心理的安全性について(第6回)

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ビジネス・マーケティング
(昨日の続きです)

『経営者は現場を見に行かなくてはならないのは正しいのか』

会社か安心して物を言えない環境になっている根本原因は経営層の中にあるケースが多いと私は考えます。多くの場合、彼らに悪気はありません。また重大な局面においては、責任を追うべき立場の人が判断をしなければなりません。そもそも持っている情報の量が違います。断片的な情報による判断とどちらが正確な判断を下せるかは、確率論の上では明らかです。

現場の意見は大切ですし、現場の人間が正確に判断するにも情報は必要です。そのための情報は一部の人が独占するのではなく、共有すべきです。それができている前提でも現場の意見が”常に”正しいというのは非常に偏った考え方です。現場の人から「社長に現場を見ろ」という声もよく聞きますが、経営者が現場にしょっちゅう来たら、今度は「見張られているみたいで嫌だ。」と言い出すに決まっています。情報伝達のシステムが機能していれば、必要な情報は過不足なく経営陣に伝わっているはずです。

「現場を見ろ。」の真意とは現場の情報を的確に把握することであって、経営陣が現場と全く同じ目線で同じことをやれということではありません。時には自らの目で確認することも大切ですが、日常的には現場からの情報がきちんと報告、伝達され、それらの情報を総合的に判断する機能を経営者や管理者が適切に果たす。心理的安全性とはこれを目指すものでもあると私は考えます。経営者は経営者の、現場には現場の役割と機能があります。

(来週に続きます)
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