[聴くチカラ編] 09.仕事のコミュニケーションでは相手との距離感はキープ!

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ビジネス・マーケティング
しかしながら相手の感情に深入りしすぎると客観的なコミュニケーションが難しくなります。例えば相手の辛い想いを聴いている時、つい「よく分かるよ。」と相槌をしてしまいがちです。でもこれには少しリスクがあります。相手の真意を正しくつかめていない場合には「こいつ、全然分かっていない。」などと負の感情を抱かせてしまうかもしれません。

それ以上に相手への同調が過剰な感情移入を引き起こすことがあります。相手が家族や恋人ならば深く寄り添ってあげたいところですが、ここでの勉強の主題はビジネス上のコミュニケーションです。なるべく客観的なポジションを維持することを意識しましょう。特に私のように人事担当者や一定以上の役職者として話をする時には基本的には会社側の立場で コミュニケーションを進める必要もあります。早いうちにこの手法に馴染んでおきましょう。

簡単な方法として前回のオウム返しに加えて「そんな風に思っているんですね。」と相手の気持ちを確認する返し方を使います。微妙な言い方ですが、これは賛同や同調ではありません。自分の言葉を「聴いてもらえた」という事実を相手に認識させながら感情をプラス側へと導いていきましょう。

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