ギフテッド2Eについて考える

ギフテッド2Eについて考える

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コラム

―才能と困りごとが同じ子の中にある―

ギフテッド2Eとは、高い知的能力や強い興味、深い思考力を持ちながら、同時に発達特性や学習上の困難をあわせ持つ子どもたちのことです。

2Eとは、Twice-Exceptional の略で、「二重に特別な」という意味があります。

たとえば、難しい本を読める。大人顔負けの発言をする。好きな分野には何時間でも没頭する。けれど、忘れ物が多い。提出物が出せない。字を書くのが苦手。集団行動で疲れてしまう。予定変更で崩れてしまう。

このように、ギフテッド2Eの子は「できること」と「できないこと」の差が大きくなりやすいのです。

周囲から見ると、とても誤解されやすい子です。

「頭がいいなら、ちゃんとできるはず」

「分かっているなら、なぜやらないの」

「好きなことだけやっている」

そう言われることがあります。

しかし本人の中では、決して楽をしているわけではありません。頭では分かっているのに、手が追いつかない。やりたい気持ちはあるのに、始め方が分からない。理解はできるのに、学校のやり方では力が出せない。

このギャップこそが、2Eの苦しさです。

ギフテッド2Eの子に必要なのは、才能だけを見ることでも、困りごとだけを見ることでもありません。両方を見ることです。

高い能力があるなら、その力を伸ばす。苦手があるなら、叱るのではなく支える。書くのが苦手ならタイピングを使う。予定変更が苦手なら見通しを示す。忘れ物が多いならチェックリストを使う。

私は、ギフテッド2Eの子どもを「できるのにできない子」と責めるのではなく、「力の出し方がまだ合っていない子」と見るべきだと考えています。才能と困難が同居している子だからこそ、その子に合った環境を整えることが何より大切なのです。
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