人を変えたいと思ったことがある人は、多いと思います。
言い方を変えれば、相手をコントロールしたくなったことがある、ということです。
確かに、人を抑え込む方法は存在します。
正論でねじ伏せる、立場を使う、罪悪感を刺激する。
一時的には、相手は言うことを聞くかもしれません。
でも、その方法で得られる関係性は、どこか苦しいものになります。
相手は萎縮し、自分も無意識に緊張し続けるからです。
もっと確実に現実が変わっていく方法があります。
それが、人の良い部分にフォーカスするということです。
人は、自分がどう見られているかを、言葉以上に敏感に感じ取っています。
期待されているのか、否定されているのか?
信頼されているのか、疑われているのか?
そして、その「見られ方」に沿うように、無意識に振る舞いを変えていきます。
たとえば夫婦関係。
妻のここが嫌だ、あれが気に入らない、と欠点ばかりを見ていると、
不思議なほど、その部分が強調された現実が続いていきます。
逆に、
いてくれて助かっている
この人なりに頑張っている
この部分は本当にありがたい
そうした視点を向け始めると、相手の振る舞いが少しずつ変わっていきます。
これは「我慢」でも「自分を抑える」でもありません。
現実を動かしている視点を、変えているだけです。
人は、自分がフォーカスしているものに導かれていきます。
相手の欠点に焦点を当てれば、その欠点が育ちます。
相手の良さに焦点を当てれば、その良さが表に出てきます。
誰かを変えようとしなくていい。
操作もしなくていい。
ただ、どこを見ているかを変えるだけです。
人間関係がうまくいかないとき、
相手をどう扱うかよりも先に、
自分が相手をどう見ているかを、見直してみてください。
そこから、関係性は自然と動き出します。