【心か血か】

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コラム
 今までに、ほんの一瞬でも親子間の血の
 つながりを疑ったことはあるだろうか?
 私は、ほんの数秒だったがある。そんな
 ことは有り得ないとすぐに打ち消したが。
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 私の血液型はO型だと子供の頃から親に
 言われるままに信じ、半世紀近く生きて
 きた。それが三年前、人間ドック受診の
 際、あっさり誤りだったと判明したのだ。
 前年分のカルテにB型と記載されており、
 間違っていると指摘したところ、そんな
 ことはない、何ならこの場で確認しよう
 と言われ、血液反応薬?で検査をすると、
 残念ながらB型の薬に反応したのだった。
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 私が生まれた時代の産院では、血液型の
 間違いは珍しくなかったそうで、それは
 まあいいが、そうなると、根本の土台が
 違っているのだから、これまでの占いは
 全て間違っていたということになるでは
 ないか。それに「血液型はO型(大型)、
 身体は小型」というキャッチフレーズも
 使えなくなる。人気お笑い芸人だったら
 「親に騙されてました」と記者会見でも
 したいところだ。少しはネタにもなろう。
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 こんな具合に、自分の中では殆ど笑って
 済ませていたが、ほんの一瞬、親子間の
 血のつながりを疑ったのも事実ではある。
 頭の中で親の血液型を思い巡らせ、その
 組み合わせからB型の子供が生まれるか
 考えてみた。幸い、組み合わせとしては
 ありだったし、第一、父とは背格好やら
 健康状態が、母とは性格が、あまりにも
 似過ぎているので、冷静に考えてみれば、
 端から疑う余地のないことだったのだが。
 それに、手前味噌だが、高ストレス者が
 が多い血液型の第一位がB型だと聞けば、
 自分の血液型がB型だというのも頷ける。
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 こうして、私の疑惑はあっさり晴れたが、
 この時、こうも考えた。「そもそももう
 半世紀近く親子でいて今更血のつながり
 などはどうでもいい」、この考え方には
 賛否両論あると思うし、もっと若ければ
 複雑な気持ちにもなったかも知れないが、
 そこは年の功なのかも知れない。まさか
 自分が大人になるとは想像もしなかった
 のに、今では、綾小路きみまろがイジリ
 まくるところの立派な「中高年」なのだ。
 だが、私自身には、その自覚は全くない。
 その上、父が昔浮気してたかも知れない、
 という疑惑を母から聞かされても、特に
 何も感じなくなっている。カウンセラー
 としての「無条件の受容」なのか私には
 分からないが、腹も立たないし軽蔑する
 気にもならない。どうもカウンセリング
 を学び始めてからの私は、以前に比べて
 荒い感情が湧くことがなくなったらしい。
 どうも話が横道に逸れてしまったようだ。
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 今回話した私の心理状態も、十分今後の
 研究対象になりそうである。研鑽すべし。
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 御閲覧、心より感謝申し上げます。
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