④緊急通報の流れ

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消防車、救急車を要請する事態が生じた時には原則的に管理者または介護職員が通報をします。怪我人、病人がある時には看護師など機能訓練指導員がその対応に当たります。

ただし通勤途上や送迎中の事故や急病の場合は自力で救助を求める可能性が高くなります。自分が通報をする可能性もあることを念頭に入れておきましょう。通報時はコマンドセンターの人の誘導に従って答えていけばOKです。やむを得ない場合を除き、固定電話から通報します。固定電話の方がコマンドセンターでの発信場所の把握がしやすいからです。

通報時に用意しておく情報は
・火事か救急?
・救急事態が発生している場所
→仕事中であれば会社名を言えば大体OK。ただし立ち上げ直後で知名度が低いうちは住所、目印などを聞かれる。(住所は電話から見やすい場所に掲示しておく) 通勤中であれば目印となる建物などを告げるか、信号のある交差点であれば信号機に交差点の名称があるので確認しておく。最初に住所を聞かれるのは、緊急車両をどこから出発させるかを決定し、初動を少しでも早くするためです。

・火事であれば 火元や火の大きさ。けが人の有無。避難行動の様子など。

・救急であれば 
 怪我なのか、病気なのか。
 対象者の氏名、性別、男性(詳細が分からない場合は大体でOK)
 症状をできるだけ詳しく。(いつ怪我や体調不良を訴えたかなども)
 既往症など分かっている場合はそれも伝える。
 新型コロナ対策で発熱や外国渡航歴mマスクの着用有無など関連事項も聞かれます。

・最後に、通報者(あなた)の氏名と連絡先、会社での役割(「社員です」でOK)を聞かれ、建物の前などで緊急車両の誘導を頼まれますのであなた自身または他の誰かが誘導するように手配をします。避難の方法や応急処置など指示が出ることがありますので、それを本人や周りの人に伝えます。これで通報は終わりです。引き続き落ち着いて対応するようにしましょう。

通勤途上や送迎中など、外部で緊急通報を行った場合は、その後すぐに施設にも連絡をし、状況を伝達するとともに必要であれば応援を求めてください。


★このテキストは介護施設向けに構成しています。使用している用語や条件もそれ用となっていますが、一般の業種にも応用は可能です。
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