ビッグモーターの不正から始まり次から次へ堰を切ったように出てくる疑惑。経営陣は必死に会社ぐるみではないとか、自分の指示ではないとか言っているけれど、一つ一つに指示を出していなくてもそういう企業文化を形成している責任が経営者にはある。無言の圧力は直接の指示ではなくてもやっている方は社長の指示、会社の指示だともってやっている。それを結果的に黙認していたのであればそれを他責にする権利は経営者には無い。
残念ながら私の勤め先の経営者も全くの他責体質。詳しいことは書けないけれど、役員が負うべき責任を、「会社はみんなでやっているのだからみんなの責任なんだ。」とか一見良いことを言っているようで、それは自分の非を認めていないだけだと私は厳しく指摘している。(陰口ではなく、面と向かって「その考え方はズルいです。」と言っていますのでその点は誤解なきようお願いします。)
会社の指示や方針に唯々諾々と従っている社員にも問題があるとする指摘も尤もなことだけれども、「ちょっと変だけど上が言っているから仕方がない。」という行動を一度も取ったことない人はいるのだろうか?圧倒的な力の前にはそれが正しいと思い込むようにして、会社のせいにしてそれに従うことは多かれ少なかれ誰にでもある。そのちょっと変な指示が「すごく変」ではなかったというのはラッキーなだけだ。その人の実力ではない。紙一重だと思っていく方が良い。
責任の大半は上層部にあるとはいえ、大スキャンダルを起こした会社に居たというだけで、特に田舎ではレッテルを貼られてしまう。私がかつて在籍していた会社も大スキャンダルを起こした。私はそれよりも10年弱前に退職していたのだけど、それでも事件に関わっていたのかどうかいまだに疑われることがある。そういう目に遭いたくなければ上からの指示でもダメなものはダメときちんと言い続けるか、その組織には自ら別れを告げるか、その判断は個人の責任だ。