リスキリングそもそも論(前)

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ビジネス・マーケティング
今日明日は前後編のやや長文です。

社会人が多様な働き方をするために必要な知識や技能を学び直すことを目指して政府が使いだした言葉です。特に「技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶこと」と言います。私の仕事や趣味の特性上、よく耳にもしますし、自分でも実際に使います。

ただ、なんとなく響きが悪い印象があります。私だけの問題かもしれませんが、「キリング」の部分が目立ってしまって、なんだかKILLが目立って聞こえてしまうからなのだと思います。

他にも「またカタカナ言葉かよ」というような批判めいた感想も聞かれます。外来語を使えば賢そうに見える的なことを狙っているのかどうかはともかく、やたらカタカナ言葉を使う癖がある人はいます。何年前だったか“アウフヘーベン”なんて言葉が流行語大賞にノミネートされましたが誰がなんの意味で使ったか覚えている人いますか?あと個人的には“ローンチ”も今ひとつ使う気になれない言葉です。(苦笑)

特にカタカナ言葉の場合は、その中に日本人の魂を籠め切れていないことがあります。そしてそのような手法は一時的な流行で終わってしまうのではないかと思われます。

海外で行われている手法を輸入した時には、その手法などにカタカナ言葉が使われることが多いです。リスキリングも発端は2020年のダボス会議でしから、ある意味当然の帰結なのかもしれません。ただ海外で成功しているからとか、海外で主流だからと言ってそれが日本でそのまま適合するとは限りません。

新渡戸稲造は武士道の定義について、著書の中で欧米人読者ほんの最初のうちは武士道を騎士道やノーブレス・オブリージュなどで言い表して解説をしています。武士道をほかの言葉に置き換えて読者の理解を深めた後で、
『これで元々も意味を示したのだから、これからは原語(武士道)を使用するのを許していただきたい。』
と宣言して、そこからは日本語そのものであるBushidoを使うこととしています。
(明日に続きます)



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