来てくれて
ジオラマを制作できる事になった!