非認知能力って何?

非認知能力って何?

記事
コラム
非認知能力とは、テストの点数や偏差値のように数字では測りにくいけれど、子どもが生きていくうえでとても大切になる力のことです。
たとえば、最後までやってみる力。
失敗しても立ち直る力。
自分の気持ちを整える力。
人と協力する力。
相手の気持ちを想像する力。
自分で考えて行動する力。
困ったときに助けを求める力。
こうした力は、国語や算数の点数のように、すぐに結果として見えるものではありません。
しかし、子どもが学び続けたり、人と関わったり、自分の人生を前に進めたりするうえで、土台になる力です。
この非認知能力は、今、さまざまな教育の場で重視されています。
たとえば文部科学省の学習指導要領では、「生きる力」という考え方が大切にされています。
学校で学んだことが、子どもの将来や社会での生活につながるように、知識だけでなく、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力を育てることが示されています。
また、幼児教育でも、遊びや生活を通して「生きる力の基礎」を育てることが重視されています。幼稚園教育要領では、幼稚園生活を通して、義務教育以降の土台となる力を育てることが示されています。
さらに、OECDも「社会情動的スキル」として、自己コントロール、ストレスへの耐性、協力性、社交性、好奇心などを重視しています。これらは、健康、幸福感、学業成績、仕事での成果にも関係する力として扱われています。
つまり、非認知能力は一部の教育者だけが言っている流行語ではありません。
日本の学校教育、幼児教育、国際的な教育研究の中でも、これからの子どもたちに必要な力として注目されているのです。
ただし、ここで大切なのは、非認知能力を「我慢する力」だけだと考えないことです。
非認知能力という言葉が広がると、「つらくても耐える子」「大人の言うことを聞く子」「集団に合わせられる子」がよい子だと受け取られてしまうことがあります。
でも、本当に大切なのは、子どもが自分の心を無視してまで我慢することではありません。
自分の限界に気づく力。
つらいときに助けを求める力。
安心できる場所を選ぶ力。
自分に合った方法を探す力。
これらも、とても大切な非認知能力です。
不登校や発達特性、ギフテッド、2E傾向のあるお子さんの場合、「みんなと同じようにできない」ことだけを見てしまうと、その子の力を見落としてしまうことがあります。
学校に行けない日があっても、深く考える力があるかもしれません。
集団が苦手でも、人の気持ちを敏感に感じ取る力があるかもしれません。
決められた課題には向かえなくても、好きなことには驚くほど集中できるかもしれません。
非認知能力は、叱って無理やり育てるものではありません。
安心できる関係の中で、少しずつ育つものです。
子どもが「自分はここにいていい」と思えること。
失敗しても見捨てられないと感じること。
自分の気持ちを言葉にしても否定されないこと。
そのような環境の中で、子どもは少しずつ、自分を信じる力、人と関わる力、前に進む力を育てていきます。
非認知能力とは、子どもを大人の都合に合わせる力ではありません。
その子が、その子らしく生きていくための力です。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら