「情熱クラブ」
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小説
【新クラブ】
9歳の時
先生が鉄道模型クラブを
新しく作ると言うので
入ってみる事にした。
この先生は
「石川先生」と言う人で
他のクラスの先生だった。
しかし俺は
鉄道模型が好きだったので
鉄道模型クラブを作ると言う
噂を聞きつけられた。
そこで石川先生の所に
鉄道模型クラブは
いつできるのか聞きに行った。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
すると
新しいクラブを作る事は
もう校長に言ってあり
次の職員会議で決めると言う。
この返事を聞いた俺は
凄く楽しみになってしまい
早く鉄道模型を触って
遊びたくなってしまった。
そして
放課後に職員会議が行われ
翌日結果を聞きに行った。
(´∀`*)ウフフ
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【鉄道模型の印象】
すると石川先生の返答は
「鉄道模型なんてお遊びだ」
そう先生達に言われ
猛反対されたらしい。
それにクラブを作ると
学校の予算を使うので
「玩具を買う資金にしたくない」
そう言われたみたいだった。
しかし石川先生は
鉄道が大好きで
なんとしてもクラブを作ると
情熱を燃やしてた。
なので次の職員会議で
大人がたしなむ
立派な芸術だと説明し
納得してもらうと言う。
この時俺は
「先生達にとって鉄道模型は
子供の玩具に見えるのか」
そう感じて残念だった。
しかも先生達は
鉄道模型の精密な作りや
値段の高さが解ってない。
o(*`ω´*)oフンガフンガ
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【設立条件】
この話を聞いた俺も
鉄道模型が子供の玩具と
バカにされた事に対して
ムカついてしまった。
なので石川先生には
次の職員会議で頑張って
他の先生を納得させてほしいと
応援する事にした。
そして次の職員会議
石川先生が雑誌や模型の設計図や
ジオラマの写真を用意して
職員会議に向かった。
翌日俺は
早速石川先生の所に行き
鉄道模型クラブ設立できるか
ワクワクしながら聞きに行った。
しかしその返答は
「みんな頭が固くて
大人の芸術を解ってくれない」
そう答えてきた。
でも先生達に
「鉄道模型クラブを作りたいなら
クラブ成立人数の8人揃えてみ」
こう言われたようだった。
なので俺も
クラブのメンバーを8人集める為
クラスの子達を勧誘する事にした。
o(*`ω´*)oヤルゾ‼
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【勧誘】
この日から俺は
鉄道模型クラブを作る為
クラスの子達を勧誘しまくった。
しかしクラスの子達は
みんな電車に興味がなく
鉄道模型クラブに行かないと言う。
(´・д・`)ショボーン
でも1人だけ
鉄道模型が好きな子がいて
その子1人だけ勧誘できた。
ヾ(*´∀`*)ノ
他の同級生にも声をかけたが
結局その子1人しか勧誘できず
仕方ないので俺は
上級生の所に行ってみた。
上級生の中に
下級生に優しくしてくれる
リーダー格の子がいた。
その子に俺は
鉄道模型クラブの事を話すと
とある子を紹介してくれた。
その子は
もの凄い鉄道オタクの子らしく
東京を走る電車の駅名を
全部言えるほどの人だった。
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【目標人数達成】
その子に俺は
鉄道模型クラブの事を話すと
快く入ってくれる事になり
これでやっと2人勧誘できた。
この後俺は
石川先生の所に行き
2人勧誘できたと報告すると
すごく喜んでくれてた。
そして
石川先生の方も
5人勧誘できたといってた。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
この人数を聞いた俺は
「先生と言う立場の影響力は
さすがに凄いな~」と
感心してしまう。
そしてあと1人となった時
鉄道オタクの上級生が
3人勧誘してきてくれた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
しかもその3人も
凄い鉄道オタクの子で
電車の話意外全く興味がなく
別世界の住人だった。
そして全員で10人になり
次の職員会議で報告し
他の先生を説得できそうだ。
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【低予算クラブ】
石川先生は
次の週の職員会議
8人以上集まった事を
他の先生に報告したはず。
その結果を知りたくて俺は
翌日石川先生の所に行き
ワクワクしながら聞いてみた。
ワクワク♪_( _・∀・)_
すると
なんと!クラブを成立させる事が
承諾されたと教えてくれた!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪♪
でもそれには
更に条件が加えられ
年間のクラブ活動費が
たったの6万円だとの事。
なのでこの予算だと
鉄道模型だけしか買えず
その他のジオラマ材料は
先生の自腹らしい。
しかし俺には
そんなお金の事なんて関係なく
鉄道模型のジオラマの事が
嬉しくて仕方なかった。
そして念願のクラブ
鉄道模型クラブが設立され
石川先生の無茶ぶりクラブが
情熱で開始される事になった。