会社では教えてくれない営業術 144 上に立つからこそ、素直にありがとうですよね!

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ビジネス・マーケティング
今日もご覧いただきありがとうございます。
営業トレーナー&アンガーマネジメントコンサルタント
Office M & Rの坂山一哉です。

今日は上司だからこそ
素直にありがとうって言ってほしいな!っていうお話です。

上司になったら、メンバーのみなさんは結構気を使います。
気を使わなくてええよ!って言っても、気を使ってくれます。

でもそれが日にちが経つにつれて当たり前って思ってしまうのです。


上司ともなれば、色々と指示も出します。
当然その指示は、会社にとって大事な指示でしょう。

それをきっちりとメンバーに実施してもらわなければいけません。

でも私が上司になる前の課長時代、こんなことがありました。

下記は当時の上司との会話です。
私 「所長、おっしゃっていたこと、これでよろしいでしょうか?」
上司「ちょっと違うねん。私が事前に確認したのとは違う。」
私 「えっ! でも色々と調べたらこうなったんですけど」
上司「でもな、私がやったのと違うねん。私がやったのはこういう結果やん。」
私 「でもネットでもこういうやり方で!って載ってますよ」
上司「そうかもしれんけどこっちやろ」

この会話、どう思われますか?
私は正直に言うと
そう思うんやったら初めから私に頼まないで
自分でしてくださいよ!って言いたかったです。


でもこれが言えない!
言ったらどうなるか?ってメンバーは考えてしまうのです。


では上司はどうか?
多分ですが、上司はメンバーに指示したことを纏めて
さらに上に報告しなければいけないのかもしれません。

その報告が間違っていたら大変なことになる。
そう思っているかもしれません。


でもね。
私に指示を出したと言うことは、私に依頼したと言うことですよね。

その依頼事は誰のためにしているの?
そう、上司のためですよね。


であれば、上司が出した答えと違っていたとしても
まずは「ありがとう!」ではないでしょうか?

それを頭ごなしに違うねん!って言われても
こっちは本当にやる気を失くしてしまいます。


こういう時はやはり、
「ありがとう、助かるわ。
 でさ念のために俺もやってみたんやけど
 俺のとちょっと違うところがあるねん。
 一緒に考えてくれへんか」
って言ってあげるべきですよね。


メンバーをやる気にさせるのも上司。
やる気をなくさせるのも上司。


それだけ重責だけど、
だから面白いんですよね。
よい組織を作ってくださいね。


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