[伝えるチカラ編] 12.メンタルモデル~話は結論から伝える

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ビジネス・マーケティング
新人研修でも触れましたが、会話を始める時に背景や事情等を長々と説明してしまう人が結構います。悪い報告をする時など自己弁護をしたい気持ちが強いほどそれが出やすくなります。これは遠慮がちに相談事をする時や相手からの質問に答える時に持論の展開から入ることを避ける意味でも気を付けましょう。こちらの話を伝える際には情報の受け手の立場も慮るということです。
テクニカルな面からも考えても、こちらの意図を伝わりやすくするために意識しておきたいことです。周辺状況から話を始めると、聞き手は何の話をしているのかを想像しながらこちらの話を聞いていることになります。この時、脳のリソースを“聞くこと”ではなく“想像すること”に持っていかれてしまいます。反対に伝えたい事や結論から相手に伝えれば、情報の受け手にテーマが先に伝わり、それを理解した状態で話が進みます。頭にメンタルモデルがあるだけでスムーズさは別次元になります。
これはテストの文章問題を解く時のコツとしても知られています。先に設問を読んで「何を聞かれるのか?」のメンタルモデルを作ってから文章を読みなさいというアレです。会話でも同じ技術が使えるというわけです。

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